第4話『幼女ハンター(爆)』
徳永昭兎は落ちていた。高度16777216mの高さから。
「ようじょおおおおおおおおおおおおおお!!」
お得意の幼女を口走りながら落ちるその姿はさながらぎいいいいい!!
しかしその時!!
シュッ・・・
かき消えた・・・昭兎がネ!
「う・・・う〜ん・・・・・・はっ!!」
目覚めた・・・昭兎が目覚めたヨ!!
「ここは一体・・・」
「目え覚めたみたいだにゃあ」
「えぇっ!?」
昭兎の真横から声がしたのだが声の主はなんとネコだった・・・。
かわいらしいシロネコだ。
「ね、ね、ね、ね、ね、ネコがしゃべった!!ぎゃあああああああああああああああああ!!」
ぱたっ
昭兎はショックのあまり気絶したぁぁぁもみもみ。
「そ、そんなおどろかにゃくても・・・」
きしいしいいい。
数時間後・・・。
「う・・・う〜ん・・・・・・はっ!!」
「やっと起きたにゃあ」
「え・・・」
やっぱり横にはしゃべるシロネコがっ!!
「ガードだと!?」
昭兎が叫んだ。
「何言ってるにゃあ、ガードなんてしてないにゃあ・・・」
「ひゃっひゃっひゃ・・・お前何?」
「僕はシロネコのシロだにゃあ」
「そのまんまじゃねーーーか!!」
昭兎のつっこみが炸裂した!
「そ、そんなこと言われてもにゃあ」
「オレがつけてやるゼ!!だが良い名をつけるには時間がかかる。少し時間くれ」
「別につけてくれなくてもいいにゃあ・・・」
「思い付いたぞ!!」
「っていうかはやっ!」
「お前の名前は今日からマイケルさっ!」
「ま、マイケル?なぜ?」
「きししししいししししししししししい。ネコといったらマイケルだろうがぁぁぁぁぁ!!」
「にゃああああああああ!!」
「ひゃひゃひゃひゃひゃ!!!」
「うにゃああああああああ!!」
「きっしっしっしっ!!」
なにやら一人と一匹は叫び合戦を展開中だ。バカだ。
「きしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい・・・ところでさ」
「なんだにゃ?」
「ここ・・・どこ?」
「ここはアレフガルドだにゃあ」
「あ、あ、あ、アレフガルドぉおおお!?ってことは竜王が!!」
「なんだにゃそいつ?そんな奴いないにゃあ」
「え?」
「今アレフガルドをさわがしているのはギルギルだにゃあ」
「ギルギル?変な名前。で、そいつ何やったの?」
「幼女を片っ端からさらってる幼女ハンターだにゃあ!」
「なんですってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
「う、うるせえにゃあ」
このときのアキトボイスはアレフガルド中に轟いたという・・・。
「許さん!!オレが倒す!!」
「にゃっはっは!お前には無理だにゃん」
「やかましいわ!!」
バキっ
「にゃふぅぅぅ!?」
「幼女をさらっていいのはこのオレだけさっ!!うはは!!」
「お前もそういうシュミだったのかにゃん・・・」
「おどろいたかね?」
「ふにゃあああ!!」
ガリリッ!!
「うぎゃああああ!!いてええええ!!なにしやがる!!」
「なぜかは分からないにゃあ、にゃはは」
「ちっ、このネコおかしいぜ」
自分のことを棚にあげ、そういう昭兎であった。
「とにかくオレはそのギルギルを倒しにいくぜ!!」
「にゃっひゃっひゃ!!ならば僕も加勢するにゃあ!!」
「うししいいい!!オレは昭兎!」
「僕はマイケル!!」
そして一人と一匹はギルギルをたおすべく旅にでたのだった・・・。
「遅いわねぇ・・・昭兎君。今日もうちで夕ご飯食べていくと思うんだけど・・・」
ここはドリームドリームの2階。1階がゲームショップ、
そして2・3階が住まいのホームルーム(謎)
うまそうなご飯を並べたまま美由紀は昭兎を待っていた。
いつもここで食べていくのさ。
「マンホールにでも落ちたのかしら・・・ふふふ、ありそうだわ」
なにやら一人で考え事をしながらにやにやしている美由紀であった・・・。
続くしか!!