萬年 | はい皆さん久しぶりでございます。何有亭萬年(なにゆうてい まんねん)でございます。 |
さんび | さんびちゃんで〜す! |
萬年 | 日本は春やねえ。 |
さんび | そうやねえ。 |
萬年 | 春といえば、桜、新緑...新しい生命を感じるときだねえ。 |
さんび | うん、うん。 |
萬年 | もうすぐイースターやしねえ。 |
さんび | イースター? あのパン焼くやつ? |
萬年 | それは、トースター。 |
さんび | わかった、コップの下に置くやつ。 |
萬年 | それは、コースター。 |
さんび | あぁ、あのねずみみたいなペットやね? |
萬年 | それは、ハムスター。 |
さんび | わからへんわ。もう、いいっすたー。 |
萬年 | 何を言うてんねんな。 「イースター」はイエス様の復活を記念する日やがな。 |
さんび | ふっかつ?それ、どんなカツ?おいしいん? |
萬年 | 食べるもんやないがな。確かに僕らにとっておいしい話しではあるけどな。 イエス様は十字架で死んだあと、三日目によみがえった。つまり生き返ったんや。 |
さんび | おっさん、おっさん。 |
萬年 | だれがおっさんやねん。 |
さんび | ホンマにそんなこと信じてんのかいな。 |
萬年 | ほやで。あれは単なる作り話やないよ。 |
さんび | ほやけど、死んだ人が生き返るなんてことがあるかいな。 |
萬年 | うん。イエス様が復活したとき、お弟子さんたちでさえ最初は信じられへんかったと聖書には書いてあるはな。 ほやけどな、当時の人たちですら、イエス様が復活せんかったとは証明できひんかったんやで。 |
さんび | えっ?どういうこと? |
萬年 | うん。まず、復活のイエスに出会ったという人、つまり証人が何人もおるっちゅうこっちゃ。 |
さんび | え〜っ、でも、それはほとんどイエス様の弟子やろ? うそとちゃうん。 |
萬年 | 何でウソつくん?
「イエスが復活した。」って言うて人々を惑わしたっちゅうことで、お弟子たちは捕まえられ、迫害されたんやで。何のメリットもないのに、 ウソのために命はるか? |
さんび | ウ〜ン。 ほんなら、思い込みとちゃうん。 イエス様が死んで悲しいな〜、悲しいな〜って思うて、生きてたらええな〜、生き返ったらええな〜って思うてるうちに、夢か幻覚ででもイエス様を見たんとちゃうん? ほんで、現実と夢の区別がつかんようになって「イエス様は生き返った〜!」って思い込んだんやわ? |
萬年 | よう考えるなあ、そんなこと。ほやけど、当時500人以上の人が復活のイエス様に出会うたって言うてるねんで。そんな大勢の人がおんなじように幻覚を見るか? |
さんび | そうかあ?ほれも違うのかあ?ほんならあ...。 |
萬年 | そんな、無理矢理反対せんでもええやんか。 それと、もちろん、イエス様の遺体は発見されてへんから、これにも説明がいるわなあ。 |
さんび | 遺体がないとは、いったいどういうことでしょう? |
萬年 | シャレは、ええがな。 |
さんび | ウ〜ン。誰かが盗んだんやな。 |
萬年 | だれが? |
さんび | お弟子さんたちかいな。 |
萬年 | イエス様に敵対していた人たちも、当時そういう噂を流したなあ。 |
さんび | ほやけど、それやったらさっきと一緒やなあ。 死体を隠してまで、ウソついて命をかける理由は何もないやろなあ。 |
萬年 | そうやろ。 |
さんび | ほんなら、敵やろか。 |
萬年 | う〜ん。イエス様に敵対していた人たちにも死体を隠す理由はないやろうなあ。お弟子たちが「イエス様は復活した!」って言たときに、「見てみぃー」ちゅうて死体を出せばええんやからなあ。 |
さんび | ほんならー、うーん...。 そうか!わかった!イエス様は、実は死んでなかったんちゃう? 死んだように見えたからお墓に入れたんやろう。 |
萬年 | ほんなあほな。十字架刑を生き延びた人なんておらんよ。 イエス様が十字架にかかったとき、その日の終わりには死体を下ろさないかんかったから、ローマの兵隊たちは十字架にかけられた人たちのすねの骨を折ったんや。体を支えて息をすることができんようにな。
