きんぎょ注意報!


民子の海棲動物観察誌2

「…北田さんもあんなナマコをもってるのかしら…」 次郎ちゃんとあんなことがあってから、 ドキドキが止まらない民子。 「あんな風に北田さんに抱かれちゃったりして… 『好きだよ…民子さん』なんて…キャッ、はずらかしい…あら?」 新田舎ノ中の放課後、 妄想に浸りながらふよふよと歩いてた民子が見つけたのは、 生徒会室で一人帳簿をつけている秀ちゃんであった。 「まぁ…あ、そうだわ」 何か思いついたのか民子はそっと校舎に入っていった。          ☆       ★      ☆ 「…やっぱり足りない…」 秀ちゃんが幾ら計算しても、帳簿は赤字だった。 「こんどは一体どこに無駄遣いを押し付けたんだ…」 一つづつ項目を当たっていく。 あのワガママ生徒会長は金持ちの癖に買い物のツケをすぐに生徒会費に回す。 とにかくこういうことを止めてもらわないと… 「いつまでたっても赤字じゃないか〜〜〜!!!」 「キャッ!!!」 カシャッ!!! 「え…?」 後ろを振り返ると、 生徒会のティーセットをお盆に載せた民子が立ちすくんでいた。 「あ、民子さん…ごめん、驚いた?」 「ううん、…その突然大きな声を出すから…」 「…帳簿つけてたらちょっとイライラしちゃって… 本当にゴメン、気が付かなかったから…」 「あ、あの…お仕事大変ですよね、 お茶煎れました、飲んで下さい♪」 「ありがとう、僕も一服いれることにするよ」 ティーカップを口に運ぶ秀ちゃん。 (北田さんとティータイムだなんて…) 「…民子幸せ♪」 「ん?何?」 「え?!その…違います!あの…独り言で…キャッ!!」 「うわっ!!」 慌てて否定しようと、 民子が眼をつぶって手をふったので、 秀ちゃんのティーカップに当たってこぼれてしまった。 熱い琥珀色の液体が秀ちゃんのズボンに染みる。 「熱っ…」 「あっ!!!北田さん…ごめんなさいごめんなさい今…」 急いでポッケからハンカチを取り出して、 秀ちゃんのズボンを拭く民子。 「い、いいってそこは!」 「そういうわけに行きません、拭かせてください!!」 「いやそうじゃなくて…」 ズボンの真ん中辺りが酷く濡れている。 民子はハンカチでそこを重点的に拭くことにした。 ふきふき…ふきふき… (?あの感触がする…あ、そうか北田さんのナマコさん…) あまりに丁寧に拭くので秀ちゃんのアレが反応してしまったのだ。 「もう大丈夫だから拭くのは…」 (見てみたいな…) こしこしこしこし… 「ちょ…ちょっと民子さん!!」 途中から違うことをしていると感づいた秀ちゃんが慌てて椅子から離れる。 ちょっと前かがみだ。 「あ、離れないでください、拭けません」 「ち、近づいちゃダメ!危険だから!」 「…大丈夫です、もう熱くないですよ」 「そうじゃなくて…あぅ」 壁際に追い詰められて、民子にまた拭かれる秀ちゃん。 こしこしこし… 完全にテントが張ってしまう秀ちゃん。 「うう…」 (脱がせよっと♪) 「失礼します♪」 カチャカチャ… 「うわっ…ズボンを脱がさないでっ!!」 「でも脱がないと乾かせませんよ♪」 「じ…自分で脱ぐから…」 後ろを向くと、自分でズボンを脱ぐ秀ちゃん。 「はい」 そしてズボンを手渡そうとしたが、 民子の目は別のところにいっている。 (おっきぃ…シロナガスクジラさんだわ…) 「…大変だわ下着まで濡れてる…」 こしこし… 「あっ…」 感じてしまう秀ちゃん。 すでに下着もナマコさんの形にパンパンに膨れ上がっている。 「ちゃんと拭きますね♪」 「……」 突然秀ちゃんは何かに気が付いてしまった。 ガシッ 「キャッ!?」 両手で顔を掴む。 そして自分の目の高さまで引き上げると、 眼を見て言う。 「民子さん…自分楽しんでるでしょ」 「え〜…民子わかんな〜い♪」 「そういうこと言う子にはおしおきだな…」 「え?!」          ☆       ★      ☆ 「キャ…むぐ…ふむ…はぁ…ちゅく…」 秀ちゃんに壁に押し付けられて、口をふさがれる民子。 むにむに… 制服の上から秀ちゃんの手が民子の胸を愛撫する。 くにくに… 秀ちゃんの右手がスカートの中にもぐりこみ、 民子の下着の上から割れ目をなぞる。 くにくに… (…濡れてる…じゃ入れても大丈夫だな…) 秀ちゃんは下半身に血を取られて思考が短絡的になってしまっていた。 パンツから自分のモノを取り出す。 「おっきぃ…」 (シロナガスクジラさんが入るんだ…) するすると民子の下着をずり下ろすと、 自分のモノをあてがって押し込む。 ずにゅっ…ずにゅっ… 抽送を開始する秀ちゃん。 「やっ…やだ…入ってるぅ…」 次郎のとは違う大きさに悶える民子。 快感も段違いだ。 秀ちゃんも民子の新品同様の膣内で、 温かく締め付けられながら長くもつわけもなかった。 「あっ…気持ちいい…出るっ…」 「ああっ!!」 ドクッ…ドクッ… 「あっ…あっ…出てるぅ…」 民子の膣内に温かいシロナガスクジラの潮が吹き出していた。          ☆       ★      ☆ 我に返った秀ちゃん。 …呆然としている。 気持ちよかったけど…大変なことをしてしまったと今更気が付いた。 「あ…あの…民子さん…」 「なんです?北田さん♪」 秀ちゃんの隣に座り込んでしなだれかかっている民子が答える。 「その…もしできちゃったら責任はとるから…」 「…嬉しい♪」 抱きつく民子。 (…ということは…もう一回しても一緒か…) オイ。 「民子さん…」 「キャッ♪」 今度は床で襲い掛かる秀ちゃんだった。          ☆       ★      ☆ それから数日、北田は毎日何かにおびえながら過ごすことになった。 「あ、北田さん、来ました♪だから大丈夫ですよ♪」 との声を聞くまで。
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Page written by Eque Somatoya Novels written by Souma Toriya