小説版スレイヤーズ
アメリアの悩み
コンコン…
ドアをノックする音がした。
「誰だ?」
ゼルガディスが誰何の声を上げる。
「私です…ゼルガディスさん、ちょっといいですか?」
「…構わんが…どうしたんだ?」
言いながらドアを開ける。
アメリアがこんな夜更けに何のようだろう?
夜這い…はありえないか。
などとゼルガディスが考えていると、
アメリアが部屋に入ってきた。
「済みません…遅くに。リナさん知りませんか?」
「いや…部屋に居ないのか?」
「ええ」
「ところでリナがどうかしたのか?」
するとアメリアは突然顔を赤らめると、
急にしどろもどろになった。
「…ちょっと相談事が有って…」
「?それなら俺で良かったら…」
だがアメリアは激しくかぶりを振ると、
「い、いえ…気を遣ってくれて済みません」
「…同性の方が気兼ねなく話せるからな。
…それじゃ、こっちで解消しないか?」
ゼルは戸棚に向かうと酒瓶とグラスを二つ持ってきた。
アメリアはしばし逡巡していたが、
やがで意を決したか、
「…頂きます…」
と言った。
☆ ★ ☆
ロクに椅子も無いので、
床に座り込んで杯を重ねるうちに、
アメリアの顔がほんのりと桜色に染まってきた。
「なんか酔ったみたいですね…
ちょっと顔が火照ってきました」
微笑みながら両手で頬を挟むアメリア。
ドキ…
(可愛い…)
思わず抱きしめたくなるが、なんとか思いとどまるゼル。
平静を装おうと話題を振る。
「そういえばリナはどこに居るんだろうな…」
「…はっ!!もしかして、また正義を行使しているのでは…」
突然活発になるアメリア。
正義の使者としての血が騒いできたらしい。
「…盗賊いぢめのことか…もしかして」
「…こうしてはいられないわ!
私も加勢しなくては!
…………あら?」
いきなり立ち上がったので、足元がふらつくアメリア。
「お…おい」
「きゃっ…」
バタン!
気が付くとアメリアはゼルの腕の中にいた。
自然とゼルと向かい合うような感じになる。
さり気なく柔らかいアメリアの身体を抱きながら、
ひそかに幸福を噛み締めるゼルであった。
「…あ、すみませんゼルさん」
アメリアは突然のこの姿勢に動揺しているらしく、
なんとか逃げ出そうとする。
だがゼルに強く抱かれて止められる。
「ゼルさん…?」
「行くなんて言うなよ…
今夜は一緒に居てくれ…」
寂しそうな顔で言う魔剣士様。
「え…」
突然のセリフにアメリアは戸惑いを見せる。
ゼルはすかさずアメリアを抱き寄せ、
その小さな唇にキスをした。
「…ん……ぷはっ…
ゼルさん…」
酔いとは別の意味で顔が朱に染まるアメリア。
突然のキスで頭がぼうっとして、
ゼルガディスが胸を触ろうとしているのに気が付かない。
(柔らかい…)
アメリアの柔軟な身体を抱きつつ、
右手で彼女の盛り上がった胸をさわるゼル。
「…っ…ん…」
顔の割に大きな胸は温かく、柔らかく、
揉みしだく手に吸い付いてくるかのようであった。
シュル…アメリアのベルトが外される。
自由になった上衣を脱がすゼル。
白いシャツの中に手を入れて、ブラも取り去る。
アメリアの豊かな胸がシャツの中で微かに揺れた。
ゼルは足を組んで座り。
その足の上にアメリアが向かい合わせに乗っている。
「アメリア…好きだ」
そう言いながらもう一度キスをするゼル。
「好きだ、好きだ」
「あっ…」
ゼルは「好きだ」と言う度に場所を違えつつキスを繰り返す。
首筋にキスされると、アメリアの身体がぞくりと震えた。
「…ここが感じるのか?」
と言うと首筋に沿ってそこを重点的に攻め立てる。
キスし、心を込めて嘗めてアメリアを感じさせる。
その間も手は休むこと無く胸を揉んでいた。
「…ふぁ…」
肝心な所に触れられずにここまで責められ、
アメリアはヘビの生殺しのような状態になってきた。
「ゼ…ゼルさん…お願い…」
「…ああ」
ゼルが右手をアメリアの股間にあてる。
そこはもう先ほどからの愛撫のせいでしっとりと濡れていた。
そこをズボンの上から撫でる。
「はぁん…ぁぁ…」
アメリアも耐え切れずに腰を擦り付けてきた。
その艶かしい肢体がゼルの愛情を更に高める。
