ハンター×ハンター
クラピカと幻影旅団
昼間でも薄暗い森の中…
一人の男が歩いていた。
青色の帽子と白いシャツを着て、
青いジーンズと旅行カバンといういでたちだ。
「っ…と…ここは少し広いな」
森の中でも少し開けた所に出ると、
男は立ち止まった。
「さてと…尾行ご苦労…でなんで付け回しているか教えてくれるか?」
「…何時から分かっていた?」
金髪の修道僧のような格好をした少年が姿を現わした。
男は飄々とした雰囲気を崩さずに答える。
「質問に質問で答えるのは無礼だが…
街を出た時から」
「無礼は謝る…こちらも答えよう。
幻影旅団のメンバーだな?」
少年がそういうと男の顔つきがガラリと変わる。
「…何時分かった?」
「昨日、風呂は注意して入ったほうが良い」
「…ヘンタイか…」
「…人を殺して目を刳り貫くのは…
ヘンタイ以前だ…」
「目…?
わかったぞ…お前クルタ族だな…
その服に見覚えがある…
で、どうする?殺すのか?」
「貴様の仲間の居場所と目の売り先だ…
それさえ分かれば殺さなくても良い」
感情を抑えながらクラピカが言う。
「…んーとねぇ…仲間?
キミの後ろに一人」
幻影旅団の男がクラピカの後ろを指差す。
「なっ!!」
ガシッ!!
クラピカが振り向くより速く、
小男の振り下ろした棍棒が振り下ろされ、
クラピカは意識を失った。
☆ ★ ☆
「…クルタは狩り尽くしたと思ったがな…」
「ラッキーでしたね…
でも、どうやって赤くするんですか?」
「赤じゃねえよ、緋色だ。
男の場合はちょっと手間が掛かるんだが…
メスでよかったな」
小男の方が怪訝そうな顔をするが、
帽子の方はつまらなさそうに、
「馬鹿、よく見ろ。
そいつはメスだよ。
となると簡単なんだなコレが…」
☆ ★ ☆
旅団のアジトの一つ。
その一室。
クラピカは別に縛られもせずに転がされていた。
「おい、起きろ…」
「……」
クラピカは黙ったままで帽子の男を睨み付けている。
「おうおう…恐いねぇ…
可愛いねえちゃんがそんな恐い顔しちゃ行けないなぁ」
帽子の男がおどけて言う。
「…何かしたのか…?」
「べつに…身体も触ってないし…
脱がしても無いけど…
クスリは射たせてもらった」
「何っ!」
ズクン…
クラピカの身体の奥で何かが蠢き、
性欲の波動を送り込む。
「…あっ!…」
「うんうん、そういうふうに鳴いてもらえれば可愛いよぉ〜」
「…っ…私を怒らせるつもりなら無駄だ…
これ以上一個でも緋の眼を貴様らにくれてやるものか…」
「…うんうん、そのとおりだ。
だけどね、君処女でしょ?
