phase2『Passing_moment』過ぎ行く時
おさらい?
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「美味しいでしょ、キョウコの特製料理だもんね」とキョウコ
「ムガムガムガムガッ」むしゃむしゃゼロ
「このキョウコの料理が、またうめぇーのなんのって」
(ってお約束を言ってしまうな。許せ!ユキコ)と幻斗
何日ぶりだろ?って、かっこみプリのゼロと幻斗だ
「だから、前も今日も私が作ったんだってば!」
(相変わらず、意地悪美形長髪青年ね)とユキコ
「、、、、パクパクパクパクパク」黙々食事のマーク
「なんか話とか代えマスクはないか?マーク」と幻斗
(マスクってことは、沙羅沙さんに会うのかな?2人の愛は永遠なんだぁ)とユキコ
(或る意味で永遠で、或る意味では簡単に壊されちまうのさ)と幻斗
(同じ命を持った者同志が、同じ世界に存在できないって話は本当ってこと?だったら、、)とユキコ
「そうだ!聞いてください。深雪さんが不治の病に倒れてから、ゴンザレスさんが悪魔と契約するだの1000人殺すだのとブツブツ言ったり、、、」とマーク
(そういうことさ。知ってのとおり、深雪の新世界での姿がユキコだかんな)と幻斗
(私は、どうすればいいの?ゴンザレスを止めなきゃダメよね)とユキコ
「さんきゅ、マーク。ごちそうさまっ、行くぞ!ゼロ」
(ブレーキの壊れたダンプカーは簡単に止まらないぞ。っていうかな、俺が殺したのは1000人どころじゃないんだ!悪いが今回は引っ込んでいてくれ)と幻斗
「ん?もう行くのか」とゼロ
(それは、あなたが殺したのじゃないんでしょ?)とユキコ
「俺はセッカチなんだ」
(キレた天使と悪魔のハーフなんだぜ!俺たち♪みたいなー)と幻斗
(、、幻斗のバカっ)とユキコ
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おさらい?(ユキコと幻斗の意志の飛ばし合い)終わり
街を歩く空羅がいた。
その目は、鉄の意志が宿っているように見える。
そこへ、大男とすれ違いざまに肩がぶつかった。
「おぃ、にいちゃん!人にぶっかっておいて挨拶なしか?」
「ごめん、面倒くさかったので」と流す空羅だが、、
大男は明らかに絡んできてます。
空羅、傍らの軽自動車をひっくり返して、、
「よっと、、狭いからスペース空けました。っていうか、人を見た目で判断しないほうが、痛い目に合わないというのが一休さんの知恵だよ」
大男、キレて殴りかかり。
「ふざけやがってっ」
(ガッ、ボキッ)
「ぐげぇ、、いててててっ」
空羅が、左手で受け右手の掌底の一撃で大男の右腕を折ったのであった。ごく当たり前のように
「新しい世界の人類は特殊能力を持っていると聞くけど、幻斗や俺にはそういうのは無い。さっき、軽を裏返した時は潜在能力を開放したけど、そんなことしなくてもあんたを投げられる。現状でも168kgは持ち上げられるんだ。」と空羅
それを聞いても、大男はにやりと笑う。
「んじゃ、こっちは遠慮無くやらせてもらうか」
大男は空羅の目の前から姿を消し、後方から思いっきり体当たりを食らわせようとした。彼の能力は、瞬間移動みたいだ。
しかし、目を閉じた空羅の振り向きざまに放った崩拳が、大男のみぞおちに炸裂していた。
「ばかなっ、、旧人類なんかに負けるのかっ?!」
大男、叫びつつうつぶせに崩れ落ち。
「カーネルサンダース!(越えさせない、、誰にもね)」
空羅は目を開き、訳のワカンナイ勝ち名乗りをあげて歩きだした。
んと、全く関係ないけど、木製ベンチに思いっきり座ると、たまに壊れて木片が尻小玉に突き刺さるょ
危ないから、みんな気を付けようね