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さんび | へえ〜、そりゃ、ローマ兵もたいへん骨折りな仕事をしたなあ。 |
萬年 | ・・・そうやな。 ほやけど、イエス様の骨は折らんかった。 |
さんび | えっ、なんで、なんで? |
萬年 | その必要がなかったんや。もう死んでるのが明らかやった。 それでも、ひとりの兵隊がイエス様の脇腹をやりで突いた。 |
さんび | えっ、死んでんのわかってんのに、ヤリで突いたん? そりゃヤリすぎやん。無理ヤリやわ〜。 |
萬年 | 君の方が無理矢理やがな。 それで、イエス様の脇腹からは血と水が出てきたんや。 |
さんび | 血と水?何で水なん? |
萬年 | うん。死後しばらくすると、血の成分が分かれてそうなるらしい。 |
さんび | え〜っ!ほんなら完全に死んでたっていうことやんかあ? |
萬年 | そうや。 |
さんび | う〜ん、まだ信じられんけど。 でも、イエス様が復活したことが事実としても、それが何なん? |
萬年 | うん。聖書にはなイエス様のことを「死者の中からの復活により、大能によって公に神の御子として示された方」と書いてあるな。 |
さんび | どういう意味? |
萬年 | つまり、イエス様が復活したいうことは、この方は神様の御子やったいうことの証拠やっちゅうことやな。 イエス様は人として来られた神様やっちゅうことや。
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さんび | なるほど。神様が人間の歴史に介入してきたっちゅうことか? |
萬年 | ええとこついてくるやん。 そうや。神様は遠いとこから僕らを眺めて、悪いとこ見つけたらバチを当てる。そんな方やないっちゅうことや。 ぼくらに関心を持って、ぼくらのところに来てくださる方や。 |
さんび | うん、うん。 |
萬年 | ほれからな。イエス様が復活したっちゅうことは、イエス様は今も生きてるっちゅうことや。 |
さんび | 生きてる?ほら、まあ復活の後また死んだわけやないんやからそういうことかなあ。 |
萬年 | そうや。つまり、僕らが信じてるんは死んだ人やないっちゅうことや。 |
さんび | あぁ。特に日本人はすぐに◯◯の神様とかいうて死んだ人を拝むけど、あれはホンマの神様やないっちゅうことを言いたいんか?。 |
萬年 | うん。死んだ人に「死」という問題への解決を求めることはできひんやろ。 |
さんび | う〜ん。「死」は誰も避けられない問題やもんなあ。 |
萬年 | そうや。ほやけどイエス様が復活したっちゅうことは、「死」に解決があるっちゅうことや。 |
さんび | 解決? |
萬年 | イエス様を信じる人は、イエス様と同じように死に支配されることなく、新しい命をいただいて、いつまでもイエス様と共に暮らすことができるんや。 |
さんび | そしたら、死ぬことをいたずらに恐れたり、不安を抱いたりせんと、死後に対して希望が持てるっちゅうこと? |
萬年 | そういうことや。 |
さんび | ふ〜ん。ほやからイエス様の復活を世界中でお祝いしてるんかあ。 |
萬年 | そういうこと。 |
さんび | 今日はええこと聞いたわ。ちょっと今日の話まとめてみるな。 |
萬年 | えっ、さんびちゃんがか? |
さんび | そうや。う〜んと。5つにまとめます。 |
萬年 | はい。 |
さんび | ひとつ、人として 来られたイエス よみがえる |
萬年 | うん。 |
さんび | ふたつ、復活の イエスは今も 生きている |
萬年 | なるほど。 |
さんび | みっつ、御子信じ 死の恐怖から 救われる |
萬年 | はい。 |
さんび | よっつ、よみがえり わたしに関係 大ありネ |
萬年 | ちょっと苦しいなってきたなあ。まあええわ。 ほんで、"5"は? |
さんび | うん!... |
萬年 | 「うん」やないやろ。"5"は? |
さんび | う〜んと、え〜っと。"5"は...、"5"は...、 ゴメンナサイ。 |
萬年 | 何やそりゃ? |
さんび | え〜っと、"5"はないねん。ほやけど、"4"でやめとうなかったから。 |
萬年 | 何でや? |
さんび | 4(死)は終わりではない。 |
| ....... |
萬年 さんび | ありがとうございました。 |