2000流行語大賞
先日、都内某カラヤン広場特設会場にて、本年の流行語大賞各賞が発表されました。
その年の流行・世相・政治・経済などを色濃く反映するこの流行語。
暗いご時世の中にあって、一服の清涼剤となった松本左京氏のあの一言が、
大方の予想通り大賞を受賞しました。
また優秀各賞もほぼ左京の独占状態。まさに左京一色となった今年を象徴した結果となりました。
受賞は次の通りです。
流行語大賞
「かっぽれ」(松本左京)
優秀賞
「@(アットマーク)」(松本左京)
「どっか行っちゃいました。」(松本左京)
「まあ、書かないんすけどね」(松本左京)
「スモッグトン」(松本左京)
「直火巻きおむすび」(松本左京)
「ナボナはお菓子のホームラン王です」(王選手)
【流行語大賞受賞者の喜びの声】
大賞以下、流行語ほぼ総ナメの松本左京氏
―流行語大賞、おめでとうございます。
いやぁ、まじっすか?(笑)
―どうですか?今の心境は。
いやぁ、よく分かんないっすよ。
―今年は「かっぽれ」が大賞となりました。
いやぁ、いいじゃないっすか。
―かっぽれの意味についてお聞かせください。
いやぁ、意味は分かんない
っすよ。何となく。
―さすがは感覚を大事に生きる左京さんといったところですか?
いやいや。(笑)
―これで20年連続の受賞となりました。もはや左京さんのための賞と言ってもいい位ですね。
いやぁ、まだまだっすよ。(笑)
―最後に一言を。
いやぁ、俺はいいっすよ。
【各語の説明】
「かっぽれ」
松本左京が、嬉しさの状態を表現する際に用いたのをきっかけに、
若年層から中高年にかけて幅広く流行。
当の左京本人が、よく意味も分からず使用した点にも心意気を感じるこの言葉。
今では、顔のそばで両手を広げながら「かっぽれ〜!」と言う朝の挨拶としても使われ、
これを題材にしたヒット曲「左京のカポロック」も生まれた。
「@」
松本左京の、言わばシンボルマーク。
詳しい由来は極秘事項となっているが、左京本人は
「もういいじゃないっすか。」
と、この事に触れようとはしない。
「どっか行っちゃいました。」
ついさっきまでいたはずの「K山」氏を見失ってしまい、
この事を松本左京に訪ねたところ、このように答えたことが由来。
左京のクールな一面、及び他人には意外と厳しい一面を見せた瞬間の言葉として、
世間一般にはリストラの際に肩をたたきながら使用されるなど、
あまり良い場面では使われない事が多い。
「まあ、書かないんすけどね」
この言葉も、由来などは極秘。
『今日、自分が出来る事は、他人にもできる』
という、いわゆる「サキョイズム(左京主義)」を実践した言葉。
世間一般には、
「俺がヒットを打てば逆転だ。まぁ、打たないんすけどね。」
などのように若者中心に広く流行。
「スモッグトン」
某「変身ヒーロースナック」のおまけとして付いていた
『ソンブレロにポンチョという姿の怪人で、
カードの表には丁寧に「スモッグトン」と名前が書かれている』
カードを松本左京に見せ、
「この怪人、なんて名前だと思います?」
と聞いたところ、しばし考えた後に、
「ミスターメキシカンとかじゃないんすか?」
と返答。
カードには両面に「スモッグトン」と書かれているのに。
この事件が明るみになるのと同時に言葉も流行。
「物事を見た目のままで鵜呑みにするのは危険だ」
という教訓をはらんだ言葉として、主に教育現場で多用された。
「直火巻きおむすび」
松本左京が、某711コンビニの弁当コーナーにて、
「いやぁ、この海苔は設計ミスっすよ」
と、新製品だった「プルコギおむすび」を一刀両断。
これでプルコギを買おうとしていた客を意気消沈させた後に付け加える形で、
「やっぱり直火巻きっすよ」。
言葉の響きのおもしろさだけで流行。
店頭表示も2002年度からは「直火巻き」で統一されるとか。
「ナボナはお菓子のホームラン王です」
亀屋万年堂の銘菓「ナボナ」のTVCFにおいて、王選手の言ったキャッチフレーズ。
この一言で「ナボナ」の売れ行きはウナギのぼり。
一日に55個のナボナを食べる「荒川食い」が流行した。
あまりの人気に、ある自治体が16歳未満の亀屋万年堂への出入りを規制する動きも見られたが、
一方でこれに反発する市民団体の声もあがり、現在も係争中。
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