ハンター×ハンター
ネオンお嬢様のコレクション
発端はあの日だった。
「ボス…新入りです」
クラピカ、バショウ、センリツ、
ヴェーゼ達が『ボス』に紹介された日。
ネオンはちょっと退屈していたので、
護衛に新人が入ると聞いて、ちょっと興味があった。
(…かっこいい男の人が入らないかなぁ…)
そう考えるネオンに構わず、
ダルツォルネが紹介し始める。
「こっちがバショウです」
(やだぁあ…濃い…)
「こちらがセンリツ」
(…?男かな女かな?ちょっと丸っこくて可愛いけど…)
「こちらはヴェーゼ」
(あ…キレイな女の人…)
「こっちがクラピカです」
(………)
(……やだ……さっきの女の人とは別になんかキレイ…)
(……男かな?女かな?…ううん、どっちでもいいや…)
(……欲しいな…今までのどんなコレクションより……)
(……決めた、絶対私のモノにするんだ…)
ゾクッ…
クラピカは突然悪寒に襲われた。
(なんだろう…この変な悪寒は…)
しかしその日は何もなかった。どちらにも。
☆ ★ ☆
ヨークシンに向かう車の中。
ネオンは仕事の量が多いとゴネていた。
「もしもし、パパ?うん、私、ネオン。
言ったじゃない仕事増やしたらもう辞めるって」
「ん?そう?んじゃあさ、
一つだけお願いが有るんだけど…
え?ダルツォルネに代われって?はい」
電話を代わるダルツォルネ。
「はい、ノストラードさん…え?
…そんな…いやできないことはないですが…
はい…わかりました…はい」
「ふふっ…やったぁ…」
こうしてネオンは共犯を手に入れた。
「じゃ、ダルツォルネさんお願いね」
「はぁ…」
☆ ★ ☆
「おい、クラピカ。配置変更だ」
センリツと一緒にビルの屋上にいたクラピカは、
突然ダルツォルネに呼び出された。
なんでもある有力情報があったとかで、
クラピカをボスの直接護衛に回すことにした。
とダルツォルネは説明した。
(好機か…直接にボスの信任を得ることができれば…
眼を買った連中の情報もえることができるかもしれない)
クラピカはクラピカで色々と考えながら、
ネオンの寝室に向かうのだった。
コンコン…
「ボス、入ります…」
クラピカが許されて入ると、
ネオンが侍女達に囲まれてベッドに座っていた。
クラピカの顔を見た途端ネオンの顔がぱあっと明るくなる。
(…?…一体いまのはどういう反応なのだろうか?)
実はちょっと鈍感なクラピカは、
自分が狙われているということに気付かなかった。
「ね、ね、クラピカ、こっちに来て」
ネオンがベッドの横を叩く。
どうやらそこに座れと言いたいらしい。
「はい、ボス」
しかしクラピカはそれには抵抗があったので、
一応失礼でない距離まで近づくと、一礼した。
「ん〜…ボスだなんて…ネオンって呼んでよぉ…」
「…?…」
ますますクラピカにはわけがわからない。
「ね、ほらココに座って」
またもや自分の横を叩くネオン。
「いえ…しかし…」
「ぶ〜……」
パチッ…
ネオンが指を一つ鳴らす。
すると侍女達がよってたかって、
クラピカをネオンの横に座らせてしまった。
クラピカも実力で彼女達を撥ね飛ばすぐらいはできるのだが、
そんなことをしてボスの侍女をキズつけるわけにも行かない。
結局無抵抗なまま流されてしまった。
「ねぇクラピカぁ〜…」
迫ってくるネオン。
「あ…はい…なんでしょうか…」
顔が近すぎるのでちょっとうろたえ気味なクラピカ。
ネオンの左手がクラピカの腰に回る。
「?」
そして右手がクラピカの後頭部に回って…
「んっ!!!」
いきなりキスされるクラピカ。
吃驚しすぎて抵抗することさえ出来ない。
「ぷは…クラピカの唇って柔らかいんだぁ…」
恍惚感に満たされた目で言うネオン。
「ボ…ボボボボ…ボス…あの…何を…」
「ボスじゃないの、ネ・オ・ン」
ちょっと怒った顔で言うネオン。
だがすぐに気を取り直して今度はクラピカの服を脱がせ始める。
「ネ…ネオンさんちょっと…」
さすがに抵抗しようとするクラピカだが、
何時の間にか近づいていた侍女たちがクラピカを取り押さえていた。
「ふふふ…クラピカって男なの?女なの?すぐにわかるけど…」
そういいながらクラピカの胸のボタンをはずしていくネオン。
(…どうする…?逃げて逃げられないことはないが…
これ以上に条件に合う雇用主がそうそう見つかるとも思えないし…)
(たぶん性別を確かめたかっただけなんだろう、我がままそうだしな)
無理矢理間違っている推論を下して、
とりあえず抵抗しないことにするクラピカ。
(それなら気が済むまで付き合ってあげればいいだろうし
、ボスの信任も早く得られるだろう…)
「♪〜」
プチ…プチ…
実に嬉しそうにボタンを一つづつ外していくネオン。
上半身をはだけると小さいが形のいい盛り上がりが二つ姿を現した。
「ご覧のとおり女です…もういいですか?」
「ん〜…まだだめ…もしかしたら下についてるかもしれないし…」
「ついてません!!」
真っ赤になって言うクラピカ。
「どっちにしても脱がせなきゃ♪」
ネオンはこんどはズボンを脱がせていく。
「どっちにしてもって?」
クラピカは自分の推論が、
実は間違っていたのではないかと少し思い始めた。
けっきょく下着一枚にされるクラピカ。
胸を手で隠そうとするが、
侍女達が手を抑えているのでそれもできない。
「クラピカの身体…キレイ…」
そして最後に残った布をネオンはゆっくりと脱がせていった。
「…やっぱり女の子だったんだ…」
「だから最初からそう言ってます…」
結局全部脱がされてすごく恥ずかしいクラピカ。
せめてもの救いは周りが全員女だということだ。
(これでボスが男ならもしかして身体が目当てなのかな?
