さて3月のIEPはOTをどうするかが議題だったが、今回のIEP は年に一度必ず行う必要があるものだ。 本当は誕生月(先月)行う予定だったが、OTのIEPになってしまったので 今月にずれ込んだ。実は先月のIEPで年一回のIEPが遅れても良いという 同意のサインを求められている。親によっては遅れたら文句を言うだろう。 この国では十分理解できる話だ。しかし、 IEPは親が希望すれば 何回でも開催させる事ができるものでもある。特殊教育を受ける親の 権利だ。
今回の出席者は担任、心理の先生、前回話題のBTの先生と私だ。 BTの先生は30代半ば位の男性で一人で150個所の担当をしている聞いた。 本来ならなおちゃんままも同席させたいのだが、どうもなおちゃんの 面倒を見てくれる人が見付からないのでいつも私一人だ。
心理の先生が司会進行、議事録をまとめる係りのようだ。 なぜかは不明。
担任があらかじめ記入してくれた今後の目標を記入したシートの 説明から始まるが、事前に見ており、飛ばしてもらった。 この中にはアルファベットを50%の確率で書く事ができる、 ブロックの分類ができる、はさみでxxインチ切る事ができる等 毎年おなじみの項目になっているからだ。 これも最初は驚いたが なれてくるとこれは先生の指導の達成度を評価する指標になるもので はないかと思っている。これらはxx%という形で結果が定量的に表れるからだ。
続いてなおちゃんの教室での行動パターンについていろいろ話があった。 最近になって抵抗する事が増え、床に座り込む、逃げるなどの行動が 増えてきた。また、ひとつの作業に集中できる時間が短くなった。 また、作業、課題の切り替えがうまく行かないと担任も悩んでいた。
BTの先生が熱心に聞いてくれており、いろいろ担任や私にアドバイスを してくれた。切り替えがうまく行かないときはその課題ががつまらなくなる 前に辞めさせる、そしてすぐ次の課題へ移行する。 また、切り替え時に彼の好きなおもちゃなどを使うなどアドバイスをくれた。 最近OTの先生がこれを実践してくれており、いろいろ新しい小道具を 使っている。先生との連絡ノートがあるのだがこれには vibrating pencil, sensory sootherなど出てくるのだが何やら??
なおちゃんのSensory problemについても話があった。なおちゃんは 視覚、触覚に敏感であり、眼の前に手をかざすとか、 手のひらをカーペットに押し付けて四つんばいで走るなど変わった事をする。 このあたりに関しても読むべき文献もくれ、特に視覚に関しては アイコンを積極的に利用してコミュニケーションを成立させて 行く方向の確認がなされた。STの先生もまもなくコミュニケーションブックを 作成してくれる。自宅でも同様の方法を勧められた。
ちょうど学校からBoardMakerというアイコン作成ソフトを借りる事ができたので 家でもそれに取り組む準備中だ。Mayer-Johnson社の製品。
あとBTの先生のおもしろい助言を二つほど。 1. アイコンを使うなら自分も使って、使い方を子供に見せなさい。 "あなたがスペイン語を教えたいならスペイン語を使いますよね" と言われ納得。
2. 子供の行動をビデオに撮影して、テレビで見てうまくやっているときは 誉めなさい。
いずれもなおちゃんが視覚から習得するタイプだからしい。 英語ではVisual Learnerと呼んでいる。
心理の先生が進行、議事録をまとており、時々脱線すると 話題を元に戻してくれた。最後に議事録をまとめ、私と担任が サインをしておしまい。 議事録は契約書のようなものだと言っていた。確かに議事録には 一日5時間半の授業、OTが一週間で30分、STが一週間で合計60分。 通常クラスへの参加入1日最大45分など具体的な数字が記入されている。 また、送り迎えのバスの有無、夏期授業参加の有無なども記載されている。
この時送り迎えのバスの時間が長くなるので親が送り迎えをしている事を 話すとこの議事録に送り迎えの時間を30分以内と書いてあげようかと言われた。 そのような要求も親の権利としてあり、実際このような要求を出している家庭の 為に専用のバス(学校と自宅の直行便!)もあるとか。
しかしこの要求を受け入れてもらっても、実際のバスが本当に30分以内で 誠意を持って送り迎えをしてくれるかどうかは別の話。これがアメリカだ。 送り迎えは今まで通り親がやり、最近知ったガソリン代を学校へ請求する事にした。 これの説明を受けた時に"学校へ請求書を書け"と言われびっくり。 ガソリン代も1mileあたり32.5セントと決まっているらしく、 車の原価焼却なども含んでいるようだ。 これをもとに学校に恐る恐る請求書を提出した。 その後昨年9月から今年の3月までの交通費約700ドルが返ってきたのだ! これは嬉しい。これでDisneylandに行ったようなものだ。
約一時間半の会議だった。さすがに疲れた。