Parent Teacher Conferenceは先生と親の面談である。場所は学校にて行われる。 11/17日に行い、この時IEPとは別になおちゃんの通信簿と思われるような紙をもらった。 また昨年の先生が 記入してあるIEPの目標に対して、本日までの進捗を追加で記入してあった。 IEPは学校、学区が変わったとしても引き継がれる制度だ。
面談ではなおちゃんの一日の活動の紹介から始まった。 まずアイコンで示されたスケジュール表を見せてくれた。スケジュール表は 壁に上からアイコンが順番にマジックテープ(べりべりとはがれるタイプ)で はられている。生徒が8人いるので8個所スケジュール表がある。 生徒によってスケジュールが異なる。また混乱を招かないよう それぞれの生徒の表は離れておいてあり、かつバックグランドの色でも 区別している。なおちゃんの場合は黄色になっており、彼のかばんをいれる 棚、スナックタイムの座る位置なども黄色地のに黒で'NAOYA'と書かれた カードで示してある。 スケジュール表を見せるためのきっかけに使う道具がある。矢印カードだ。 ちょっと大き目(A4ノート位かな)の矢印カードをなおちゃんに渡す。この 矢印カードを渡されるとスケジュール表を確認しなさいという事になる。 トイレ、コンピュータ、勉強1、運動、スナック、昼食、勉強2、 サークルタイム、バックパック(帰宅の意味)のアイコンからなっている。 いやなアイコンがあると自分で入れ替えたりするらしい。
サークルタイムは先生を中心に生徒たちが周りに座り、歌を歌ったり、楽器を たたいたり、交換したり生徒 同志の関わり合いがある時間である。勉強1,2では一人一人の生徒が決められた 場所に座り、文字、数字の練習、色形の選別などの課題を自分のペースで するよう指導している。先生はべったりはつかない。 課題は10-20種類ぐらいあり、それらを20-30分でこなすようにしているようだ。 時には嫌気がさしてかんしゃくっぽい状態になる事もあるようだ。そのときは 先生が一対一で違う課題を行うらしい。
ST(Speach Therapist)の時間も設けられている。ST専門の先生がクラスに くる。なおちゃんの場合は週に2回、一対一で各20-30分程度行う。後日 密かになおちゃんのSTを見学した事があるのだが、 果物の名前、人体の各部の名称などを指差しするような形で進められていた。 この先生は月曜日は一日、火曜日午後、木曜日午前とこのクラスにきて STを受ける生徒の授業を行っている。
OT(Occupational Therapist)に関してはIEPに書いてないから何もしていない と言われた。アメリカの文化だなと思いながらOTでは何をするかの確認をした。 手足の運動能力(fine,gross motor skill)の専門家による指導だ。新規に 申し込む事にした。えんぴつなどもこぶしで握り書いている状態で 今度の先生はあまり細かい指導していない様子だ。このあたりは前回の先生の ほうが細かかったような気がする。今の先生はこのような専門的な指導はOTに任せるのだろう。 何事も分業が進んでいるアメリカだ。
健常児のクラスとの交流(Regular Education Integration) に関しては一週間に一回30分程度を考えているとの事。ただし、補助の 先生が交流時に付きっ切りになるので先生の通常のクラスのサポートが手薄に なる。あと一人補助が増えれば可能になるらしい。年末に新しい補助の先生が きたので来年ぐらいからIntegrationができるだろう。普通補助はクラス全員を 見るのだが、新しい補助の先生はある特定(おそらく多動のJ君)の生徒 につくようだ。(One on One) 先生、学区が認めればこのような特別な配慮も可能のようだ。
クラス外の別のお子さん話だが、家で自費でロバース法を実践しているのだが、 その成果に関して先生、学区が認めればその費用を学区が払うような ケースもあるようだ。この場合親がその成果を認めさせる為 学区、先生と交渉を重ねるらしい。 この背景には障害児は必要と思われる教育を受ける 権利が法律で守られているからだろう。また別の話だが, 日系のお母さんが家の子供には日本語で教えてくれと依頼したことが あると聞いた。学区の返事は"YES"だった。ただ、いつになるかわからない と言われ、実現はできなかったようだが。
ちょっと脱線してしまったが、なおちゃんの先生から 特殊教育を受ける子の権利として ST,OT,Transportation,APE(Adaptive Physical Education,体育)があると 言われた。Transportationは通学だ。 通常学区のバスが自宅までの送迎を無料でしてくれる。ただバスの 時間が不正確、乗車下車時の安全確保の点からなおちゃんの場合は私たちが 送り迎えをしている。先生によればこの場合実費を学区に請求できるらしい。 今度交渉してみよう。まず無理だろうなと思うような事が交渉 しだいでうまく行くのがアメリカだ。
なおちゃんのクラスの授業は8:10AM位から始まり、2:15PM位まである。 なおちゃんの場合は徐々に慣らすということで9月から面談までは11:30ごろ で迎えに行っていた。面談後12:25PMまで、昼食後に伸ばす事にした。 御弁当を持っての通学が始まった。御弁当は学校の食堂で通常の生徒に混じって 食べるらしい。 先生はいつでも2:15PMまで伸ばしても良いと言う。それは子供 に受ける権利 (なおちゃんの年齢では一日xxx時間教育を受けられる権利,xxxは忘れた) があるからだそうだ。
授業参観的な計画ができないものか尋ねた。先生も乗り気だったが、 生徒の気が散るのでギブアップ。代りにビデオで録画して親に見せる案も 進めたらしいが、親からの同意が100%とれずにこれも断念。そこで 12月に一度クラスに密かに進入して棚の影から20分程度なおちゃんを 見学する機会を設けてくれた。ここで上述したSTを見学(覗いた)した。
最近サンノゼも寒く、 夜は零下になっている。大変珍しい事らしい。去年はエルニーニョ、今年は 寒波か?
これを書いている今日はクリスマスイブ。
Merry Christmas !