03/07/2002(蒸し暑い)
最近、本ばかり読んでいる。本を読んでばかりいる。
一日平均1.5冊といったところか。
今日読んだ一説から。別にフェミニズムとかそいう意味ではないけれど。
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目を開けて、自分のまわりを見わたすといい。誰からも求められず、誰をも求めていない自分を。そして「愛のない私は無だ」と思うかわりに、カラカラと吹きぬける風の中で、、自分がよろめきもせず「ぞんがい、平気」
だと、認めたらいい。ひとり荒涼の代わりに、ひとりの充実を、言うがいい。
どちらにしても、世界は、あなたの外に、あなたが終わったあとにも、存在している。世界があなたに用がないとき、あなたの方でも世界に用がないかもしれない。女が<対>の夢からさめて、ただの「個人」になるとき、しんしんと星の降る原野がそこにある。そしてそれは、ぞんがい、悪い気分でないかもしれない。
「のろとさにわ」より「恋愛病」(上野千鶴子)
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別に男嫌いとか、男に負けないとかそういう気持ちはない。
ただ、こうやってひとり荒涼とした原野で、風をうけてすくっと立っている。
そういう人になりたい。
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