ハレのちグゥ


出来た理由

「どう?今夜僕の部屋で…」 「いいわよ♪」 「え?」 「聞こえなかった?」 「い、いやよ〜く聞こえた、 じ、じゃ待ってるから…」          ☆       ★      ☆ クライヴは自分の部屋でまんじりともせずに待っていた。 (まさかOKがでるとは… いや出ないだろうとは思ってなかったっていうかその…) ジャングルに来て以来、 女がいなかったので、 今夜ウェダが来るかも… というだけで下半身に力が入ってしまう。 (いかんいかん…そうだシャワーでも浴びて…) 思わず念入りに身体を洗ってしまうクライヴだった。 その後も香水をつけたり、部屋を片付けたりしてしまう。 (早くこないかな…)          ☆       ★      ☆ 夜中に窓を叩くものがいる。 コンコン… クライヴは椅子から飛び起きて、窓に向かう。 ウェダだ。 ドアのほうから回ってきたウェダは鼻歌など歌って上機嫌だった。 「せんせー♪」 ウェダが抱きつく。 (しかしまぁ… えっちに成長したもんだなぁ…) ウェダのグラマーな肢体を受け止めるクライヴ。 キスを交わして、ベッドになだれ込む。 「はぁん…」 クライヴの手がウェダの豊満な胸を揉みしだく。 ブラを外して、先端の突起を指で挟んだ。 「あっ…」 「ここ感じる?」 胸を揉みながら、 硬くなってきた先端に舌を伸ばすクライヴ。 「やっ…あぅ…そこ…」 舌先でころころと転がすように突起をいたぶる。 パチッ… そうしている内に、右手でスカートを外してしまう。 その手で身体の底に触れると、 かすかに湿っていた。 「あ、すこし濡れてるね…」 「やだぁ…先生のえっち…」 また胸を責めだすクライヴ。 こんどは舌で突起を絡めとり、 唇でかるく吸い上げる。 「やだ、先生ハレの小さい頃みたい」 「……」 クライヴはそっちを中断して、キスを始めた。 (ガキと乳の吸い方争ってどうする…) 手を下着の中に突っ込み、 指で割れ目をなぞる。 「…先生ばっかりずるい…」 嬲られているのに飽きたのか、 ウェダはクライヴの服を脱がすと、 背中を手で撫で始めた。          ☆       ★      ☆ 手を下にやると、何か生暖かいものが触れる。 「きゃっ…」 ちょっと驚いたが、 手で握ってみるウェダ。 「これってこんなに大きかったっけ…」 「さぁ…大きくなったんじゃない?」 クライヴは適当に答えると、 指を割れ目に突き入れる。 「あっ…あんっ…」 「そろそろ…いいかな…ってあっ!」 「ん?どうしたの先生?」 何かを思い出したのか、クライヴは机に走って、 引き出しから何か取り出してきた。 「あら、ゴム?」 「いや…やっぱりつけとかないとね…」 「やさしいのね♪」 (ごめん、昔は優しくなくて…) 「ね、早く来て…」          ☆       ★      ☆ 手早くゴムをつけると、 クライヴはウェダに折り重なった。 昔とは比べ物にならないぐらい楽に入っていく。 でも膣内のよさは変わっていなかった。 「はぁん…先生のっ…入ってる…」 ゆっくりと前後に腰を動かしたかと思うと、 早く動かし、そしてまたゆっくりとリズミカルにウェダを突き上げるクライヴ。 「あん…ああっ…ああん…イイ…」 「んっ…」 ドクッ… ゴムの中に放出するクライヴ。 久しぶりだから抑えが効かなかったらしい。 「えと…もう一回…いい?」 「いいわよ♪まだ夜は長いし…」 ウェダはにっこり微笑んだ。          ☆       ★      ☆ それからはハレが寝てる隙に家でしたり、 ハレがいないうちに家に上がり込んだりして、 週2、3回やっていた。 ウェダが嫌がる日もあるので、 いつでもというわけにはいかなかったが。 もちろん全部ゴムつきでだった。 なにせ保健医だからそういう用品を手に入れやすい。 だから… 「え?…妊娠…?」 (うそ…まじで?ちゃんとしたのに…) というのは保健医の本音だっただろう。 だが、これで保健医も観念して、 ウェダと結婚する気になったのだからハッピーエンドだ。          ☆       ★      ☆ 「そう思わんか?ハレ」 「俺は不幸だぞ…」 ふと気が付くとグゥが何かを振り回している。 「おい、そこに持ってる針なんだ?」 「針?…これは…ちんちくりんステッキ」 「……」 「これはたとえばこういうゴム製品に対して…」 ぷすっ 「えっちして子供を作らないなんて自然に反する行為ではないか」 「全部貴様の仕業かーーーーーーーーっ!!!!」 グゥの首を締め上げるハレであった。
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Page written by Eque Somatoya Novels written by Souma Toriya