「昭兎君・・・」
会議を終えた美由紀は星々を見渡せる・・・なんだ?テラス?
とにかくそういう場所(ぉ)に来て星をみるひとになっていた。こやつはスリだ!
ちなみにもう極楽鳥に移っている。
「昭兎君待ってて・・・もうすぐ、もうすぐ助けに行くからね!ガンバルッチャ!」
なぜかやはりラム風だ。
そのとき背後から人影が!
「モニカさん・・・!」
「ここにいたのですわね美由紀さん」
「・・・もうすぐね」
「・・・ええ。お互い男の為にラブリースターへ・・・」
「モニカさんは・・・しばき倒しにいくのよね?」
「そうですわ・・・許さん!!」
「そう・・・」
「あなたは昭兎さんを愛しているのでしょう?」
「その通り!」
「いいですわね・・・わたくしはもう誰かを愛することなんてできませんわ・・・」
モニカは魔亜夢に裏切られたことがすんごいショックで
心に大きなトラウマができてしまったのだ。
しかも幼女に負けたので腹も立つとさ!
「また裏切られたら・・・そう思うと・・・ね」
「モニカさん・・・そうだ!ここは魔亜夢に対抗してショタコンになるってのはどうかしら!?」
「・・・本気で言ってますの?」
「至極!!」
「ちぇい!」
「うごっ!?」
美由紀はモニカチョップを食らった!
「な・・・なかなかやるわね・・・モニカさん」
「フフ・・・美由紀さんが変なこと言うからですわ」
「ずどどえやあ!!」
「そるっ!?」
モニカは美由紀はり手を食らった!
「ご・・・ごほっ!・・・今のは効きましたわよ・・・」
「だってモニカさんがつまんないことで攻撃を繰り出してくるからぁ・・・」
「はぁっ!!」
「なんと!?」
「この!!」
「くっ!」
なんかしらんが戦いが始まった!!
そこへシロが!
「二人とも、これから敵の本拠地に攻め入るってときに仲間われなんてみっともないにゃよ?」
「・・・そうですわね」
「美由紀さん・・・ここはシロちゃんで和解といきましょうか?」
「ええ」
「良かったにゃあ!・・・ん?」
「こぉぉぉ・・・」
「はぁぁぁ・・・」
なにやら美由紀とモニカは気をずんどこ溜めておる!
「このパターンはまさか!?」
「その通り!!」
「ラブラブ石破天驚けぇぇぇぇぇん!!」
「ウボァー」
シロは死んだ。
なぜラブラブかは謎だ。
しかしおかげで二人はお互いを認め合うことができたヨ!
「モニカさん・・・いえ、モニカ!これからもよろしくね!」
「こちらこそ・・・美由紀!」
ピー!
そのときテラスにある通信端末が鳴り響き簡易ディスプレイに芹香が映し出された。
「二人とも何しとるんや!そろそろ出発するで!」
「今いくわ!」
シュタタ!
美由紀とモニカはメインブリッジへ駆けていった。
残されたシロが言った。
「これが若さか・・・」
「エスタナトレーヒ全速前進!目標ラブリースター!」
ヴァリスの声がメインブリッジに響き渡る。
「どれくらいで接触するの?」
「そうっすねぇ・・・30分ってとこです」
ヴァリスの問いにオペレーターのゲイルが答えた。
「そう。近いわね・・・部隊の展開を急がせて」
「了解」
そう言うとゲイルは各部隊に指示を入れ始めた。
「ラブリスターか・・・どのくらい貯め込んでるかしら?」
そう、ヴァリスが今回の出撃を容認したのは芹香の
「ラブリースターの資金とか奪えばいいじゃない。海賊なんでしょ?」
という一言があったからだ。
金にならないのに部隊を動かすなんて絶対イヤイヤ!イヤアルヨ!なヴァリスだが
「・・・そうね。その手があったわね」ってな!
「とにかく根こそぎいただくわ!」
金がかかると俄然やる気がでるヴァリスだヨ?
「あと30分で接触だそうです」
エスタナトレーヒと連絡を取り合っていたオペレーターのアリスがそう告げた。
極楽鳥はすでにエスタナトレーヒを離れ後方についている。
「わかったわ。それにしてもすんごい数やなぁ」
主モニターに映し出されているリアルタイムの映像を眺めながら極楽鳥の艦長である
芹香が言った。
映っているのはエスタナトレーヒから続々と出撃し展開していく戦艦やモビルスーツだ。
「さすがはレッドスナッパーズといったところかな」
「あ、マート」
芹香が後ろを見ると何時の間にかマートがいた。
「もういいんかいな?」
「まぁ・・・あまりよくないですけど。寝ているわけにもいきませんし」
「そうやね」
マートは出撃の直前まで色々メカニックってたので疲労がすんごいことになっていたのだ。
「で、さすがって有名なんか?モニカ達」
「ええ。レッドスナッパーズといえば数ある宇宙海賊の中でも名実ともに
トップクラスに位置しています。
GPも彼女達には一目を置いていますからね」
「なんやそのGPって?」
「ギャラクシーポリス、略してGPです。まぁ簡単にいうと銀河の秩序を守る警察ですね」
「そんなもんがあるんやなぁ。美星かね?」
「どちらかといえば清音の方が・・・って何を言っているんだー」
シュタタ!
そんなことを言ってるとモニカと美由紀がメインブリッジへやってきた。
「どんな感じですの?」
「もうすぐ相手も出てくる頃ね」
モニカに答える芹香。
「昭兎君・・・もうすぐ助けられるわ!どどんご!!」
美由紀は美由紀力(みゆきちから)が高まっていた!(謎)