#2 「表現」
2月中旬に、1ヶ月ばかりワタシはこのウェブページを閉鎖した。
その行為が自分自身に与えたダメージは想像以上に大きくて、
1年以上ぶりに人前で涙が流れた。自分でも驚いた。
ワタシはこんなにも表現に対して飢えているのだと自覚した。
閉鎖したことで、ワタシは世界に対して表現する術を失った。
写真、文章、ウェブデザインすべてがワタシの表現だったからだ。
写真を撮っているとき、ウェブページを作っているときワタシはお腹がすかない。
いつも満たされている。非常にのどは渇くけれど。
表現できなくなったら、ワタシは生きている意味がない。
ワタシの存在自体も表現の一部であるから。
例えそれがどんなにうすっぺらで、存在が「耐えられない軽さ」であっても。
ワタシにとって表現こそすべて。
「明日で人生終わりです」と神様に言われたら、持っている力すべてで
ワタシの部屋を写真で埋めて、表現場にする。
そしてとにかく多くの人に、幼稚園のときの同級生まで招待状を出す。
そこまでしないと終われない。
人は生まれながらに表現者だと思う。
発する言葉も表現。どこに住むかも表現。何を食べるかも表現。何を身につけるかも表現。
それが端的に現れるものが、「芸術」という分野。
もし、ワタシの特徴があるとしたら「人より表現したがり」
となるんだろう。生きているだけの表現じゃ、物足りない。
自分の表現を広げるためにする苦労は厭わないでいたい。
なるべくたくさんの人と関わること、表現物に触れること。
それらがワタシの視野を広げてくれる。見えなかったものが見えてくるはず。
空も飛べるはず。(?!)
それと否定的に物事を見ないこと。どんなことからも得ることはあるはずだ。
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