| シカゴの現在時刻と気温 | ||
エッセイ… 『小説のこと』 |
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| 何かの折に友人が言っていた。大手新聞社のアンケートによると、60%の人が「1ヶ月の読書1冊以下」なのだそうだ。これを聞いた時の私が発した言葉は「嘘…」というものだった。 私は「寝る前に本を読む」ようなことを好む方だと思う。本屋で手にして購入した小説を読み始め、気に入って、それがシリーズものだと判るとシリーズを集めてどんどん読む。例えばブライアン・フリーマントルの手になる英国諜報部の曲者チャーリー・マフィンや、トム・クランシーの、最近作では大統領になったジャック・ライアンは、私にとってはお馴染みの男達である。夜毎語り合う友人たちという感覚の場合さえある。 最近、このお馴染みになかなか面白い女性が加わった。V.I.ウォーショースキーである。 シカゴに何となく惹かれ、「シカゴを舞台にした何か面白いもの…」と思っていた折りに出会ったものである。 彼女はシカゴで私立探偵をしている。名乗る時は、ヴィクトリア・イェヴゲニアと名前、或いはヴィッキーではなく、敢えてイニシャルのV.I.と姓を名乗る。国選弁護士を辞して探偵業を始めた。独身である。「自分のボスは自分」という自由業の良さと厳しさを感じながら仕事をしている。臆せずに難事件に立ち向かい、時に傷つきながら-事件解決までに何度も犯人から脅迫のために危害を加えられたりもする…-も執念深く追求し、見事に解決する。 このV.I.ウォースオースキーを生み出した、女性作家サラ・パレツキーは「自立した女性が活躍するシリーズ」を目指してこの作品に着手したそうだが、その目論見は成功している。折々のシカゴや近郊を背景に、V.I.ウォーショースキーは大活躍をする。 現時点ではシリーズの第一作から三作までを読んだだけだが、マダマダあるシリーズが楽しみである。 このシリーズに想を得た『私はウォウシャウスキー』という映画もある。V.I.役はキャサリン・ターナーが演じている。これもビデオを観てみたが、なかなか面白い2時間であった。ロケは実際にシカゴで行われていて、映像も嬉しい。原作小説二作目の筋書きを基調に、一作目のイメージや登場人物などを被せたような、映画オリジナルのストーリーとなっている。 シカゴは、なかなか面白い人物に引き合わせてくれたものだ… |
| 2002年3月20日 管理人 タシケント |