第6話『超絶ゲーマー』
「しまった!こうもりのふんに当たって死んぢまったぜ!」
昭兎はゲームをしていた。さよう・・・あの伝説のスペランカーだ。
しかもROMカセットで。
「うふふ、なんだかおもしろそうなゲームね」
「美由紀さん」
昭兎が後ろを振りかえるとそこには黒髪の美女がいた。相田美由紀。
昭兎がバイトしてるゲームショップ、ドリームドリームの店長だ。
だがあまりゲームに詳しくない。
「ウーロン茶飲む?」
「あ、はい。でも美由紀さんの乳首をしゃぶるほうが・・・ってオレは!?
・・・・・・オレはどうしちまったんだ!?」
「どうしたの?何か言った昭兎君?」
「いえ、別に・・・」
(どうしてしまったんだオレ・・・オレはロリコンのハズなのに・・・くっそぉぉぉぉぉ!!)
「こうなってしまったのはみんな・・・みんな・・・」
一呼吸。
「このおっぱいのせいなんだぁぁぁぁぁ!!」
ぐに!ぐに!ぐに!ぐに!ぐに!
昭兎はもうなにがなんだかわからないがもみまくった!
「あ・・・あぁん!や、昭兎君!そんな・・・強く・・・あぁ!」
その時!!
ブーーー!
どこからともなく来客を告げるブザーが鳴った。
「あ、お客さんやー」
昭兎は何事もなかったかのように店のカウンターの方へいった。
「もう・・・昭兎君たら・・・」
ちなみに全てを見ていたシロはこう語っている。
「どこがロリコンなんだにゃあ、めっちゃでかいおっぱい好きじゃねーーーか!!」
昭兎がカウンターまで来ると一人の女の子が待っていた。
15,6歳だろうか。栗色のながい髪に紅い瞳・・・まぁそのなんつーの?美少女?
(お、かわいいじゃねーか。どうもみた感じ日本人じゃなさそうだにゃー)
「すいません、お待たせしちゃって」
「・・・あなた、お店の人?」
「そうですけど」
「ふ〜ん・・・」
(な、なんだ?なんだ・・・なんなんだ!?)
「ねえ、あたしと勝負しない?」
「勝負?」
「そう、ゲームでね」
「え・・・?う〜ん・・・そう言われましても・・・」
「そう言われましてもじゃないわよ!男なら勝負を受けなさい!はい!!」
「おっ!?」
少女が渡したものはドリームキャストのコントローラーだった。
「ドリームキャスト?・・・うん、いいですよ」
「そうこなくちゃ!」
少女は待ってましたとばかりに一本のソフトを取り出した。
「あたしゲームは全般的に好きだけど特にシューティングが好きなの。で、これってわけ」
「こ、このソフトは!!」
少女が見せたソフト・・・それは対戦型ロリロリ(笑)シューティング・・・
ADKのティンクルスタースプライツだ!!
「きしし・・・。幼女を使うわしは強いゼ?」
「いいわね。望むところよ。あたしはリナ・・・神坂リナよ!(核爆)」
「オレは徳永昭兎。すごいゼ?」
「フフッ、いくわよ!」
かくして、突如現れた美少女リナVS怪しい店員昭兎の闘いが始まった。おいしいよ!
「あらぁ・・・最初に乗ってるゴンドラみたいなのから降りれないわ」
そのころ美由紀はスペランカーをやっていたという・・・。とりあえず降りろよ!