とか思うところだが…さすがにそれはないだろう)
自分の魅力を全然把握していないクラピカ。
ネオンは先ほどから襲いたくてうずうずしているのだ。
そしてもともとガマンするということを、
まったく知らないネオンはすぐにそれを行動に移した。
☆ ★ ☆
「クラピカ…」
(あれ?目つきが変だな?)
そうクラピカが思った瞬間ネオンがクラピカの胸に手を這わせる。
「あっ…」
思わず声を出してしまうクラピカ。
ネオンは同性だからこそ熟知している感じる触り方で、
確実にクラピカに快感を与えていく。
「え?え?…あの…ネオンさ…あんっ…」
ネオンが唾でたっぷり濡らした指でクラピカの秘所をまさぐる。
何故か非常になれた手つきでネオンはピカの秘所を愛撫し始めた。
「あっ…ネ…ネオンさん…何を…」
「エヘヘ…クラピカの身体ってエッチなんだね…もう濡れてきたよ…」
「はぁんっ…ネオンさんっ…何を…あっ…し…してるんですか」
「何をって…えっちするんだよ?」
「え?…そんな…女同士で…あんっ…」
首筋にキスしたかと思うと舌を胸まで這わせ始めるネオン。
そして亀裂周辺が濡れてきたことを確認すると、
ネオンは指をゆっくりと沈め始めた。
「ああああっ!!…そんな…あっ…」
快感で脳が麻痺してきて抵抗することを忘れつつあるクラピカ。
「うふふ…感じてるクラピカって可愛い…」
ネオンは突然立ち上がると侍女に自分の服を脱がさせ始めた。
ちゅぽ…
袖を脱ぐために指を引き抜くネオン。
「一本はもう簡単に入っちゃうんだ…じゃあ二本入れてみる?」
返事も聞かずに入れ始めるネオン。
ぬ”ぬ”ぬ”ぬ”…
「あああああああっ…」
第二関節まで折り曲げて、
入れたり出したりを始めるネオン。
「気持ちいい?」
「あっ…は…はい…気持ちいいです…」
クラピカもなんとかこの窮地を脱する方法を考えようとするが
、そのたびにネオンが与える快感が思考を妨げる。
結局一番最初に考えてあった
「直接にボスの信任を得る」
ということだけが頭に残ってしまった。
「ねぇ…クラピカ…私も…」
もう攻ばかりやるのに我慢できなくなったネオン。
クラピカの足を持ち上げると、
クラピカの秘所と自分のを擦り合わせ始めた。
「ああっ…クラピカぁ…気持ちいいよぉ…」
ネオンが腰の動きを早める。
「あっ…あっ…ああああああっ!!!」
「んぅ…あああっ!!!」
ほぼ同時に二人は達した。
☆ ★ ☆
(…結局犯されてしまった…)
クラピカはすこし自分の考え違いを後悔していた。
しかしそれだけのことはあったかもしれない。
あのあとネオンを言いくるめ、
緋の目を買ったらしい人物のリストを入手したのだ。
(あとはこのリストを当たってみるだけだが…)
そうも行かないらしい。
「クラピカさん、ネオン様がお呼びです」
クラピカがネオンの寝室に行くとネオンがいた。
「あのね〜クラピカ〜
今日はちょっと面白いものが手にはいったの〜」
(面白いもの?もしかして…)
侍女の一人が何か持っている。
「ほら〜…超巨大な張り型だよ〜
今日はこれをクラピカに使ってみようと思ってるの〜」
「…え…ええと…遠慮しておきますっ!!」
クラピカは逃げ出した。
「あ〜ん、クラピカ〜待って〜…」
あとがき
戻る
Page written by Eque Somatoya
Novels written by Souma Toriya