しゅーまっは


藤宮さんの解剖訓練

ある日、彩が学校の廊下を歩いていると、 いつになく元気のない藤宮さんを見かけた。 どうしたのかなと思って話し掛ける彩。 「小林さん…私ね、小林研やめようかと思うの…」 「え?どうしたの突然?」 「だって…毎日毎日お茶会で…解剖なんかできないんだもの…」 (そっか、藤宮さんがいるからおじいちゃんもしゅーまっは出してこないし…あれ?) 藤宮さんが退部する ↓ おじいちゃんがしゅーまっはを出せる ↓ 小林研に行くたびにしゅーまっは登場 ↓ 人食いしゅーまっはなんかが出てきたら ↓ 食べられちゃって… ↓ (゚Д゚)ウマー 「だ…ダメよ辞めちゃ!!!」 「え?」 「え…えっと…おじいちゃんに明日解剖させてもらえるように頼んでおくから…」 「え?小林さん、それホント!?」 「だから小林研やめないでね、命の危機なの!!」 「…よくわからないけど、解剖できるならいいわ…うふふふふふふふ」          ☆       ★      ☆ 翌日、小林研。 不機嫌そうなおじいちゃんが、しゅーまっはを沢山引き連れてイスに座っていた。 せっかく解剖の過程を逐一見せようと思ったのに、彩が来てくれなかったからだ。 「は…入りますっ!!」 期待に胸を膨らませた藤宮さんが入ってくる。 うろうろうきゃうきゃしているしゅーまっは達が目に入る。 「きゃああああああっ♪ 解剖解剖解剖〜〜〜〜っ♪」 メスを抜いてしゅーまっはに踊りかかる藤宮さん。 ガキッ… 「待ちたまえ」 首に首輪が巻きついて、藤宮さんは引き戻されてしまった。 「は…離してくださいぃ…私は解剖が…」 「落ち着きたまえ。変な生き物は沢山用意した」 幸福感で逝きそうになる藤宮さん。 「この間君には解剖の『美』を教えたが… それにも増して必要なのは集中力だ。 一体君はどの生き物を解剖しようとしていたのかね?」 「はっ…」 我に返る藤宮さん。 「標的を一つに決め、じっくりと美しく解剖するのだ。 他のものや周囲の環境に惑わされるようなことがあってはいけない」 「…すいません、私が間違ってました…」 「じゃああのしゅー…生き物を解剖したまえ。 いいかね?何が起きても集中して解剖に専念するんだ。 集中力が途切れるようなことがあれば首輪から電流を流す。 解剖は身体で覚えるんだ」 「分かりました!では早速…」 ニヤ… なぜかおじいちゃんが笑った。          ☆       ★      ☆ 「うふふふふふ…痛いのは始めだけ…すぐに気持ちよくなるわよ…」 プス サクサクサクサク… さっそくしゅーまっは(鳥タイプ)の解剖に取り掛かった藤宮さん。 メスが肉を切り裂き、ぷるぷるの内臓が姿を現す。 「ああっ…」 快感に身をよじらせる藤宮さん。 さわさわさわ… 突然背後に回りこんだしゅーまっは(触手タイプ)が藤宮さんのお尻を撫でた。 「キャッ!!!何するのよこの…」 藤宮さんが振り向いてメスを突き刺そうとしたその瞬間。 カチッ おじいちゃんが電流のスイッチを入れた。 「はぅっ…」 「藤宮くん。集中だ」 「は…はいっ」 とりあえず解剖に戻る藤宮さん。 さわさわさわさわ… 攻撃してこないことがわかったので、 調子にのるしゅーまっは(触手タイプ)。 「はぅ…んっ…」 それでも集中して解剖を続ける藤宮さん。 しゅーまっはの触手が、スカートの中に潜り込み、 下着の奥へと這い進む。 「やぅ…そこはダメっ…やめなさい!!」 カチッ 非情にもスイッチを入れるおじいちゃん。 「やぅっ…」 「解剖に専念したまえ、 この程度で集中力が途切れて解剖はできんぞ」 「…あん…はい…んっ…分かりました…」 しゅーまっはの触手が割れ目にたどり着きなで上げる。 解剖を始めたときから、濡れ始めていた藤宮さんのそこは、 しゅーまっはの攻撃によって下着を濡らし始めていた。 ぬるりと割れ目の奥に入り込む触手。 「っ…あぅ…んぅ…」 しゅーまっはの愛撫に耐えながら解剖を続ける藤宮さん。 「…っ…で…できましたっ!!」 ついに解剖を終える藤宮さん。 とりあえず触手しゅーまっはを蹴り上げる。 「ふむ…結構集中していなかった割には上手くできておるな。 だが、まだ美が足りない。