小説版スレイヤーズ
リナちゃんの「あの日」
がさ・・がさ・・
(尾けられている・・)
あたしは気配を読んだ。
6人ぐらいか、ならば楽勝である。
並みの人間ならいざ知らず、この戦士にして魔道士たる
リナ・インバース様とやろうってんならケタが一つ足りない。
思っていた通り襲いかかってきた。
「でやぁあああああ!!」
「爆煙陣(バースト・ロンド)!!」
6人一斉にかかれば何とかなるとでも思ったのだろーか。
はっきり言って甘すぎた。
とりあえず襲撃者達が気絶しているのを確かめて懐をあらためる。
まぁまぁの金を手に入れた私は一路次の町へと向かったのであった。
☆ ★ ☆
「ふぁああああーあ」
昨晩は町に泊まりだった。路銀は節約しなきゃならないが、
連続で野宿するのも体力を使う。出来れば毎日こういう安くて
いい宿に泊まるのがいいのだ。
ツーッ・・
脚に嫌な感触を感じて立ちすくむ。
昨日ちょっとしすぎたせいで未だ濡れているのならいいんだけど・・
股に手をやると案の定、始まっていた。
これが始まるとあたしみたいな魔道士はお手上げである。
あたしみたいな可憐な美少女(あたしのことよっ!)にいかつい山賊と
短剣で渡り合えというのであろうか。
「とりあえずしばらく滞在する必要が有りそうね・・」
結局かなりの時間をここで潰すことになりそうだった。
あーっ!ヒマになる!
でも魔法の使えない時分に盗賊さんたちに捕まって想像したくない
結果になるよりはまだマシと言える。
☆ ★ ☆
「ふぅん・・は・は・・はくっ・・あぅ・・」
朝から部屋に閉じこもっていると結局こーゆーことぐらいしか出来ない。
右手で盛んに自分のアソコを弄る。撫で、さすり、豆をつまんで刺激する。
とくに豆をさすっていると身体中に電流が走ったような気分になる。
グジュ・・
すでにシーツがびしょ濡れである。
「はぁん・・あん・・あぅ・・・く・・」
しかし生理中だというのにあたしもお盛んである。
「ふ、う、ああああああん・・」
愛液と血の混じったものでシーツを汚してあたしはイッってしまった。
☆ ★ ☆
「うーん・・本モノがほしいなぁ・・」
バシャバシャ・・・
指でイクのは簡単だけど、なんか物足りないと思う。
「やっぱり白馬の王子様に奪ってもらうのが『夢』よね」
バシャバシャ・・
とりあえずこれを洗ってしまわないと、宿のオバさんに怒られてしまう。
それに着る服も少なくなるし・・
うーむ、生活じみてしまったものである。
ここはやはり子供のころから夢!
白馬の王子様を捕まえ、私の美貌で虜にしてそのまま玉の輿計画を
発動させなければ!
計画という程のものも無いような気がするが・・
☆ ★ ☆
部屋に閉じこもっているとヒマに飽かせて何をしてしまうか分からないので
あたしは酒場にでも行くことにした。お腹も空いたし。
まぁ町の中にいる限り盗賊に襲われたりすることもないだろうし・・
大丈夫でしょ、多分。
酒場は結構イイ雰囲気だった。酔っ払ってたり、絡んでたり、
とくに誰かカツアゲされていてもマスターが無視を決め込んでいたりする。
「おっちゃーん、このメニューのここからここまでを二人前づつと、
これを三人前お願ーい!」
疲れぎみだったので軽い夕飯を注文したあたしはそのまま食事に・・
取り掛かれなかった。少し食べかけた所で邪魔が入ったのだ。
「よーねえちゃん一人?こっちで一緒に飲まない?」
「やだ」
酔ったにーちゃんである、美形・・とも言えないか。
こんなやつと飲むのはパス。
「連れないねぇ・・こんなかわい子ちゃんなのにさぁ・・」
それには異存がないけど、飲む相手としては役者不足である。
さわさわ・・
「何だ、男の子かぁ?」
触られたっ!しかも胸っ!
しかもしかもしかも・・男と間違えたっ!!
げいん!!!
あ・・椅子のカドで殴ってしまった・・
ちょっと動かなくなったような気もするけど・・
いやこれぐらい当然、乙女を辱めた罪はこれぐらいじゃあ晴れない!!
