第15話『ドンドコドン』
「ひゃっひゃっひゃ・・・幼女!!」
唐突に男がそう叫んだ。
男の叫びに周りにいた幼女達がビクッとする。
「怖がらなくてもいいんじゃよ?ベホイミ!!」
なぜベホイミなのかは不明だが満面の笑みを浮かべながら
男は幼女達にせまっていく。
「あ・・・あ・・・」
幼女達はおびえながらも逃げ出すようなことはしなかった・・・
いや、逃げ出せないのだ。
そういう風に命令されているのだ、この子達は。
「ひゃっひゃっひゃ!!」
男はもう我慢できないとばかりに一番近くにいた幼女にとびかかる!
「い、いやあ!!」
ヒュン!!
ゴスっ!!
「ウボァー」
思わず幼女が放った真空回し蹴りが男の顔面をとらえた!
「あ・・・ご、ごめんなさいです!!つ・・・つい・・・」
「きしし!!まぁいいさ!ああ、いいさ!!」
男は奇妙に笑いながら幼女に言う。
なんかよくわからんがおっぴあなのだ!
ここは幼女連盟の本部である宇宙ステーション『ラブリースター』。
男と幼女達がいるのはがその中にある『幼女ルーム』だ。
『幼女ルーム』とは幼女がいっぱいいる部屋・・・そのままだー。
この部屋は幼女を相手に幼女好きの者達が幼女LVをあげるために設けられていた。
今この部屋で幼女を相手にしている男こそ一度は最高の幼女マスターになりかけた
徳永昭兎!!
彼は長いあいだ美女にさらされたため極端に幼女LVがさがっていた。
「対幼女用愛撫!!」
「あーーー」
そして中ではちょっと詳しく書けないようなことが展開されている模様です!!
まいっちんぐ!
「どうだね?昭兎君は」
「はい、順調に幼女LVをあげているようです」
「そいつは良かった。くっくっく」
闇の中に二人の男がいた。
一人は豪華なイスに腰掛け、黒いネコをひざにかかえている。
暗くて顔はよくわからないがあやしいさ。
そしてもう一人はその男の前でひざをついてかしこまっている。
光源がほとんどないのにメガネがひとりでに光ったりしててこの男もなんかヤバし!
この二人、実は幼女連盟のお偉いさん!!
ネコをかかえているのが会長のKING!
そのキングを敬う態度をとっているほうが副会長の魔亜夢!ダイの大冒険じゃないよ?
二人とも会長、副会長の座についているだけあってすんごい幼女好きだ!(滅)
「この調子ですと一週間後には幼女LVが300に達するものと思われます」
「そいつはよきかなよきかな・・・くっくっく」
「他の候補者達のLVは200前後・・・我々の野望が成就されるのも時間の問題ですね」
「その通り!!くっくっく!!」
「あっはっは!!」
二人の哄笑はいつまでも闇の中に響いていた・・・。
「ふぃ〜、なかなかに疲れたんじゃよねー」
訓練(えー?)を終えた昭兎は午後のランチタイムでにぎあう生徒食堂にいた。
「どーれーにーしーよーうーかーなー」
昭兎は食堂のメニューをみながら迷っていた。
メニューは幼女ラーメンや幼女唐揚げ定食、幼女ステーキといった幼女メニューでいっぱいだヨ!
「うむ・・・ここはしぶく幼女そばでいくゼ?」
一人なのに疑問系でいうと昭兎はメニューを注文するため席をたった。
昭兎がカウンターまでいくと給仕のおばちゃん・・・
もとい、給仕の幼女が食堂スマイル(謎)で出迎えてくれた。
「お疲れ様ですぅ!なんにしますか?」
「幼女そばプリーズ!!」
「かしこまりましたぁ。お席でおまちください」
「きししししし!!」
昭兎が席にかえると昭兎が座っていたとなりの席に見知った顔があった。
「よう昭兎!」
「雷太!」
それはこの幼女連盟における良き友人でもありライバルでもある雷太だった。
名字忘れた(爆)
「ま、座れよ?」
昭兎はいわれるがままに雷太のとなりに座る。
「どうだ?幼女LVのほうは」
「きしし!!なにやら256になったんじゃよねー」
「はやっ!!」
雷太は素直におどろいた。そう、ここは驚くところなのだ。
普通幼女LVは1あげるのに平均して一日くらいかかる。
つまり256まであげようと思うと256日。
実際には途中でスランプになったり(なるのか?)ともっと日数がかかるものだ。
だが昭兎はわずか3日で20くらいから256に!!
これがいかに早いかおわかり?おわかり?そこの君!!
「さすがとしか言いようがないよ・・・」
「バルバル!!」
「いったいどうすればそんなに早くLVをあげることができるんだ?」
「そうじゃのう・・・たとえば・・・」
昭兎がしばらくワンポイント幼女アドバイスをしていると
さきほど注文した幼女そばがきたっちゃ。
「ごゆっくりどうぞですぅ」
そういって料理をもってきた幼女が去っていく。
「ひゃっひゃっひゃ・・・幼女そばを食べるのは久しいさ!!」
昭兎がそう言って箸を手に取る。
「幼女そばにしたのか。なかなかやるねえ・・・」
なにがやるのかわからないが幼女そばは見た目は普通のそばとかわらなかった。
ではなぜ幼女そばなのか・・・それは幼女がつくっているから!!(滅)
「うまし!!」
幼女そばをわずか3秒でたいらげた昭兎が叫んだ。
「フッ・・・食べる速さもかわっちゃいないな・・・お前さんは」
「ぎちちち!!」
その後、なんだか疲れた昭兎は自室に戻ってわずか3秒で眠りにおちたのぉ。
まぁ昭兎はそんな感じに過ごしとる。