魔術師オーフェンはぐれ旅無謀編


キースの治療法

ここはボニーの下宿。 どこにでも有りそうなワンルームの個室である。 「ふぅ…」 しかしその部屋の主人の気分は良くなさそうだった。 栗色の髪を背中に垂らしてピンク色のドレスを着た年の頃は17、8の少女… ボニー=マギーは椅子に座って気だるそうに物思いに耽っている。 突然何を思ったか、 「ああ、気分がわるいですわ」 などと言いながらよろりとよろけた。 「…ここでオーフェン様が居れば完璧ですわね」 床に落ちる寸前でなんとか踏みとどまる。 しかし… ぐらり 「……こんなことをしている暇じゃなさそうですわね、 本気で気分が…」 「ボニー様、それは重病です」 「そうなのですか?キース」 確かに先秒まではボニー以外の人物はこの部屋に居なかった。 銀髪のタキシードの男は突如、ボニーの背後に現れた。キースだ。 しかし突然出てきたキースに、ボニーは驚いた様子も見せない。 「さ…この温度計を。まずはお熱を測りませんと」 「……体温計ではないのですか?」 ボーっとしながら問い返すボニー。 「残念ながら体温計は切らしておりまして… あと湿度計とガイガーメーターなら御座いますが。」 「体温計で良いですわ…。さ、計ってもよろしいですわ」 「はっ、では失礼させていただきます」 そう答えたキースはいきなりボニーを抱え上げると、 ベッドに横たえた。そしてボニーを裏返して、白い手袋をした手でスカートをまくろうとする。 ボニーは頬をほのかに赤らめて(熱の為じゃなく)慌てて両手でスカートを抑えると、 キースに言う。 「…な、なにをするのですか、キース」 「…お熱を測るのはお尻と昔から決まっておりまして…」 平然と答えるキース。 「……仕方有りませんわ…さ、速く」 真っ赤になりながらもベッドにうつ伏せになるボニー。 「は、では失礼をば…」 キースは慣れた手つきでスカートを捲り上げると、 白いパンティの両側から手を差し入れる。 「きゃっ…」 予期していたとは言え、人に臀部を触られて動揺するボニー。 キースはその反応に気付いた風もなく、 パンティをゆっくりとずり下ろす。 手袋の硬質な感触が却って淫靡な神経を刺激する。 「く…ふぅ…」 「おや?どうかされましたかボニー様」 おシリを触られて感じました…なんて言える訳もなく、 真っ赤になって恥辱に耐えつつも、 「…なんでも有りませんわ…続けなさいキース…」 とだけ言うボニー。 彼女のパンティはすでにひざまでずり下ろされ、 形の良い双丘が姿を現わしていた。 「ちょっと見にくいですな…」 ボニーを膝立ちにさせ、腰を高く上げさせる。 「それでは…」 キースは温度計の汚れをタオルで拭き取ると、 その双丘を両手で押し広げた。 指先を駆使して温度計を差し入れる穴を探す。 「…っと、こちらでしょうか?」 右手の指がボニーの秘所に触れた。 温度計を差し入れるためにそこを指で広げようとする。 「ち…違いますキース!」 「…おや?違うのですか?しかし…」 首筋まで真っ赤になって否定するボニー。 それにも関わらずキースは温度計をそこに差し入れた。 ぬる… ガラスで出来た細目の温度計がボニーの亀裂に侵入を果たした。 「はっ…キ…キースゥ…」 「どうも納まりが悪いですね…」 ぐりぐりと温度計で膣内をかき回すキース。 冷たく硬いガラスが膣内を暴れまわる感触が、 まだ未開発のその部分に強烈な刺激となる。 「ああっ…はぁ…はぁ…」 「さぁ、これで大丈夫でしょう あとは三分待つだけですね。」 キースが温度計を体の奥まで突き入れた。 ボニーの息はどうしようもなく荒くなっている。 「キ、キース…抜きなさい…」 ボニーは体内に異物を挿入されていることを、どうしようもなく秘所で感じる。 あまりにも恥ずかしいのでキースに温度計を抜くように促した。 「いけません、ボニー様。