そこへセバスチャンが!
「みなさんここにおられましたか」
「どうしたのセバスチャン?」
「はい。昭兎殿のコールドスリープが完了しました」
「ヤッター」
さよう・・・生き返らせる方法が見つかるまで昭兎をコールディングさ!
っていうか見つかるのかなー?
「後は生き返らせる方法をみつけるだけね」
美由紀が言う。
「まぁ相田財閥の力を持ってすれば余裕よ」
「・・・それはどうですかねぇ・・・なんせ生き返らせるんですよ?黄泉帰り!!」
芹香の意見にマートがねっ?
「まぁなんとかなるでしょ」
などと言っておるとなにやら音が!
ゴゴゴ・・・
「何の音かしら?」
美由紀があたりを見回す。
「・・・み、みんなあれ!上!」
リナが叫びながら空を指差す。
「なんだってー?」
みんなは見た。
さよう・・・空から降ってくるものありけり!
それは先程飛び立ったエスタナトレーヒだった。
「あぶなーい!!」
芹香を筆頭にみんな一目散に逃げ出した!
チュドーン!!
エスタナトレーヒは大破した。
なぜ落ちたかって?運命さ!作者の都合によるものとも言う(ぉ)
「・・・」
残骸と化したエスタナトレーヒにみんな唖然としているさ。
「無事・・・なのかな?モニカとかヴァリスとか・・・」
「行ってみましょう」
リナと美由紀がまず歩き出す。
「あたし達も!」
んで芹香とかもねっ?
近づいてみると残骸が燃えてて熱し!
「こりゃあ生存者はいそうにないですなー」
マートがアハハと言う。
「えー?そしたらモニカとヴァリスも?」
「おそらく・・・」
「短い付き合いだったけど死なれるとにんともかんとも・・・」
「なにわけわかんないこと言ってるのよリナちゃん。アレを見てみれば!?」
美由紀が言う方向・・・また空を見上げるとちっこい船が!
「あれは脱出カプセルです!」
マートが叫ぶ。
「ってことはあの中に!とう!」
シロが500メートルほど跳躍する!
ズドム!!
だがいきおいがありすぎて頭突きをかましてしまった。
チュドーン!!
脱出カプセルは死んだ。
ついでにシロも。
「あがが!」
みんなあががさ!
しかし!!
「あー・・・死ぬかと思いましたわ」
「ほんと・・・」
「モニカ!ヴァリス!」
さよう・・・どこからかモニカとヴァリスが!
「あんたら死んだハズでは・・・」
「シロが激突する寸前で脱出カプセルを脱出したのよ」
「そのとおりですわ!そして500メートルの高さを優雅に着地ですわ!」
リナの問いに二人が答える。なんて人々!!
「脱出カプセルを脱出するとは・・・なかなかやるね!」
「というわけでしばらくご厄介になろうと思いますわ!」
「えー?」
リナはえー?だ。
「えー?」
芹香もえー?だ。
「・・・え・・・っていうか・・・わたし?」
美由紀が苦笑いを浮かべる。
「そのとおり!!」
全員の声がハモる!
「仕方ないわねー・・・」
「とう!!」
そこにアリスが!
「あらアリス。どこにいたの?」
「・・・ラブリースターに突入してから今のいままで作者に忘れ去られてて・・・」
美由紀の問いに答えるアリスさ!ひゃひゃひゃ・・・忘れっぽいもんで(ぉ)
「そいつはオーマイコンブですわね!
とにかくどこでもいいから案内して欲しいですわ!
疲れましたわ!!」
「あたしもー」
モニカとヴァリスがうなだれる。
「もう!わがままさん!!
それじゃあゲームショップドリームドリームに帰るわ!」
「ええ・・・またね美由紀!昭兎のことは任せて、なにかわかったら連絡するわ」
芹香がフッと腕を組みながら言った。
「頼むわね姉さん。それじゃあ他のみんなも」
「また会いましょう美由紀さん」
「たまには帰ってきてくださいねお嬢様」
「遊びに行くもんねー!」
「お元気で!」
順にマート、セバスチャン、リナだ。
そして最後はシロだ。
「お元気でって・・・ここに住むのシロちゃん?」
「そのとおり!!」
「・・・あんたのような猫などいらんわ!!」
ドゴッ!!
「そるっ!?」
シロは芹香の回し蹴りでどこかへ飛んで行った。
「とにかくまたね!カモン潜地球!」
どるどるどる!
っと潜地球が!
そして美由紀、アリス、モニカ、ヴァリスの四人は相田邸を後にするのであった。
 ぎゅーん
潜地球が地中をひた進む。
操縦しているのは美由紀だ。
「この調子だとドリームドリームまで後40分ってとこかしら」
美由紀が後ろのみんなに言う。
「そのドリームドリームってどんなところですの?」
「ゲームショップです」
モニカの問いにアリスが答える。
「そうよ。だからあなた達二人にも働いてもらうからそのつもりでね?」
「えー!ですわ!」
「えー!」
二人してえー?だ。
アリスが言う。
「まぁ厄介になるのですから当然ではないでしょうか?わたしも働いてますし」
「そうなの?しょうがないですわねー」
「しょうがないわね」
「ひゃっひゃっひゃ・・・頼むわね」
(昭兎君・・・待っててね!必ずやうちが生き返らしたる!!)
美由紀は新たな決意に心を燃やすのであった・・・。
果たしてなんらかの方法を見つけ出し、昭兎を生きかえらせることができるのか!?
っていうかどうせ生きかえるんだろう的な感じで続く・・・多分。

徳永の冒険 第一部 完


くっくっく・・・我ながら展開はやっ。
一応これで第一部ってやつが終わりです。そのうち続き書きます。多分(ぉ)
それではまた。
(っていうか読んでる人いるのかな・・・)