第2話『現れた敵・・・』
青の惑星地球でそれは起こった・・・。すばやく起こった・・・。
はやい、ああはやいさ。
それは奇々怪々極まりない、恐ろしゅうございます・・・。
消えた!忽然と、消えた。そう、ここからあげ町の幼女達が・・・。
最初にそのことに気づいたのはふぁいなる女子小学校の教師、山田俊夫(28歳)だった。
彼はさわやか3組の教室で生徒達に数学を教えていたのだが、黒板に問題をかきまくりふと後ろを振り替えれば
生徒が一人もいないじゃねーか!!集団ボイコットか!?俊夫はそう思った。
が、違った。どこにもいなかったのだ、生徒達は。
とりあえず彼は窓から飛び降りたという・・・。なぜか。
似たような事件がからあげ町各地で起こった。どどん!!
幼女達が消えるゼ事件が起こっている頃、ある青年がからあげを食べていた。
その青年の名は徳永昭兎(とくながあきと)。眼鏡が光る怪しい奴だ。
その青年、昭兎は「う、う、う、うますぎる!!」と叫びながら、からあげをむさぼっていた。からあげだけ弁当だ。と。
「昭兎君、いるかしら?」
ドアの向こうから昭兎を呼ぶ声がした。昭兎がいるのは休憩室。
ゲームショップ、ドリームドリーム(謎)の休憩室だ。
昭兎はここ、ドリームドリームでアルバイトしてるのさっ。
「いますッス!」
昭兎がそう返事をするとドアが開き、一人の女性が入ってきた。
年の頃は24、5。黒のロングヘアーでおっとりした感じの美人だ。
美人さ、ああ、ずんどこ美人さ!!
「どうかしたんスか、店長」
「ええ、実はね、ゲームのことを聞かれたんだけど、わからなくて・・・」
ドリームドリームの店長である、相田美由紀(あいだみゆき)がそう言った。
「ああ、はい。行きます・・・行きます!」
昭兎はそう言うと、光の速さで立ち上った!だがその光の速さが災いしたのか、からあげが異空間へといざなわれてしまった!!
「ぎゃわああああああああ!!オレの昼飯がぁぁぁ!!」
「あら、大変だわぁ」
あまり大変じゃなさそうなのは美由紀。
「くっ、今は仕事が先決さ!!からあげは後で取りに行くぜ!!」
そういうと昭兎は光の速さで・・・行こうとしたがさっきのこともあるので、音速くらいで店のカウンターまで走っていった。
「ふふふ、相変わらず素早いわねぇ、昭兎君は」
美由紀はにこにこしているのだった・・・。
昭兎がカウンターへ直行すると、そこには一人の幼女がいた。
「ぐうぅぅぅぅぅれいとぉぉぉぉぉっ!!」
いきなり昭兎が叫んだ!
幼女はびっ栗林(謎)。
「あ、あのぉ・・・」
おずおずと、幼女が切り出してきた。
「ひゃっひゃっひゃ、ゲームの話しだったねお嬢ちゃん。・・・さあ!!なんでも聞いてごらん!!」
「うん!!スペランカーある!?」
「なっ・・・」
昭兎は絶句した。いや、絶句せざるをえなかった。
(なんてこった・・・こんな幼女が・・・よ、よりにもよってスペ・・・スペ・・・、スペランカーだなんて!!)
「あるぅ?」
幼女が再び聞いてきた。
「いや〜、それがそんなクソ・・・いや、ファミコンのソフトはちょっともう扱ってないんだ〜、ご、ごめんね?」
「ふ〜ん。じゃあいいや、バイバーイ」
フッ・・・
「え・・・?」
昭兎はきししと思った。なぜなら消えたからだ、幼女が!突然!昭兎の目の前で!
「な、な、な、なにがおこったんだぁぁぁ!?」
昭兎はとりあえず幼女が消えた辺りの空間を調べてみた。
スカ、スカ。
ただ空を切るばかりだ。
「あわわわわわ・・・まさか今の子は・・・幽霊!?」
昭兎は震えるゼ?
「ててててててて・・・てんちょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
昭兎は光の速さで店長の元へ飛んでいった!
「てん・・・」
ぼふ
昭兎が休憩室のドアを開けると目の前に美由紀がいたため
昭兎の顔が美由紀の92センチのバストの間に!!
(ご、50G!?・・・じゃなかった、ぱ○ぱ○(爆)・・・)
「あら?どうしたの昭兎君」
(あぁ・・・なんてやわらかいんだ・・・いくらロリコンのオレでもこれは・・・!!ぎちいいいいいい!!)
昭兎は思わずもんでいた。
「あぁん。昭兎君たら・・・エッチなんだから」
美由紀はそういうものの自分の胸の間に挟まっている昭兎の顔を両手で、ぎゅうううっってした。
(ガードだと!?)
昭兎は死んだ。
めでたしめでたし。
なんだこの終わり方(滅)