「いもうと」


     僕には一日の内で最も楽しみにしている事があった。
    それは夜中に妹の部屋に侵入する事だった。妹は奈々と言い、僕とは5つ離れている。
    わが妹ながらとても可愛くて、優しい少女だ。
    体は華奢で、肌が透き通るように白く、いつも髪の毛をポニーテールにしている。
    同年代の男の子からもとてももてるようで、頻繁にラブレターを受け取っているようだ。
    妹はまだ恋愛よりもスポーツに熱中している方が楽しいようで、まだ特定の彼氏が
    出来ている様子はなかった。僕はそんな妹に夢中になっている。

     一階で両親が寝付いた頃、僕だけの秘密の時間が始まる。
    僕と妹の奈々の部屋は狭い廊下を挟んで向かい合っていので、僕は夜中になると
    こっそり自分の部屋を出て目の前にある奈々の部屋へ向かうのだ。
    今日もペンライトを片手に僕はいつものように奈々の部屋の扉を静かに開けた。
    部屋は真っ暗だが、僕は奈々の部屋の何所に何があるかは全て把握している。
    右手奥に奈々のベッドがあり、奈々はいつもそこで寝入っている。
    僕が近づいても奈々は起きる事無くかすかに寝息を立てて眠っていた。
    僕は腰をかがめると奈々の足元に静かに近づき、そっと布団を捲くった。
    妹の素足が見える。僕はペンライトで妹の足とパジャマを照らした。
    そして更に布団を捲り上げ、妹の下半身全体が見える状態にした。
    妹は星柄のクリーム色のパジャマを着ている。
    僕はズボンのすそを少しだけ捲り、妹の足首をゆっくりとなで始めた。
    しばらくなで続けた後、徐々に手を太ももの方に移動させる。

    「う〜ん……」
    妹が小さな声を出した。
    気づかれたかと思い妹の顔をペンライトで照らすが、どうやら寝言だったようだ。
    僕は気を取り直して再び妹の太ももに手をやった。
    太ももの部分をゆっくりと撫で回し、顔を近づける。石鹸のいい香りがした。
    僕は一層興奮しながら妹の大事な所に手を伸ばした。布越しだったがとても柔らかい。
    思わず顔を近づけ、陰部辺りに鼻を押し付けた。微かに甘ったるいような匂いがした。
    僕が興奮しながら自分のペニスに手をやると、妹が寝返りを打った。
    直立で寝ている状態よりもパジャマのズボンが脱がしやすそうだったので、
    僕は思い切って妹のズボンを脱がしてみようと思い立った。
    両手を伸ばし、ズボンのゴムのあたりを持つと、少しずつ下に下ろしてみた。
    だがやはりそう簡単にはいきそうもない。
    僕は結局諦めて中途半端に脱がしたズボンのゴムから手を離した。
     
    するとゴムが思ったよりも勢いよく戻り、パチンと音を立てた。
    そして僕がハッとした瞬間妹が目をさました。

    「おにいちゃん?」妹は眠そうな声で僕に話し掛けた。

    僕の頭の中は真っ白で、何もいいわけの台詞が思い浮かんでこなかった。

    「どうしたの? お兄ちゃん……お医者さんごっこ?」

    妹は寝ぼけながら起き上がり、僕の顔を覗き込んだ。

    「そうなんだよ。奈々。でも正確にはお医者さんごっこではないな。僕は今、
    とても重要な任務を任されているんだ。だから今日は奈々の体を調べてみないとね」

    僕はそう言うと奈々のズボンに再び手をかけた。
    奈々は寝ぼけながらも素直に僕にズボンを脱がさせていた。

    「お兄ちゃん、任務って何? 奈々のどこを調べるの?」

    「普通のお医者さんじゃ、中々診てもらえないところだよ。
    僕の知り合いのお医者さんがね、奈々のここをちゃんと調べてやれって言うものだから、
    奈々のために調べてあげようと思ったんだ」

    「そうなんんだ……」妹は少しおびえたような表情をして言った。

    僕は手早く妹のズボンとパンツを脱がした。
    妹はさすがに恥ずかしかったのか両手で自分の顔を隠している。
    僕は妹の陰部に顔を近づけた。始めてみる妹の陰部だった。
    いつもはパジャマとパンツの布で隠されている、妹の大事な部分だ。
    僕はペンライトを陰部に当て、じっくりとそれを観察し始めた。
    なめるようにじっくりと……。
    あまりにも長い間ペンライトでそこを当てていたので妹が痺れを切らして小さな声を上げた。

    「おにいちゃん……まだ? もういいでしょ?」
  
    「まだだよ。もしかしたらパパやママにも言えない病気かもしれないんだ。
     ほらここにとても大きな膿がある」

    僕は妹の割れ目を指でこじ開け、そこをペンライトで当てながら言った。

    「え? 本当? どうしようお兄ちゃん」

    「し! 黙ってて。お兄ちゃんが何とかしてあげるから。
    危ないから奈々は僕がいいって言うまで目をつぶっているんだ。いいね」

    「……うん」

    僕はとても興奮して先ほどズボン越しにやった時と同じように鼻を陰部に擦りつけた。
    さっきよりも強い香りがした。甘い女の匂いだった。
    まだ幼いのに陰部だけは女の匂いがした。
    妹は勿論処女なので、僕のペニスを挿入するわけにはいかなかった。
    痛いと騒がれても困るからだ。
    だから僕は自分のペニスを取り出し、妹の陰部入り口にそれを押し上げながらしごき始めた。
    僕は驚くほど早く達し、妹の陰部入り口に沢山の精液を撒き散らしていた。
    僕は近くにあったティッシュで妹の陰部を優しく拭き、自分のペニスをしまうと、
    妹に目を開けるように言った。妹は恐る恐る目を開けた。

   「どうだった? お兄ちゃん……」

   「うん。ちょっとわからないな。毎日観察するのが大切だって、先生も言っていたし」

   「そうなの? 怖いよお兄ちゃん……」

   「大丈夫。心配はいらないよ。でも、この事はパパとママには言っちゃいけない。
   奈々の病気は伝染病だから、もし言ったら家を出されて無理やり病院に連れて
   行かれてしまうから……」

   「うん。わかった」

   「明日からは少し痛い治療も必要になるかもしれないけど、我慢するんだぞ」

   「うん」

   僕は奈々と約束をすると自分の部屋へと戻ることにした。
   明日からどういう身体検査をしようか考えると、いてもたってもいられないくらい嬉しかった。

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