晴れた日の午後に
仁科 佳子
楓の枯れ葉が舞い散る季節になりました。皆さんどうお過ごしでしょうか。秋といえば、月見があり、サンマの塩焼き、なす料理、柿がおいしくなる季節です。夜になると虫が急に泣き出し、空は澄み渡り、涼しくなったと思っている内にどんどん寒くなっていくという印象があります。秋という言葉の由来にはいくつか説があるらしく、百殻全てが実り、飽きるほど豊かだという「飽き」から来たという説や、野山が紅葉して赤く「明らか」に染まるところから「明」が「アキ」に通じたという説があるそうです。どちらの説もとても日本らしく、そう言えば秋になると、稲穂の黄金色や真っ赤に萌えた夕日がとても美しかったのを思い出します。
日本人の生活は四季折々の中にあります。私達の生活が欧米化し、コンピューターなどのハイテク機器が生活の中に入り込み、すっかり昔の風習や習慣を誰もが心の奥に仕舞ってしまったように思います。ましてや外国に住んでいると、はっきりとした四季がない場所では、忘れがちになってしまいます。子供の頃の思い出や、日本ならではの風習を皆さんも是非思い出して、秋の夜長を語り明かすというのはいかがでしょうか。いつの日か自分らしさを取り戻すことができるかもしれません。そんなときに「話の種」を読んで頂きたいと思っております。また、そんな「話の種」の投稿を心よりお待ちしております。