「うーん・・・、なかなかグレイトなゲームがないわねえ・・・」
そう言いながらグレイトなゲームを探しているのはさきほどの芹香お嬢様!!
「ちょっとそこの店員A!!」
探すのがめんどうになった芹香は近くにいた店員Aを呼び付けるとこう言った。
「グレイトなゲームをだせい!!」
「ひっ!?どうぞ!!」
異常なまでの気迫でせまってきた芹香に店員Aは思わず近くにあった
PSのゲームを手渡した。
「ウボァー」
次の瞬間店員Aは芹香の瞬殺獄によりこの世を去った。
「こんなゲームショップ!時間のムダだったわ!」
ガスッガスッ
芹香は店員Aの亡骸に二、三発蹴りを入れるとゲームショップ『なんでこうなるの』をあとにした。
ちなみに店員Aが渡したゲームはPSの『女子高生の放課後・・・ぷくんぱ!』だった(謎)
「ない・・・、ないないなーーーーーい!!グレイトなゲームがないんじゃボケぇぇぇ!!
どないなっとんのや!!」
芹香は気が短かった。
ドゴォォォン!!
そのとき芹香の耳に爆音が!!
「なに!?」
芹香があたりを見回すとあるゲームセンターから煙があがっていた。
よくみると何人もの人が倒れているではないか!!
「なんかあったのかしら?」
芹香は爆発があったゲームセンター、ミラクルセクシャルに足を向けた。
現場は悲惨なことになっていた・・・が、
店員は傷ついた人を助けようともせず何かの準備に追われている。
そして芹香の目は堂々と立っていた看板に釘付けになっていた。
「・・・残暑を吹き飛ばせ!ミラクルセクシャル主催、へっぽこ同盟大会!?でるしか!!」
芹香は目にも止らぬ早業でエントリーを済ませると控え室に消えた。
へっぽこ同盟とは格闘ゲームをつくらしたらもうすんごい!!
株式会社おっぴあの最新格闘ゲームだ
アーケードゲーマーの間でもすんごい人気を得ていて同人にもずんどこ使われてるし
へっぽこ同盟のコスプレイヤーもずんどこいた。
そんな人気ゲームの大会があるわけやねん。しかもおっぴあ公認だ!
参加者が後を断たないわけである。
もうミラクルセクシャルにロマンの嵐!!(謎)
そのころ潜地球で大阪を目指していた美由紀達一行は大きな壁にぶつかっていた・・・。
「前方に水脈があるですって!?」
潜地球の周りの状況を観測していたシロの報告をうけた美由紀はいきおいよく
艦長席(そんなおおげさなんか?)を離れるとシロが監視している潜地球的モニターを覗き込む。
するとそこには確かに水脈を示す絵が!!
「にゃー、どうするにゃあ?」
「迂回するしかないわ」
美由紀がセオリー通りに答える。
「それがこの水脈おかしいんだにゃー。長さが100万kmもあるんだにゃー」
「なんでやねん!!」
「ウボァー」
シロの意外すぎる答えに0.3秒でキレた美由紀はシロの頭にかかとおとしを繰り出した。
シロは死んだ。
「水脈があると何か問題なんですか?」
潜地球をまだあまり理解していないアリスが美由紀に質問する。
「水脈に出たとたん流される!!」
「まぁ・・・そりゃ大変」
潜地球内にしばしの沈黙が訪れる。
シロは死んだし美由紀とアリスはこの状況の打開策が思いつかないしで・・・。
そのとき!
「ぴっかーん!わかったぞ!!」
美由紀が謎な感じで何かをひらめいた!
「なにか良い考えが?」
「ええ、まかしてちょーだい!」
アリスの問いに自信満々に答える美由紀。
「はあぁぁぁぁぁ・・・」
そしてなぜか気をためだした。
「ど、どうしました?」
「はあぁぁぁぁぁ・・・くわっ!!」
美由紀の気が充実する!
「かめかめ波ーーーーー!!」
そして何を思ったのか美由紀はいきなり今きた方向、
つまり後ろを振り返ってかめかめ波を繰り出した!
バシューーーン!!
その勢いで潜地球は前方に横たわっていた水脈をなんなく通過した!!
美由紀はかめかめ波を強力な推進剤代わりに使ったのだ!ワオ!
だが潜地球は半壊していた。
「おーーーほっほっほっほ!!甘いわね水脈!!
このあたしにかかればあなたなんて赤子の手をひねるも同然!!
くやしかったらんばばラブソングでも歌うのね!(謎)
おーーーほっほっほっほ!!」
美由紀はなんか某スレイヤーズのナー○っぽくなっていた。
「にゃーにゃっにゃっにゃ!!デジキャラット!!」
なぜかシロが復活してアホい!!
「おーーーほっほっほっほ!!」
「デジキャラット!!デジキャラット!!」
潜地球はかめかめ波の余波でいきおいよく進んでいた。
アホい笑いを振りまきながら。
「バカばっか・・・」
そしてアリスがそうつぶやいた・・・。
「とどめよ!!へっぽこ超必!!」
「うわっち」
「勝者、リナ!」
「あたしに勝とうなんて100万年早いわよ」
リナが敗者Aに勝ちゼリフを放つ。
「くっそー!ちょっとかわいいからって!!お○してやる!!」
そのセリフが頭にきた敗者Aが襲いかかってきた!!
「どうやらゲームの腕だけじゃなく頭の中も最低みたいねっ!!」
ヒュン
バキャッ!!
「ウボァー」
リナのサマーソルトが敗者Aを完全に打ちのめした。
「まったく・・・」
リナはやれやれといった感じで控え室に戻っていった。
「・・・・・・」
そんなリナをみつめる一人の女がいた。
「あの子やるわね・・・」
そう、自称ゲーム業界の女王(業界人じゃないのに)芹香お嬢様!!
「どうやらそう簡単には優勝できそうにないわ・・・
でも初めて本気で戦える相手かもね・・・」
芹香はフッと笑うと席を立った。
「勝者、芹香!」
実はリナをみているあいだ試合をしていたのだ!
「相手が悪かったわね」
それだけ言うと芹香も控え室に!!