小説版スレイヤーズ


リナの大冒険

−前回までのあらすじ− 謎の覆面男に捕まってしまった美少女天才魔道士のリナちゃんは 古い教会の一室で両手を縛られて天井から吊るされていたのだっ!リナちゃんぴんち! あの日のせいで魔法も使えないぞっ。 そんなときヘボ魔道士のゾルフがムカつきます。 「三流」と言ってやったら怒ったみたいです。他のみんなにはウケてたけど… ひとしきり笑いが治まるとゾルフが口を開いた。 「…ディルギア…」 「ん、何だ?」 「――この娘を犯せ」 「でぇぇぇぇえ!?」 獣人が非難の声を上げる。 「…冗談だろ?…」 「……え?……いや、本気で言ったんだが……?」 「おいおいおい。あんまり無茶を言わんでくれよ。――まあ、相手が、グラマーなゴブリンとか、 小柄なサイクロプスとか言うんだったらまだしも……お前、何が悲しゅーて人間の女なんかを 抱かにゃーならんっつーのだ?……第一こんなのが相手じゃあ、立つものも立たねぇぜ」 ……おいっ。 「美的感覚の違いって奴だな」 ゼルガディスが言う。 「ディルギアにとって、人間などは性欲の対象にならんわけだ」 なるほど。 …ってこれではまるであたしの魅力がゴブリンやサイクロプス以下 みたいにきこえるじゃないかっ! 「言い直しなさいよ獣人っ!あたしがゴブリンより色気が無くて サイクロプスのほうがマシって言うふうに聞こえるじゃないのっ!」 「そう言うのなら試してみようか?」 「ゑ?」 「なんだ?試してみないとどうかわかんないぜ?」 「いやぁ……そのぉ……やっぱりゴブリンにはかなわないっっす」 「そうはいくかぁああ!!」 「って、きゅああああああ!」 ☆ ★ ☆ 「肌はいいな……ゴブリ子よりずっと良いぜすべすべでよう……」 「あっ……あッ……」 ディルギアの舌が身体を嘗め回す。 「あふっ……」 「胸は……揉み応えなしってとこだな、てゆーかあるのか?」 「でぃあっはっはっはは!!」 ゾルフがばか笑いをかます。 「うるさーい三流魔道士っ!!」 ギロ…… ゾルフがこちらを睨んでくる。 やばい…… 胸のことになると見境なくなるけどこれで死んじゃうかもあたし…… 「ディルギア……もう一つ頼んでいいか?」 「ん?なんだ?」 「前戯なしで突っ込んでやってくれ」 「おいっ!おっさんっ!」 また口が出る。ディルギアの屹立しているものが直ぐそこにあるのだが…… はっきり言ってハンパじゃなくでかい。あんなものを前戯ナシで突っ込まれたら割けてしまう。 「へへへーんだ、悔しかったら今すぐ濡れる方法でも考えとくんだな」 「それもいいけどな〜俺もちょっと準備という物をしなくちゃなんねぇんだ。 おい、嬢ちゃん舐めてくんな。いっとくが良く濡らしとかねぇと後で苦労するぜ」 う"……いやだ。 嫌だよう〜 「おいっ!はやくしろっマジで前戯ナシで突っ込むぞ!」 それも嫌である。 「はいぃ〜……」 れろれろ…… 嫌嫌ながらもディルギアのモノに舌を這わせる。 とにかく唾でどろどろになるまで舐めておかないと本当に苦労することになるから…… 「へへへ……」 「んぐぅっ!!」 ガシガシガシ…… いきなり頭を捕まれて喉の奥までディルギアの物が入り込んでくる。 く…苦しひ… ガシガシガシガシガシ… 「うっッ」 うげ…ディルギアの精液がどくどくと喉に送り込まれる。 息をする為には吐き出さなきゃならないけど ディルギアはまだあたしの口を解放してくれそうにない。 飲み込むしかないみたい。 「うくっ、うくっ…」 飲む際の振動が快感になったらしくディルギアの物がすぐに回復して行く。 「どうだ?ゾルフさんよう、いわれた通り前戯ナシで突っ込んだぜ、口だけどよ」 「まぁ…いいだろう。でも本番はやるんだろうな?」 「へっへっへ期待してなっって」 ☆ ★ ☆ 「面白い子のなし方だな……口に卵を産むのか?」 