そのとき!!
「こんちわーっす、郵便でーす」
唐突な郵便屋に美由紀と昭夜は止まった。
「あ、どうも」
昭兎が郵便物をうけとる。
「な〜に〜こ〜れ〜」
昭兎はそう言いながら郵便物の包みを開けた。
中からでてきたものは昭兎が知らないものだった。
プレイステーションみたいなやつだ。
「マジでなにこれ?」
「それはメモリーレコーダ!」
昭兎の疑問に昭夜が答える。
「メモリーレコーダ?」
「そうよ。その再生ボタンを押してごらん」
「うい」
昭兎は言われた通りに再生ボタンらしきものを押した。
ぽちっとな
「ブタモオダテリャキニノボル・・・」
ピーーー!
ドーーーーーン!!
自爆ボタンだったヨ!
「なんだいなんだ〜い!」
なぜか昭夜はドロンじょ風だ。
「その赤いのじゃなくて白いやつだよ」
「あの白いやつ・・・ガンダムだというのか!?」
昭兎はわけのわからんことを言いながら
白いボタンをなぜか16連射で押した。
きゅぴーーーん
すると謎な駆動音がしてメモリーレコーダの中から人がっ。
「ぎゃわーーー!中から人が!!・・・って・・・と、父さん!?」
そう・・・メモリーレコーダの中からでてきたのは
昭兎の父、徳田昭光(アキミツ)デシ。
「確かに父さんだけどそれは立体映像よ、昭兎」
「え?」
昭兎が昭光に触れようとすると・・・。
スカっ
「半透明処理!!」
なるほど。確かに立体映像のようだ。
「やあ!久しぶりだな昭兎!!」
急に立体映像の昭光が喋りだした。
「実はお前に伝えておくことがある。もうすぐそっちに母さんが行くしー」
もう来てるよ・・・父さん・・・。
「おそらく母さんはお前をアメリカへ連れて行こうとするだろう。だが必ずしも従うことはない。まぁなんていうかー、お前のやりたいようにやっちゃえば?って感じ?」
「父さん!!」
昭兎は父さんが味方してくれることに喜びふぁいやーだ。
「きっしっし。母さんがそっちへ行ってる間、父さんは愛人と会うんじゃよねー。楽しみすぎしか!!おっと、これは母さんには内緒だヨ!」
もうばれたよ父さん・・・。
昭兎きっしし。
「おのれあの男!!」
案の定昭夜は怒り!!暴れんぼう天狗だ。
「小娘!この勝負は今度来たときにつけるよ!!昭兎!今度来るまでに考えを改めておくのよ!ルーラ!!」
昭夜は早口にまくしたてると帰っていった。なぜかルーラで。
っていうか帰りの航空チケット必要なかったんじゃ・・・。
後に残された昭兎と美由紀はしばし呆然としていた。ややあって。
「た、助かったんじゃよ〜」
そういうと昭兎は美由紀の顔をみる。
美由紀がにこっと微笑む。
「美由紀さん・・・助けてくれてありがとうなんじゃよ〜」
「なに言ってるの・・・昭兎君のためならなんでもできるのよ?」
「美由紀さん・・・」
「昭兎君・・・」
二人はなんだかいい雰囲気になっていますよ?ぎゃわー。
「み、み、み、美由紀さん!!」
「昭兎君!」
昭兎は我慢できない!といった感じで美由紀に飛びついた。
「あぁっ!」
そして服をはごうとしたそのとき!!
からんからん。
来客を告げるベルが店内に響き渡る!!
昭兎ならたとえ客がきても美由紀を襲い続けたかもしれない・・・。
だが客は幼女だった!!
「きししししししっしししししししし!エッグキック!!」
最後が謎だが昭兎は幼女のほうへ瞬間移動した。
「なにが欲しいんだいお嬢ちゃん?」
「えっとね・・・」
かくしていつものように、昭兎幼女好き好き好き好き好きっ好きフィールドが展開されるのだった。
「昭兎君・・・わたし・・・わたし・・・幼女なんかに負けないわよ!!みてらっしゃい幼女!おーっほっほっほ!!」
美由紀は高笑いをあげながら光の彼方へ消えさった!
「ひゃっひゃっひゃ!ひゃっひゃっひゃ!」
昭兎は幼女と戯れている。
ただ一匹取り残されたシロは嘆息し、こう呟いた。
「これが若さか・・・」
 そんな感じで、嵐のような昭兎ママ襲来事件は幕を閉じた。
だがあの昭夜がこのまま引き下がるわけがないったらない!
果たして次に来たとき、再び追い払えるのか!?
がんばれ昭兎!!がんばれ美由紀!!ついでにシロもがんばれ!!
きしししな感じで次回へ続くかもしれない!
からあげ!!

どうも。続きますよ。