(書誌+要約+請求の範囲+実施例)
19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】第2884853号
(24)【登録日】平成11年(1999)2月12日
(45)【発行日】平成11年(1999)4月19日
(54)【発明の名称】振幅変調送信機
(51)【国際特許分類第6版】
   H04B  1/04                 
                              
   H03C  1/00
【FI】
   H04B  1/04        R        
                     D        
   H03C  1/00        A
【請求項の数】1
【全頁数】6
(21)【出願番号】特願平3-279509
(22)【出願日】平成3年(1991)10月25日
(65)【公開番号】特開平5-121945
(43)【公開日】平成5年(1993)5月18日
【審査請求日】平成7年(1995)10月31日
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
【住所又は居所】東京都港区芝五丁目7番1号
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 秀夫
【住所又は居所】東京都港区芝五丁目7番1号日本電気株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】佐川 正人
【住所又は居所】東京都港区芝五丁目7番1号日本電気株式会社内
(72)【発明者】
【氏名】小林 直樹
【住所又は居所】東京都港区芝五丁目7番1号日本電気株式会社内
(74)【代理人】
【弁理士】
【氏名又は名称】京本 直樹 (外2名)
【審査官】 板橋 通孝
(58)【調査した分野】(Int.Cl.6,DB名)
H04B 1/04
H03C 1/00



(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】 それぞれが制御信号によりオン・オフ制御されて搬送波信号を増幅する複数の高周波増幅器を有し、この複数の高周波増幅器の出力を合成することにより振幅変調信号を生成する振幅変調送信機において、前記搬送波信号のゼロクロス点に同期するタイミングパルスを生成する手段と、前記タイミングパルスに同期して前記制御信号を前記高周波増幅器へ送出する手段とを備えることを特徴とする振幅変調送信機。



【実施例】次に本発明について図面を参照して説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例を示すブロック図1である。ここで、複数の高周波増幅器21-25は、制御信号C1-C5によってそれぞれオン・オフ制御され、オン状態のときは搬送波発振器14からの搬送波信号Sを増幅して出力合成器16へ送出する。出力合成器16は、各高周波増幅器からの出力を合成して振幅変調信号を生成する。
【0010】ところで、同期信号発生器15は、搬送波発振器14からの搬送波信号Sを受けて搬送波信号Sのゼロクロス点を検出し、このゼロクロス点に同期するタイミングパルスPを発生する。
【0011】A-D変換器11は、タイミングパルスPに同期して、アナログ入力信号を多ビットディジタル信号に変換する。エンコーダ12は、多ビットディジタル信号から高周波増幅器21-25をそれぞれオン・オフ制御するための制御信号C1-C5を生成する。制御信号送出器13は、タイミングパルスPを受けたときに制御信号C1-C5をラッチし、次のタイミングパルスPが入力するまで制御信号C1-C5を保持して高周波増幅器21-25へ送出する。
【0012】次に、図2によって動作を説明する。
【0013】図2(a)はアナログ入力信号の一例を示し、信号レベルに応じて動作する高周波増幅器の台数が変化する。図2(b)は同期信号発生器15が発生するタイミングパルスPを示し、図2(c)は搬送波発振器14が発生する搬送波信号Sを示しており、搬送波信号のゼロクロス点とタイミングパルスPとが一致している。図2(d)は合成出力信号を示しており、時刻t1から時刻t2までは1台の高周波増幅器が動作し、時刻t2から2台の高周波増幅器が動作する。この場合、時刻t2は搬送波信号のゼロクロス点と一致しているので、合成出力信号は連続的に変化し、不連続は発生しない。
 



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