「いやヌンサ……あれはちょっと違う…」 ゼルガディスが冷や汗を流しながら言う。 ☆ ★ ☆ 「はあぁん……」 この獣人、あんな不器用そうな顔の癖に上手い…… 手はまだ天井に縛りつけられたまま。 後ろ向きに腰を突き出させてディルギアが指で股間を嬲ってくる。 「へへっ、これだけ濡れりゃぁ簡単に入るだろうよ」 「やれっディルギア!小娘に礼儀を教えてやるのだっ!」 女の子を縛り付けて犯しておいてよく言うもんである。 「あ…くはっあああッ!!」 流石に突っ込まれた瞬間は気が遠くなるかと思った。 「くぅうッ!締め付けは逸品だぜっ!」 「駄目…動かさないでぇ〜……」 「うごかせっ!うごかしまくれディルギアっ!」 ゾルフ…絶対殺す… 「あ、あ、あ、う、た、た、たぁ…はぁッ!」 タンマといいたいのだが言えない。 「うっ…出るっ」 どくどくとあたしの中にディルギアは精を放出した。 ☆ ★ ☆ ディルギアが満足するまで犯された後、ゾルフに散々馬鹿にされて連中はいなくなった。 周りも暗くなってくる。い〜加減疲れたので宙吊りのままでもうつらうつらし始めた所に 扉が開いて誰かが入ってきた。 「静かにしてろ……」 囁くような声の主はゼルガディスだった。 ――しかしなんで『静かに』しなくちゃなんないんだろーか。 ロープを外してくれる。どうやら逃がしてくれるらしい。 ☆ ★ ☆ 夜の明けたころ、レゾから逃げ切ったあたし達は河原にいた。 事情を聞いてから少しばかり寝ることにしたが…… 「なぁ…」 「なあに?」 「やらせてくれるか?」 「…………」 極楽とんぼを10匹は見たとおもう。 「あんたも他の連中と一緒かい」 「いや、違う。嫌がる女を抱くのはいやだが合意なら…」 面白い人間である。 「いいよ、でも早く済ませようね時間ないし」 「そ、そうか」 なんか嬉しそうである。恋人いなかったんだろーか。 まぁ白づくめの変なやつに恋人がいるってのも変な話だか。 ☆ ★ ☆ ゼルガディスの体を見た時は驚いた。 なんでも邪妖精(ブロウ・デーモン)とゴーレムのキメラなんだそうだ。 うーん…岩がこすれるのは嫌だな。 と思ってたらそうそうごつごつでもなくて体が硬いだけだった。 ん? ディルギアにやってたように口でまずして欲しいって? いいけど。 「はむ…ふに…ん…ん…」 まず一通り舐めた後、口に含んで上下させる。 「お…」 ゼルも感じているよーである。 「こっちで出すより本番でだして」 「あ、ああ……」 ゼルガディスのモノを口から出すとゼルに正面から抱き着く。 ゆっくり腰を沈めていくと岩のように硬い(岩なのかな?)ゼルのあれが体に埋没していく。 …この体位は失敗だったよーな。 あたしがスクワットしないとイケないじゃないか。 と思ったらゼルが助けてくれた。 あたしも腰を使って快感を導く。 体位を変えてあたしが下になる。 ゼルが腰をガンガン動かしてあたしを責める。 「はぁっはあッはぁっ……」 息が荒くなる。 「行くぞ…」 ゼルの動きが一層速くなって…… 同時に果てた。 ☆ ★ ☆ その後色々あって…… まぁ魔王と倒しちゃったりするんだけど。 ゼルともお別れってことになっちゃいました。 最後に握手を交して違う道を行きます。 「――しかしリナよ―― あいつに利き腕で握手させちまうとは――さてはあいつ、お前さんにホレてでもいたのかな?」 「ばかなこと言わないの」 あたしは笑って受け流した。 私も覚えてるし、彼も覚えてるだろう。 それにガウリィにもしてあげるし。 さ、光の剣でももらいましょーか!!
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Page written by Eque Somatoya Novels written by Souma Toriya