今抜いたりすれば体温がきちんと計れません」 「…で、でも…そんなところに…」 「そんなところとはどんな所ですか?」 「…そんなところは…そんなところです…」 「?どうも…良く分かりません。どのようなところでしょうか?」 キースはべつに表情を変えずに問い続ける。 「私の…」 お…と言おうとして真っ赤になって押し黙るボニー。 「…まぁ、よろしいでしょう。どちらにしても三分待ちませんと」 キースはあくまで調子を崩さない。 ☆ ★ ☆ 「三分経ちましたな」 「あっ…」 つっ…と温度計を引き抜くキース。 「…こ…これは…」 「…どうしたのですか?キース…」 温度計の表示を見て顔色を変えるキース。 「15度もお熱があります!!」 「…それは低いのではないですか?」 「…そうかもしれません…これは直ぐに暖めませんと。」 キースはクロゼットに引っ込むと、すぐにピンク色の寝間着一式を持って再来した。 「さ、着替えましょう。ボニー様」 「…そうですわね…」 キースの手がボニーの背中のチャックに掛かり、 ゆっくりとそれを下ろしていく。 中ほどまで降りたころにブラの紐が姿を見せる。 「キース…自分で着替えられますわ」 「いえ、いけません。病人が体力を使うようなことをしては。 ここはわたくしめが…」 そういうと、ボニーの上体を起こして両腕をドレスから引き抜き、 スカートから引っ張って下着のみにするキース。 ブラと膝元までずり下ろされたパンティのみになるボニー。 「……」 秘所があらわになることに気付いて。 ボニーは慌ててパンティをずり上げた。 「さ…こちらを」 キースにネグリジェを着せられ、 布団を掛けられて横になるボニー。 すでに少々頭がボーッとし始めている。 ☆ ★ ☆ 横になって暫くすると、キースがホットミルクを持ってやってきた。 「…温かいものを飲むのが宜しゅう御座います。」 「……そうですわね…」 くぴくぴ… ベッドの上に上体を起こしてホットミルクをすするボニー。 「ボニー様。ところで先ほどからの諸症状を突き合わせて考えますに…」 「…なんですの?…」 「どうやらボニー様はトトカンタ土俗の病であるヘメロモゲラ病に罹った恐れが有るようです」 「…妙な名前の病気ですわね…」 「恐縮です。若い女性のみに見られる珍しい病気で御座います。 …しかも名前の割には重い病症でして…」 「…それでは速く治さなくてはいけませんね。 何か治療法は見つけてきたのですか?」 「はっ、その病気を治す為には男子の精が必要なのです」 「どういう意味ですか?」 「はっ、男子と交わらねばなりません。不肖キース・ロイヤル。 主人の命を救う為なら万難を排してボニー様を…」 そう言いながらボニーに近づくキース。 「…や…やめなさい、キース…」 「駄目です、何よりもお命が大切でしょう、 私としましても婚約者のジェニーを裏切るようで辛いのですが…」 「べ…別に裏切らなくともいいですわ…私も理解のある主人になろうと思ってますの」 熱で混沌とした頭で答えるボニー。 熱で顔が全体的に赤らんでボーっとしている。 「…ああ、ボニー様がそのようなご主人様でさえなければ私にも選択の余地が有ろうというもの。 そのようなご主人様でこそ私は貞操の危機も省みずボニー様の御為に尽くさせて…」 目をつぶりながら両手で天を仰ぐようなポーズを取って言うキース。 ボニーはとりあえず今のうちに逃げようと後ずさる。 「いけません、ボニー様。治療法が如何に画期的であろうと、 それを恐れては医学の発展はなかったのです」 「…だからと言ってあまりに画期的では患者の人権を考慮する必要もあると思いますわ… だからこれは次の機会に譲るとして…」 「失礼いたします」 しかしキースはボニーの発言に答えずに、ベッドにあがって来た。 「…キ…キース…」 キースはボニーの手を取ると、そのまま抱き寄せた。 