よし、納得。
というわけであたしは食事を再開・・
「おいおいおい、ねーちゃん!」
したかったのだがそうも行かなかった。
なぜかしらああいう連中は大勢仲間がいる。
どこぞの家庭内害虫みたいである。
「おい、人を殴っておいてほったらかしかい!
トミーのやつ動かなくなってるじゃねぇか!」
こんな奴等にかかわっている暇はないのだ。
ご飯を食べる方が先である。
・・そう言ってやったら怒り出した。
道理のわかんない奴等である。
「やる気かぁ!!」
「やってやろーじゃん!!」
酔っ払い4、5人とケンカになってしまった。
不本意な結果だけどこんな町で足止めくらって
イラついているのだ、ナイスタイミングッ!
「てーい!!」
「ぐわぁあああ!!」
酔っ払いAが吹っ飛ぶ。
あたしのフライングキックが乱闘の幕を開けた。
ゲシ、ドガ、バキ・・
三人を沈めて(うち一人は自滅)4人目にボディ
を決めた所で敵さんは20何名に増えていた・・
とにかく酒場の全員が誰かに殴り掛かっている。
おもしろい酒場である。
「五人目ぇー!!」
ズキ・・
「あ・・・」
なんで今始まるのよ・・
「へへへ、どおしたよねえちゃん。いきなり動きが鈍ったぜ・・」
ピンチ!二人ほど復活してる!!
「・・力の源よ・・輝き燃える・・」
「んー?どおしたよく聞こえないぜっ!!」
あたしは光の玉を生み出す。
「ま、まさかお前っ!」
「そー、魔道士よっ!!」
光り(ライティング)で生み出したボールを
「ファイヤー・・ボール!!」
と言ってぶつける!!
閃光とともにあたしは逃げ出した。
☆ ★ ☆
「いたた・・」
なんでこんなに痛むのかな・・
さっき酒場で大暴れした所為だろうけど。
ううう、あたしのご飯・・
惜しいけど今晩は一刻も早く宿屋に帰って寝よう。
とぼとぼと夜道を宿に向かって歩くあたし。
「おーっと、魔道士の嬢ちゃん見つけたぜぇ・・」
ギク・・
「よくもやってくれたな・・」
「ハンクのやつなんか股間打ち付けてよぉ・・
使い物になら無くなったらどうする?」
えーと・・
「どなたでしょーかー?」
「ブリッコしてごまかせると思ってんのかっ!」
やばひ・・
ダッシュで明るい所まで逃げる!!
ズキ・・
「く・・」
「おやぁ?どーしたのかなぁ?」
「くくく、怪我してんのかなぁ?
「よーし、お兄さん達が診てあげよう」
『ゲハハハハハ!!』
やばい・・やばいけど・・逃げられない・・
ボグッ・・
あたしは当て身を食らって昏倒してしまった。
☆ ★ ☆
「おーおー・・」
「そうかぁ・・始まってたのかぁ・・」
「お嬢ちゃん大人だねぇー」
「ゲハハハ」
下品な笑い声で目を覚ました。
「ぐ・・」
手と足をベッドの足に縛られて・・
猿轡をかまされているようだ。
あたしの股間を見つめている男が三人いる・・
「うぐぅうー!!」
「おや?目を覚ましたようだぜ・・」
「よしよし、そうじゃないと面白くないしな」
「くくく・・あんな子供だましの術しか使えない癖しやがって・・」
「よーく教育してやらないとねぇ・・」
「早く脱がそうぜ・・」
「いや、まずは服の上から・・・」
「ナイフでビリッ・・って服を切って行くのが楽しいぜきっと・・」
あぶない相談をする連中である。
「じゃーんけんポン!」
「ポン!」
「ポン!」
あのなー・・
ヤルなら早くやれ・・ってやって欲しくないんだった。
ああっ!!あーゆー連中みてるとイライラするっ!
「だから、一度手で脱がしてからナイフで切るということで・・」
「うんうん、それなら公平だな」
どーやら一回や二回で許してもらえそうに無いみたいである。
しかし面倒なことをする連中だ。
待ってる方が疲れてきた。
「さてと始めるか・・」
「おう」
やっぱり止めて欲しい。三人ともまぁ美形の
範疇に引っかかっているというところで許してもいいが。
「ふぐぅー!!」
「何されるかわかってるかぁ?」
「想像したことぐらい有るよなぁ」
「オナニーしたことだって有るだろー?」
魔力が戻ったら殺してやる・・
男達はあたしを脱がせに掛かった。
ズボンをずりおろし、上着を取り、シャツを捲り上げる。
「へへ・・以外とありそうだな」
男Aが胸を触って言う。許す。
「ふぐもが・・」
「俺はこっちな・・」
「・・っふむっ!!!」
いきなり指を入れるやつがいるかっ!!
