第7話『学園祭』

 「うごっ!!復活者に出会ってしまったんじゃよ〜!」
昭兎はゲームをしていた。今日のゲームは伝説のRPG、星をみるひとだ。
ちなみに昭兎がいるのはゲームショップドリームドリームの3階、
美由紀の私室。美由紀はドリームドリームの店長だぞい!!
「昭兎君?ケーキがあるんだけど・・・食べる?」
そう言って現れたのは美由紀じゃよ?
「きっきっき!!からあげケーキですか?」
「そう、からあげケーキよ」
「うほほ〜い!」
からあげケーキとはからあげをふんだんに使ったケーキのことだ。そのままだが。
「ふふふ。それじゃあ飲み物はどうする?」
「そうですねぇ・・・美由紀さんの愛・・・あああああああ愛ラブクリニック!!」
「うふふ、おかしな昭兎君」
(ダメダ・・・コノママデハミモココロモミユキサンニミリョウサレテシマウ・・・)
なぜかロボっぽい。
「紅茶でいいかしら?」
「ぎいいいいいい・・・え?あ、はい」
「それじゃあ用意してくるわね」
「きしししし・・・ふぅ」
美由紀が出ていった後昭兎は大きなため息をもらした。
「いかんな・・・これ以上美由紀さんといっしょにいたら理性が崩壊してしまう・・・とう!!」
昭兎はいきなり窓を突き破ってどこかへ飛んでいった。
「昭兎君、紅茶がはいったわよー・・・あら?」
美由紀が部屋に紅茶を持ってきたころには昭兎いないの。
「困ったわね・・・二つもケーキを食べたら太っちゃうわ・・・」
くくく。ちなみにゲーム画面のみなみは死んでいた。

 窓を突き破った昭兎は空を飛んでいた。っていうか低空飛行だ。
「ひゃひゃひゃ・・・オレいつのまに飛べるようになったんだろうかかかっかあ」
だがそのとき!!
どごっ!!
「ぎゃわあああああ!!」
昭兎は車にはねられて死んだ。
めでたしめでたし。
生き返った。
「痛いんじゃよ〜」
とりあえず痛いだけで済んだようだ。
そんな昭兎の元に一人の少女が近づいてきた。
「・・・昭兎じゃない」
「え?・・・ってお前は女好き女!!」
めきょ!
「ぎちいい!」
昭兎の頭にその少女・・・リナのかかと落としがクリーンヒット!!
「失礼ね!」
「ほ、ほんとのことじゃよ?」
「ちっ、アンタにかまってる暇はないわ!」
そういってリナは走っていった。
昭兎がリナの走っていった方向に目をやるとそこには学校が!!
「あ、あそこリナが通ってる高校かなぁ。行ってみよう、やってみよう!!」

 昭兎が学校の近くまでくるとある看板が目に入った。
「ん?ファイナル高校学園祭?・・・・・・なるっほど・・・今日は学園祭があんのか、ここで」
昭兎はしばらく何かを考えていたがいきなり。
「いくしか!!」
そういってファイナル高校へと入っていった・・・。

 一方そのころ・・・。
「うん、おいしかった」
ケーキを二個ともたいらげた美由紀は午後のティータイムとしゃれこんでいた。
ピピピピピ!
そのとき美由紀のケータイが鳴ったり!!
「あら、誰からかしら?」
美由紀が電話にでると高い声が耳に入って来た。
「あ、美由紀さん?リナです、リナ」
「まぁ、リナちゃん?」
「はい!リナです!好きです!」
「ふふ、ありがと。・・・ところで何か用があるのかしら?」
「はい!実は今日うちの高校の学園祭があるんですけど来てくれませんか?」
「ええ、いいわよ」
そんな感じでキットン!!

 「・・・それじゃあお留守番お願いね、シロちゃん」
「にゃー」
(基本的に毎日やってるゲームショップなのにいきなり休業するにゃんて・・・にゃしいいい!!)

 そのころ昭兎はあるものを見つけていた校長室で。
「何このスイッチ。押してみよ」
ぽちっ
世界は滅びました。
おしまい。