ベッドに倒れ込む… ☆ ★ ☆ キースが白手袋をした右手がそのままでネグリジェの上から胸をまさぐる。 左手はボニーの手を掴んだままだ。 「ああっ…いけません…キース…そっ…そこはっ…」 ネグリジェの上から乳首を探し当てると、キースはそれを優しく指で転がした。 「はあっ…ああっ…あぅ…」 キースの左手がネグリジェの中に潜り込む。 一気に胸までたくし上げると、白いブラとパンティがあらわになった。 「ボニー様…治療の為です。すこしは我慢なさってください…」 「…だ、だけど…キースが…」 プチ… キースが手袋をしたまま器用にブラを外す。 白い二つの山のような胸が現れた。 頂上にはそこだけピンク色の乳首が一つづつある。 キースが右の乳首を指で責めつつ、 左の乳首を口で含む。 「ふぁっ…」 ビク…ビク…とキースが下で転がすたびにボニーの身体が弾けるように反応する。 「ふむ…どうやら随分と敏感なようですな。 それでは下はどうなのでしょうか」 「はぁっ…はぁ…駄目…キース…そこはだめぇ…」 弱々しく抗議するボニーの声もキースには届かない。 敏感な部分を傷めないように下着を剥ぎ取ると、 塗れ始めているその部分を右手で探る。 「おや?この突起は…」 キースの指が陰茎を発見してそれを転がすように撫でる。 「あっ!!ああっ!!っ…!!そこはぁ…ああっ!!」 ボニーの秘所を充分に堪能すると、 キースは手袋に付着した愛液をボニーに嘗めさせた。 「ボニー様の大事な所が斯様に濡れておりますが…?」 「……」 うっかりそれを嘗めてしまった自分に耳まで真っ赤になって 恥ずかしがるボニー。 「それでは、治療を始めても宜しいでしょうか…?」 「………」 こく… キースはすでにいきり立った自分の一物を取り出すと、 ボニーの入り口にあてがう。 先端を充分に濡らす為にボニーの亀裂に擦り付けるのだが、 ボニーにとってはそれまでもが抑えがたい快感となる。 「ああ…はぁ…はぁ…」 頃合いを見計らって、キースは自分の一物をボニーに突き立てた。 「っ!! はぅ…ああっ!!!」 充分に濡れているとは言え、初めての感覚にボニーは翻弄される。 痛くも気持ちがいい甘酸っぱい感触をボニーは体の奥底で感じていた。 「ボニー様の中は大変具合が宜しいです…では動きますよ…」 「えっ…あっ…あっ…あっ…」 キースがピストン運動を開始する。 キースに突き上げられるたびに、ボニーの体が揺れて、 未曾有の快感が彼女を襲う。 「ああっ…キース…キースっ…」 「はぁ…なんで御座いましょうか…」 「いいっ…とてもいいです!!」 「喜んで頂ければ光栄です」 キースは自分の物の耐久制限が迫ってきていることに気付き、 一層強くボニーに突き入れ始める。 「あっ!!…はん…あっ…ああっ!!」 「うくっ…出ますよ…」 ドクドク… キースはボニーの膣内にみずからの精を解き放った。 ☆ ★ ☆ 「キース♪」 「はっ、何で御座いましょうか」 乱れた体勢のボニーとは違い、 まったく変った様子の無いキースが返事する。 「治療とはこのように気持ちがいいものであったのですね」 「は」 「それでは病気が治るまで毎日行いましょう」 「…は」 「どうかしたのですか?」 「いえ…ところでこの病気ですが、精を下の口で受けるだけでは不十分で、 上の口でも充分に受けなくてはいけません。」 真顔で嘘を言うキース。 「…そうだったのですか。それでは早速それも執り行うことにしましょう。」 「はっ」 この療法は暫く執り行われることになりそうだった。
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Page written by Eque Somatoya Novels written by Souma Toriya