ゼルはアメリアを抱え上げ、ベッドに横たえた。
ズボンに手を掛けると、じゃまな布地を取り払う。
シャツも脱がせ、最後の下着も躊躇せずにそれを剥ぎ取る。
産まれたままの姿のアメリアがそこにいた。
ゼルガディスはベッドに乗り、
アメリアの脚を掴むとそれを押し開き、
股間に顔を埋めた。
アメリアの秘所の周辺をなぞるようにキスを繰り返す。
キスされるたびにアメリアの体の深奥からじゅく…
と愛液が滲み出てきた。
「ふぅっ…くぅん…」
焦らされているアメリアが切ない声で鳴く。
気付か無いままに両眼からは歓びの涙が溢れていた。
「可愛いぞ、アメリア…
声も…体も…全てが…」
ゼルの指がアメリアの亀裂に触れ、それを広げた。
ゼルはそこに顔を近づけると、舌を差し込む。
「ふ…ああっ!!」
強烈な刺激が突如アメリアを襲った。
ゼルが膣内を探るように舌を動かすたびに、
ぬめっとした物体が体内を蹂躪するその感触に、
アメリアは悶える。
ゼルのキスがアメリアの陰茎を発見した。
充血したそれを舌で転がすと、
アメリアに今までで最大の快感の波が押し寄せた。
快感の絶頂に達してしまう。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
形のいい胸を荒い呼吸で揺らすアメリア。
快感の余韻に浸りながら横たわっている。
しかしまだゼルは満足していない。
彼女の絶頂を迎えたばかりで、
敏感な秘所に己れの一物を持っていくと、
「アメリア…入れるぞ…」
「…!…ちょっ…」
返事も待たずに突き入れた。
イったばかりのアメリアの膣は、
ビクビクと蠢き、ゼルの一物を締め上げる。
生暖かいアメリアの膣内で、
さらなる快感を得ようとゼルはゆっくりと腰を動かし始めた。
「…ふぁあ"あ"っ!!…くぅっ"…はぁあん!!」
しかしゆっくりと優しいゼルの動きでさえ、
アメリアにとっては強烈すぎるしげきだった。
イッた直後の敏感すぎるその部分に男を迎え入れ、
アメリアはひとたまりも無く乱れる。
涙を流し、シーツを掴んでなんとか快感の波に
押し流されまいと頑張るアメリア。
(俺のモノで感じているんだ…)
しかしアメリアのそんな姿でさえもゼルにはそう思えた。
それだけで愛おしさが溢れてくる。
さらに激しく自分のモノを突きたてるゼル。
「あ"あ"っ…イクぅ…イクぅ!!」
「う……出そうだ…出すぞっ!!」
怒張しきったゼルの一物は溜め込んだ愛情を、
いっきにアメリアの体内に放った。
☆ ★ ☆
「…済まない…だけど愛しているのは本当だ…
信じてくれ」
二人とも落ち着いた後、テレながら言い訳をする男らしくない魔剣士さん。
だが、これもアメリアに嫌われたくないと言うその一点だけから
生じた行動だ…
「…いえ、私もゼルさんのこと…好きですよ」
ニコリと微笑みながら言うアメリア。
その微笑みでゼルは救われたような気持ちになった。
「…所で悩みってなんだったんだろう…」
「…いいんです、解消しましたから。
私の恋の悩みは…」
そういうと、今度はアメリアからキスをした。
そのまま二人はこれ以上無い愛を感じていた。
☆ ★ ☆
オマケ:
「あ"あ"ん…はぁ…はぁ…ガウリィ〜…」
「リナ…リナ…」
ガウリィの手がリナの(殆ど無い)胸を撫でる。(揉めない)
そのままガウリィはリナに突き立てた自分の肉棒を出し入れする。
狭くも濡れきったリナの膣内は凄まじいほどの締め付けで、
ガウリィを速くも絶頂に導いた。
「はぁ……」
「…はぁ…はぁ…馬鹿。速すぎるわよ」
ポカ…
ガウリィに私的制裁を加えたリナは
(アメリア上手くやったかしら…などと考えていた)
終わり
「って終ると思わないでね…!!
(殆ど無い)(揉めない)(ミリ単位)(滑走路)よっ!!
そんな誹謗中傷の輩は…火炎弾(ファイヤー・ボール)!!!!」
作者死亡(笑)
しかしそこまでいった覚えはないのだが(笑)
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Page written by Eque Somatoya
Novels written by Souma Toriya