しばらくしてKINGが声をかけてきた。
「あのぉ・・・昭兎君を殺っちゃったのは・・・」
「あんたね!!」
「ごべばぁ!!」
KINGは美由紀の超絶裏拳を顔面に食らった!
「あが・・・あがが・・・」
「よくも・・・よくもわたしの昭兎君をおぉぉぉぉぉ!!」
(ちがっ・・・違うんだ!!殺したのはあんたの仲間の金髪だよ!)
って言いたかったが顔がひしゃげたので口が動かなかった。
「ペガサス流星拳!!」
「あばばばばばばばばばばばばばばばば!!」
KINGはぼっこぼこだよー。
「わたしの最高の技を食らいなよ!!」
そして!
「美由紀おっぱいビーム!!」
美由紀の乳からビームが!!(滅)
「そ・・・そんな・・・まだ伝説の幼女にも出会ってないのに・・・
このKINGがこんなところで朽ち果てるだと・・・
ばかな・・・ばかなぁぁぁぁぁ!!ウボァー」
KINGは消し飛んだ・・・。
「・・・昭兎君・・・」
しかしもう昭兎は戻ってこない・・・。
「美由紀!!」
「美由紀さん!!」
悲しみにくれる美由紀の元に二人の女性が!
さよう・・・芹香とリナだ!
「美由紀さ・・・はっ!!」
涙を流す美由紀と死んだように倒れている昭兎をみて二人はにわかに理解した。
「うそ・・・こ、こいつが?」
「・・・辛いわね・・・」
「で、でもいつもなら生き返るのに・・・なんで・・・」
「うむ・・・わしもこうして帰ってきたというのに・・・」
シロもキー幼女ルームにやってきた。
「その疑問にお答えしましょう」
と言いながら最後にやってきたのは
さきほど宇宙に逃げ出した魔亜夢だ。
「あなたは!」
美由紀が構える。
「魔亜夢です。おっと!そう警戒しないでください!さっきまではKINGに記憶を操作され
操られていましたが今は善人極まりないですから!」
「・・・」
「そういえばモニカさんは?」
リナがもっともなことを口にする。
「モニカはなんとか振り切りました・・・。
今ごろブラックホールの底でもがいているでしょう・・・。
事象の地平線を越えてしまいましたからね」
「・・・え?」
「いや!まぁ・・・ね?ところでさっきの話ですが!」
強引に話を持っていく。
「どういうことなの?昭兎君があっさり復活しないのにはなにか原因があるの?」
「ええ・・・、その答えはこの部屋にあります」
「部屋に?」
「はい。この部屋はなにやらすんごいのです!
ギャグ的なことが一切起きないんですよ!!」
「なんだってー」
みんなが一斉に驚きさぁ!!
「幼女エナジーを集めやすい魔力的に極めて洗練された空間になっているのが
影響しているっぽいのですがとにかくそういうことです」
「だったら・・・どりゃっ!!」
コキッ!
「うごっ!!」
リナがシロの首を180度曲げた!
「・・・ほんと!復活しないわ!」
「・・・そ、そういうことです」
「ど、どうすればいいの!?」
美由紀は慌てふためくぜ?このままでは本当に昭兎は死ぬのですから・・・。
っていうかもう死んでるんだから普通は本当も嘘もないのですけどこの作品だしー(爆)
美由紀の問いに魔亜夢は言った。
「本当に生き返らせるしかないでしょうね・・・」
「どうやって!?」
「さぁ・・・そんなことまではわたしにわかりません」
「・・・」
「・・・そしたら!!」
魔亜夢がいきなりダッシュでどこかへ消えた。
次の瞬間モニカが!!
「魔亜夢ーーーーー!!・・・あら?みなさんお揃いで・・・ところで
魔亜夢がどこに行ったかご存知ありません?」
「あっち」
リナが指差す。
「あっちですわね!それではごきげんよう!」
シュタタ!
モニカもダッシュしていった。
「・・・確かあの人ブラックホールになんとかかんとかって・・・まぁいいか。
で、どうするの?」
芹香が美由紀に言う。
「生き返らせるわ」
「それしかないわね・・・ま、わたしも協力したげるわ」
「あたしもです美由紀さん!!」
「ありがとう二人とも・・・」
「オイラもだニャン!!」
「・・・」
時が止まった。
ずんどこ沈黙が訪れる。
そしてシロが沈黙を破った。
「どうしたんだニャン?」
「な・・・なんであんた生きてるのよ!!」
リナが甲高い声で叫ぶ!
「ニャッハッハ、オイラにはあらゆる法則は適応されないんだニャーン」
「このシロ!!」
「そるっ!」
シロは美由紀アッパーでどこかへ飛んでいった。
「まったく・・・。
とにかく帰りましょう・・・地球にねっ!」
そして美由紀達は一ヶ月ぶりに地球に帰ってきた。
いつの間にかそれほど経っていたのだ。
モニカとヴァリスはまた宇宙海賊を続けるようだ。
「ま、縁があったらまた会いましょ」
とはヴァリス。
「みなさんごきげんよう。魔亜夢を地球で見かけたら必ず連絡くださいねですわ!」
とはモニカ。
そして巨大宇宙戦艦エスタナトレ−ヒで宇宙へと帰っていった。
ゴゴゴ・・・ってな。
「いやぁ、行ってしまいましたねー」
と言ったのはマートだ。
ちなみにここは相田家の中庭。16777216坪だ(でか過ぎ!)
みんないるよ?
「あ、いたんだマート」
芹香が何気に言う。
「・・・確かに今まで出番なかったというか作者も久しぶりに書くもんだから
忘れてたというか・・・あがが!」
「まぁあたしも最後に出てきただけだけど・・・」
「あたしことリナもねっ!」
「まぁまぁそんなことはどうでもいいじゃない。こうしてみんな無事だったんだし」
最後のは美由紀だ。
美由紀は元のおだやか美由紀に戻っていた。