シュン!
魔亜夢のウルテクでみんな瞬間移動!大技林!
「・・・はっ!?ここはどこ!?」
キョロキョロと辺りを見まわす昭兎。
そんな昭兎の疑問に魔亜夢が答える。
「ここはキー幼女ルームです」
「キー幼女ルーム・・・」
「ここで今だかつて誰も成功したことのない実験を行います」
「実験・・・ですか?」
「そのとおり!!」
最後の声は後ろからしたものだった。
「誰だあの人は!!」
雷太が叫んだ。
「あの御方こそこの幼女連盟の会長・・・KING会長当人です」
「な、なんじゃってー!?」
昭兎はファーザー風に驚いた!
KINGと呼ばれた人物・・・顔の上半分はアイバイザーみたいなのをしていてわからない。
長く伸びた黒髪を後ろでまとめ、全体的にひゃっひゃっひゃ・・・って感じ(謎)
まだ若そうだ。
「よくぞ集まった戦士達よ・・・さぁ、そこの椅子にそれぞれ腰掛けい!」
「ぎょ、御意!」
幼女候補生達は言われるがまま所定の位置に腰掛けた。
ガション!ガション!
てな具合に手足に枷が!!
「う、動けん!」
ガーッ
そして頭の上から一昔前のパーマ当て機みたいなのが降りてきて頭を覆う。
その機械からはいくつものパイプのようなものが!
「な、なんだかいかにも・・・って感じなんですけど!?」
雷太が悲鳴にも似た声をあげる。
「ひゃっひゃっひゃ・・・始めてくれたまえ魔亜夢君」
「はい・・・ファイナルフュージョン・・・承認!!」
なんかようわからんがファイナルフュージョンが承認されたようだ!
「な、なにが・・・」
カッ!!
次の瞬間幼女候補生の体が光輝いた!!
「ぐわあぁぁぁ!!」
みんな苦しみだしたヨ!
「ま、魔亜夢様ぁ!!タスケテー」
「フフフ・・・あなた達には感謝していますよ。
よくこのラブリースターで幼女LVを高めることに努めてくれました。
おかげでこうして実験を行うことができます」
「くくーく。実験実験大実験!さよう・・・伝説の幼女を呼び出すためのねっ?」
「で、伝説の・・・幼女・・・だ・・・と・・・!?」
雷太が苦しみに耐えながらなんとか意識を保って声をしぼりだす。
「そうです。あなた達も知っているでしょう?この一説を・・・。
『どこかに究極の幼女がいるんだよねー。この世界かはたまた別の世界かもわからないんだけどね?でも呼び出す方法があってさー。究極に幼女を愛する12人の若者の幼女エナジーを一つにまとめたときそのすさまじい幼女エナジーにより究極幼女ゲートが開かれそこから究極の幼女が!ってね。ま、信じる信じないは君達の勝手だけどさ。バイバイキーン』
・・・どうです?この説明的なセリフ」
「・・・ま、まさか・・・この頭の・・・機械は・・・」
「ええ、あなた達の幼女エナジーを吸い取るものですよ」
雷太の震えた声になんでもない様子で答える魔亜夢。
魔亜夢の言葉にみんなはワオ!!
「や、やめろ・・・やめてくれー!」
「いやだいやだいやだ!」
「やだモン!やだモン!やだモン!」
「そんなー!」
「幼女ー!」
「きてよパーマン!!」
「ああ、安心してください。多分あなた達は幼女エナジーが無くなることによって幼女が嫌いになると思っているのでしょうが・・・大丈夫です!なぜならそう思ってもすぐに・・・死ぬのですから」
「な・・・に・・・!」
「は・・・はかったな・・・シャア!!」
「君のお父上が悪いのだよ・・・って別にはかってませんよ。あなた達のその純粋な心を利用したまでです」
「お・・・おのれ・・・」
「ジオン公国に栄光あれーーー!!」
「ぎゃ・・・ぎゃばば・・・!」
昭兎は思った。
(こ、このままじゃ本当に死んでしまうー!!)
とね!
KINGと魔亜夢は幼女エナジーの高まり具合をみて狂喜している。
「ひゃっひゃっひゃ・・・見よ!どんどんエナジーが高まっていくぞい!」
「ええ・・・これはすごい」
「くくくくくくくく!!」
「あははははは!!」

 シュイーン!!
真空的な宇宙空間に一隻の船がワープアウトしてきた。
そう、極楽鳥だ。
みんなしばらく眠たいような・・・意識が朦朧とした感覚だったがややあって芹香が口を開いた。
「・・・こ、ここは?」
「ここは宇宙のどこかです」
芹香の問いにアリスが答えた。
「どこかって・・・どこよ?」
「しょうがないですよ。作者は天文とか全然知らない人ですから」
「あ、そうかー(爆)」
「でも安心してください。幸い宇宙ステーションのようなものが近くの宙域に存在しています」
「そう・・・ならとりあえずそこへ向かいましょうか。いいわねみんな」
「いいにゃあよ」
(昭兎君・・・待っててね)
美由紀は昭兎のことでいっぱいサ!
「美由紀・・・」
そんな美由紀を見て芹香は思った。
(きっと昭兎とかいうやつのことでいっぱいなのね・・・
あの美由紀がそれほど好きな男か・・・どれほどすんごい男なのかしら・・・)
「フォッフォッフォ・・・それじゃあ進路を近くの宇宙ステーションに取りますぞ」
「ええ、そうして」
セバスチャンの言葉にそう返す芹香。
ふと横をみるとマートが難しそうな顔をしていた。
「どうかしたの?」
「・・・え?あぁ、いやぁ・・・別に」
「そう?」
芹香はたいして気にする風もなく向き直った。
「・・・」
(あの宇宙ステーション・・・)
マートはしばらく考えた後こう言った。
「・・・いやぁな予感がするんだけどなぁ・・・」
しかし小さな呟きだったのでそれを気にするものはなかった・・・。

くっくっく・・・。カーティス=ファミリー=マートってすごい強引!
次回へ続きます。