知らないことがあるんだなぁ、この世には」
帽子の男が顔を近づけた。
刹那、クラピカの拳が帽子男に襲い掛かる。
パシ…
しかし拳に勢いはなく、却って帽子男に捕まれてしまった。
「そうそう、筋肉弛緩剤もちょっとブレンドしておいたから、
一週間はまともな力出ないよ。」
チュッ…
掴んだクラピカの手にキスをする帽子男。
「でね、ちょっと欲求不満なお兄さん達が結構いるからさぁ。
おねえちゃんに何とかしてもらおうと思うんだ。
おーい!もういいぞ!」
帽子男が声を掛けると武骨そうな男が数人入室してきた。
☆ ★ ☆
「へへへ…」
男達の手がクラピカのマントを左右に引き裂く。
シャツもズリ上げられ、サラシが破られた。
押さえつけられていた胸が顕になる。
「なかなか大きいなぁ…」
男の手がその胸に触れ、感触を楽しむかの様に揉みしだく。
そのあいだに他の男がズボンを引き降ろして、
下着を破り去った。
金色の毛に軽く包まれた秘所が顔を覗かせる。
「なかなかの上物だぜ…」
男の一人が、クラピカの秘所にむしゃぶり付く。
「…っ…くふっ!!…」
男の舌が割れ目に沿って蠢き、
だんだん登ってきて陰茎を吸い上げる。
「…おねえちゃん声出した方がいいぞ…
ちゃんと感じないと身体にわるいしね」
「…う…うるさい…」
さらに次の男が乳房に顔を近づけ、
乳首を吸う。
手で乳房を揉み、乳首を吸いながら。
舌で乳首を転がす。
「クク…勃って来てるぜ…本当は感じてるんだろ…」
「…ふん…ド下手」
「…まて!殴るな…顔が変形したら楽しくねえだろうが…
お前が下手なのはそのとおりなんだから」
「…兄貴…」
クラピカに殴り掛かろうとした男が
帽子の男に制せられて涙を流す。
「俺は顔を貰うぜ…」
もう一人が顔を掴んで、唇を重ねた。
分厚い舌がクラピカの口内を犯して、
舌と絡み付く。
「…ぷはっ…」
クラピカはその舌を噛み切ろうとするが、力が足りない。
「…本当に力弱ええな…だったら…」
「そうそう、口に突っ込んでやりな、噛み切られるようなことはないからよ」
壁に寄りかかって見物している帽子の男が教える。
「へへへ…頂き…」
顔を責めていた男が自分のモノをつかみ出して、
クラピカの口に突っ込む。
「…くぷっ…」
クラピカの口の中に男の肉棒が突き入れられた。
男は口を膣に見立てて腰を振る。
喉の奥まで肉棒を突き込まれてクラピカは苦しそうに顔を歪めた。
だが、胸や秘所を同時に責められ、しかも薬物の効果もあり、
だんだんと理性が削られていく。
「いいなぁ…こっちもいくぜ…」
秘所にむしゃぶりついていた男が触発されて、
クラピカの腰を掴むとそのまま自分のモノでクラピカを犯す。
「…ふっ…ぷふっ…」
下で男に肉棒を突き入れられる度に、
クラピカの口が震える。
それが口内を犯している肉棒にえもいわれぬ快感を与えた。
「おっ…おおっ…イ、イク…」
イク瞬間に腰を引いたのでクラピカの身体中に精液が掛かった。
☆ ★ ☆
三日後…
まだクラピカは犯されつづけていた。
「おかしいなぁ…クルタの女はイク時に眼が緋色に変化するんだが…
…全員ヘタなのかな?」
「…はぁ…ああっ…」
現在クラピカは二人同時に相手している。
「…うっ…ぷっ…」
一人にバックから犯され、もう一人に今強制フェラをさせられた所だ。
「ううっ…すげぇ…狭くて締付けが…うっ!!」
バックから犯していた男が気絶して倒れる。
「ちっ…役立たず…」
帽子の男が舌打ちをする。
ブチッ…
「ぐわぁあああああっ!!」
突如室内に気持ちの悪い音と、男の悲鳴が鳴り響いた。
強制フェラをしていた男の肉棒が噛み千切られのだ。
帽子の男が驚愕の声を上げる。
「…っててめえ!」
「ぷっ!…弛緩剤の効き目が一週間だって?」
噛み千切った肉塊を吐き出してクラピカが言う。
「それは一般人に対しての効果だな。
薬物訓練も一通りしたんだ…」
バキッ!!
帽子の男が倒れる。
「さてと…たしかこのアジトにはあと4人か…」
服を奪って、倒れているのを縛り上げると、
クラピカは気絶している男に一蹴りいれた。
「このド下手!」
あとがき
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Page written by Eque Somatoya
Novels written by Souma Toriya