次だ」 「はい、次は…コレで…」 藤宮さんの冷酷な笑みがしゅーまっは(触手タイプ)を睨みつけた。          ☆       ★      ☆ 「あ〜はははははは♪」 ザクザクと楽しそうにしゅーまっは(触手タイプ)を切り裂く藤宮さん。 わしっ。 いきなり背後から胸をわしづかみにされる。 「きゃぅっ!!」 振り向くとしゅーまっは(熊の人形タイプ)が、 制服の上から楽しそうに藤宮さんの胸を揉んでいる。 「何するのよこのっ!!」 振り向きざまに蹴りを入れるとまた瞬時に電流が流れた。 「やぅ!!」 「藤宮くん、君の弱点はソコじゃ」 「弱点って…」 「その程度の妨害で集中力が途切れるようでは、 真に美しい解剖はできんのじゃ。 彼らはみんなキミの訓練の為に協力してくれているのじゃよ」 「そんな…そうだったのですね…」 信じるなよ。 「じゃから気にせずに解剖を続けたまえ」 「分かりました!!」 蹴られないと分かって再度胸をもみ始める熊しゅーまっは。 さらにしゅーまっは(ミイラタイプ)が足を撫でる。 「やぁん…んぅ…」 甘い声が漏れそうになるのを必死に堪えて解剖を続ける藤宮さん。          ☆       ★      ☆ そんな藤宮さんを観察していたおじいちゃんに声をかける生き物がいた。 ムヒョームヒョー 「お?そうかそうか」 おじいちゃんがミイラしゅーまっはに何かグネグネと蠢く太くて長いものを手渡す。 バイブしゅーまっはである。 「ひゃん…」 下着の上からバイブしゅーまっはをあてるミイラしゅーまっは。 白い下着の上でぐねぐねと蠢き、 陰核をさぐりあてて刺激する。 「あっ…んっ…くぅん…」 「手が止まっている!!!」 「す、すいません…」 絶え間ない責めに、涙目の藤宮さんが答える。 「やっ…だめっ…!!!」 下着をずり下ろし始めるミイラしゅーまっは。 しっとりと濡れた下着から粘液が糸を引いて光る。 抵抗しようとした藤宮さんに電撃で答えるおじいちゃん。 「集中だ」 「あううぅ…」 バイブしゅーまっはが割れ目に当てられる。 ぐにぐにと秘所を嬲り、ついに進入を始めた。          ☆       ★      ☆ ずぶずぶずぶ… 「あっ…やぁ…なんか入ってくるぅ…」 奥まで押し込まれると、バイブは突然活発に動き始める。 ぐにぐにぐにぐに… 「んっ…ああん…やぅ…」 それを見計らってバイブを出し入れしはじめるミイラしゅーまっは。 「あっ…あっ…あっ…だめぇ…」 ぐちゅぐちゅぐちゅ… バイブの動きが激しくなり、藤宮さんの足ががくがくいい始めた。 「あっ…やぁっ…ああああっ!!!!」 がくっ… カランカラン… イってしまった藤宮さんが床に雪崩れ落ちる。 床に転がるメス。 そして、しゅーまっはは解剖途中でほったらかされてしまった。          ☆       ★      ☆ 「藤宮くん」 「はい…分かっています。 お願いです。もう一度やらせてください!今度こそ最後までやり遂げます!」 「キミがそこまでいうならしょうがない」 しゅかかかかか 藤宮さんが解剖したしゅーまっはをもとどうりに縫合してしまうおじいちゃん。 そして再度縫合に取り掛かる藤宮さん。 そして再度藤宮さんをイジメにかかるしゅーまっはたち。 戦いは日が暮れるまで続いた。          ☆       ★      ☆ 「小林さん」 「あ、藤宮さん、おはよう」 心身ともにスッキリした表情の藤宮さんを前に、 彩は笑顔であいさつをする。 「昨日は解剖させてくれてありがとう、 今日は見せたいものがあるの」 「え?何何?」          ☆       ★      ☆ 「これが藤宮くんの作品『−花−そして明日の私』だ」 「みて、これこそが美、集中力と解剖技術の集体系よ!!!」 「そしてこれがもう一つの傑作、『−秋の風景−』だ」 「あうううぅ…」 「また新作ができたら一番に見せてあげるからね」 「見せていらない…」 内臓がぐちゃぐちゃに組み合わされたオブジェ群を前に一人涙にくれる彩であった。
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Page written by Eque Somatoya Novels written by Souma Toriya