ガチャ
「広っ!!」
「大きな庭ですねー」
外へでたシロとアリスの第一声がそれだった。
見渡すかぎりこの家に庭らしくものすごく広大じゃよ?
「でも広すぎて門の外へでるのにいちいち車とか使わないとダメだから
時間がかかる上にめんどうなだけよ」
驚いているシロとアリスにそう言う美由紀。
その顔は本気と書いてマジでめんどくさそうな顔だ。
「そうですか?まぁ広すぎるのも考えものということでしょうか・・・」
「そうは言ってもどきんさん!!」
シロだけおかしくなっていた。
「屋敷にはいりましょ?」
美由紀達が玄関に向かうとどこからともなく声が。
『来客の方は、そこのインターホンでご用を。
この家の方、もしくはこの家に出入りを許された方は
照合レンズによる照合を行ってください』
機械な声だ。
「もちろん僕は入れるゼ?」
そう言うとシロは照合レンズ・・・なんつーか目で判断するやつだよ!のぞきこむやつ!
そのレンズを見る。
「・・・なにもおこらない・・・ウボァー」
シロはこの家の出入りを許されているわけないのであやしいやつと判断され
上のほうにあった監視カメラに装備されたレーザー兵器で打ち抜かれた。アホですヨ?
「ばかねえ・・・」
美由紀がそう言いながらレンズを覗き込むとぴろりろん♪と
ウルトラクイズばりの音がして玄関が開いた。
「さあ、入って」
美由紀が二人を招き入れる。
 「まぁ・・・なんて素敵なお屋敷なんでしょう」
屋敷に入ったアリスは思わず感嘆の声をもらす。
「見た目だけよ?うらぁっ!!」
美由紀がそう言ったかと思うといきなり近くにあったいかにも高そうな
ダイヤの像に正拳突きをかました!
バキョっ!!
あまりの破壊力に像は砂粒と化した。
「ほらね。中身はこんなに脆いでしょ?」
「そらぁ、そのパンチにかかればなにもかもが脆いと思いますけど・・・」
「でじこにゃあ!!」
相変わらずシロはアホい!
 そんなわけわからんことをやっているうちに客室の前までやってきた。
なにやら豪華な扉が立ちふさがっているゼ?
そして扉の前には数人の侍女が。
「あら・・・?これは美由紀お嬢様!いつお戻りに?」
そう言ってきてのはこの屋敷の侍女達のリーダー、ロッテンマイヤーさんだ(爆)
「ええ、ついさっき」
「そうでしたか。そちらの方々は・・・」
「わたしの友人のアリスさんとしゃべるネコのシロちゃんよ」
「はじめまして」
「ニャー!!」
「・・・・・・ネコがしゃべった!」
シロが言葉を発したので驚くロッテンマイヤーさん。
「だからしゃべるネコって言ってるじゃない。ところで客室・・・誰か先客が?」
扉の前に侍女がいるってことはそういうことなんだろうって感じ?
「はい。芹香お嬢様のご友人がおいでです」
「お姉様の・・・とにかくあけるっちゃ!!」
なぜかラ○ちゃん風の美由紀が扉を開けるとそこには・・・!
「お姉様・・・と?リ、リナちゃん!?」
「え?・・・み、美由紀さん!?」
そう、先ほど空飛ぶリムジンで相田邸に来ていたリナがっ!
「美由紀・・・ひさしぶりじゃない!リナさんと知り合いなの?」
美由紀の姿を確認した芹香が問う。
「ええ。そういう姉さんはどういういきさつでリナちゃんと?」
「かくかくしかじか」
「これこれうまうまで・・・なるほど、ゲームの大会でね・・・」
美由紀は三秒で納得するととりあえずアリスとシロを座るよう促す。
 「しかし驚いたわ・・・芹香さん、どっかでみたことあると思ったら
美由紀さんの姉だったとわっ!」
リナが二人を見比べながらそう言う。
「うふふ、私たちは双子なのよ」
「わたしたちは」
「わたしたちは」
「卵を守っています」
「卵を守っています」
「おっぴあ!!」
「おっぴあ!!」
「まぁ、声もそっくりですわね」
アリスの言うとおり二人は声もそっくりだ。
「バストのサイズはいっしょなのかしら!」
リナはそういうといきなり二人のおっぱいを揉みはじめた!
「あ・・・リナちゃん、いきなりなにを・・・」
「あ・・・あぁ・・・」
「これでもか!これでもか!」
っていうか揉みすぎ!
「いっしょだわ・・・」
どうやらいっしょのようだ(わかるんかい!)
93やったっけ?
「こんなにいっしょな二人なのにあたしったらどうして気づかなかったんだろう」
「やはり雰囲気が違うとわかりにくいんとちゃいます?」
アリスはなぜか大阪弁(これって大阪弁?)だった。
「そういうもんかもね・・・。でもこれで美由紀さんのことを一つ知ることができたわっ!えへっ!」
「えへっ!だなんてリナちゃんったら・・・」
リナはくるくるまわっている。
「なんやあのリナはんの反応は・・・まるで美由紀のことが好き・・・まさかっ!!
時よ止れ!ザ・ワールド!!」
次の瞬間芹香のザ・ワールドにより時が止った!
「・・・・・・」
五秒たった。
リナはくるくるまわっている。
あんまり意味はなかった。
「・・・そない喜んで・・・リナはんは美由紀のことが好きなんとちゃいます?」
冗談っぽく芹香が言う。
「え?・・・や、ヤダ!そんなんじゃ・・・そんなんじゃあ・・・」
ぽぽっ!!と赤くなるリナ。
ガーーーン!!
芹香はショッキング!!
「美由紀ぃぃぃ?」
「な、なあにお姉様?」
「・・・なんでもないー」
「そ、そう」
(ここで怒ったらリナはんにマイナスイメージを与えてまうわ。
大丈夫や、今は美由紀のことをみたはってもすぐにうちのほうに振り向かしたるさかい!)
なにやらここに女の三角関係成立!!
そして美由紀は言った。
「お姉様・・・アレを使うわ」
「ええ、よくってよ・・・ってアレを!?」
「ええ!!アレ!!」
「どんくん!!」
「使うったら使うわ!!」
「ミラクル!!」
「うりゃあああ!!」
「ミンキー!!」
二人は狂った。
「アレってなんでしょう?」
「さあ・・・あたしにはさっぱり」
アリスとリナはさっぱり妖精!
「マタタビ!!」
ついでにシロもおかしかった。
なんだかよくわからんがとにかく次回へ続く。

美由紀の姉登場です。レギュラーです。では・・・。