• 乗馬療法

    先日2年以上前に申し込んでいた乗馬療法の団体から電話があった。順番がきたので なおちゃんが候補かどうか体験乗馬を行いたいとの連絡だった。 もう忘れらていると思っておりあきらめていた時だったので連絡が あった時はおもわず万歳!

    早速体験乗馬に申し込んだ。家から30分程度の山奥にあり、乗馬療法のために 4頭の馬がいる。ここのインストラクターのCさんは障害児相手の 専門の指導員で、ここの仕組みを説明してくれた。ここは非営利団体で 2人の指導員とボランティアの人たちの協力で運営されている。ボランティアの 人たちはこの専門の教育を受けた人のみなれるらしい。ここではすでに アイコンが準備されており、養育が目的である乗馬である事を実感した。 実際養育の目標を指導員、親との間で決めて進めていきたいと言われ びっくり。

    さて実際の乗馬の手順としてはヘルメットをかぶり、馬のブラッシング、サドルの 取りつけを行い乗馬のステップに進むのだがなおちゃんは最初のヘルメットをかぶる ところで悲鳴を。。。。Cさんもこの辺りは良くわかっており、早めに馬に乗せてしまった。 すると案の定おとなしくなってしまった。約20分位の乗馬、途中ちょっとめそめそするが 無事終了。終わったらさっさと車に乗ってしまった。 7月あたりに週1回、合計4回のプログラムに申し込む事になる見こみ。

    スナップ写真

  • 乗馬療法(その2)

    体験乗馬のあと7月に入り、もう3回もクラスがあった。3回ともヘルメットを着けるのが いやで両手を押さえてヘルメットを取りつけると呼吸発作を起こすような顔になって必死に 抵抗する。でもあごひもがかかれば自分で取るようなことはしない。 ひたすらすすり泣きとキーキー怒って可愛そう。2回目は一番ひどく最初から最後まで 涙を拭いていた。3回目はヘルメットのアイコンを見てヘルメットを着けるまでは かなりスムーズに行ったが、ヘルメットを付けてから乗馬をするまでの間の作業が いやで(ヘルメットが引き金になっているのだが)泣いたり、地団駄踏んだり。 この間に横に倒したドラム缶の上に座って乗馬のシミュレーションをやったり 馬にたずなをつけたりするのだ。この色々な作業はすべて指導員の人が考え出した 物らしい。ヘルメットを着けたらさっさと乗せて欲しいと思っている。

    なおちゃんも3回目になると馬のたずなも持つ姿勢もさまになってきて背筋を 伸ばしてちゃんと乗馬になっている。止まるときにたずなを引き、歩くときは 足を蹴るようなしぐさもボランティアの人といっしょに何となくできているような 気がする。1時間のレッスンだが乗馬の正味の時間は30-40分程度か。乗馬中に 指導員が考案したボールなげ、シャボン玉吹きなども入る。これもちょっと変っている。

    今回なおちゃんのボランティアをしてくれているAさんと話をしたのだが彼は ボランティアのガイド本のようなもので宛てを探しており、この場所を希望した らしい。おそらくまだ高校生ではないかと思う。本当にこちらにいるとボランティアの 人たちの数の多さ、その暖かい心に触れる機会が多く嬉しい。私もなおちゃんの 手がかからなくなったらどんどん行いたいと思う。

    8月に入るとお馬さんたちの夏休み。狭い乗馬場から大草原に移動するらしい。 そこで約1ヶ月間走り放題の自由を満喫するらしい。この間はクラスも休み。 お馬さんもご苦労様。


    もどる