あ・・あう・・
男Bの指が身体の中で動く。
「へっへっへ・・どうだ俺の指のテクは・・」
男Bは指を引き抜いて血と愛液が混じった液体で
どろどろになった指を見せてくれる。
「感じてやがるぜ・・こいつ・・」
男Cが胸にしゃぶりつく。
あうう・・乳首を舐める・・
「もーいいかねぇ・・」
あうあうあう・・え?
男Aが覆い被さってくる。
「ぐー!!あが!!」
ズル・・
異物が・・中に挿入って来る・・
「く・・狭い!」
「入るか?」
「大丈夫だ・・・」
大丈夫じゃない!・・ああう・・
「それどころか締め付けてくるぜ・・・」
ずにゅ・・ずにゅ・・ずにゅ・・
あうあうあう・・ふぐ・・
「へへへ顔が真っ赤だぜ・・」
手が6本にアレが一本・・さらに舌が二枚が
あたしの身体を嬲る・・
「ぐ・・出る・・」
あうう・・なんか暖かい物が・・
「はい、次は俺ね」
男Bが
「あ・・」
服を着せられて、猿轡を外される。
唾液でべとべとだ。
「へへへ・・」
「猿轡をしゃぶるなぁー!!」
「まーだ元気だねぇ・・」
「うっさいわねぇー、縛り付けてないと女の子一人
姦っちゃえないわけ?!」
「まーまーお楽しみ第二団いくよー」
チャキ・・
「ちょ・・」
「へっへーん、剥くよー・・」
「やめんかー!!服もタダじゃないんだからね!!」
「・・・止めても良いけど・・」
「へ?」
「楽しもうぜ」
「・・・そんなに上手いの?」
「やっぱり剥く」
「わーった!わーった!!何すれば良いのよ!」
「それじゃぁ・・これ・・頼む」
屹立した自分の一物を指して言う。
つまり・・
「知ってんだろ?これぐらいはよ」
「とーぜんでしょ!」
つまりふぇらちお・・とか言うやつだろう。
お・・手足が自由になった。
ふふふ・・どうしよーかな・・
☆ ★ ☆
うーん・・やっぱりヤリたい。
「ふっふっふー」
よっと身体を起こして服を脱ぐとベッドに座り込んだ男Bの一物を
しゅっしゅっしゅっとしごいてやる。
「おっ、上手いじゃねーの」
「あっ・・」
気が付くと男Cがあたしの秘所にむしゃぶりついている。
く・・こいつの舌技も上手い・・
「あむ・・むにゅ・・にゅる・・れろ・・」
男Bの一物にしゃぶりつく。
「お・・く・・出る・・」
「早い!」
根元を掴んでやる。
「痛てぇ・・」
「ぺろぺろ・・」
「ひでぇな・・」
「まだ駄目・・はむ・・」
「あうう・・」
「入れるよ」
「え?」
気が付くと後ろから男Cが突っ込んで来た。
「はぐっ!」
「へへへ、こっちも・・」
男Bが頭を掴んでがしがし揺さぶってくる。
あうあうあうあう・・
痛くて気持ち悪くて気持ち良くて・・
「出るぞぉ・・」
「うっ・・出る・・」
「はぁっ・・」
あたしはそのままイってしまった。
☆ ★ ☆
「火炎球(ファイヤーボール)!!!」
「どわぁああああ!!」
ふ・・巨悪は退治された。
魔力が戻った私が最初にしたことは
いたいけな乙女を襲うような悪者三人を退治したことだった。
「て・・てめぇだって悦んでたくせに!!」
「ふふふ・・性犯罪者に人権はなーい!!」
ドググワーーーン!!
悪は滅びた・・しかし広いこの世にはいつまた
第二、第三の巨悪が現れないとも限らない!
頑張れリナ!負けるなリナ!
正義を貫くその日まで!
終わり
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Page written by Eque Somatoya
Novels written by Souma Toriya