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地球少女アルジュナ
		  マメシバ
					  坂本真綾


  昨日の雨は東の街に冷たい星を降らせた

  悲しい君は一人で静かに
 
  私の大好きなうたを口ずさむ
 

  行かなくちゃ

  深い暗闇に迷いこんだ彼を 誰も助けてくれない

  私なら愛しさだけでどんな場所へでも 迷わないで走ってゆける

  だから大きな声で何度も私の名前を呼んで
 

  通り過ぎてく寂しい景色も

  強く地面を蹴る力に変えて
 

  かたくなに扉を閉ざした君の両腕が 本当は求めている

  私なら愛しさだけでどんな場所へでも 迷わないで走ってゆける

  もっと大きな声で今すぐ私の名前を呼んで
 

  思ってたより道は遠くて

  震える胸に勇気が欲しい

  大きな声で名前を呼んで
 

  行かなくちゃ

  深い暗闇に迷い込んだ彼を誰も助けてくれない

  信じてる いつかこの愛が傷つき疲れた君を癒すときが来る事

  だから大きな声で何度も私の名前を呼んで
 

  誰より早くたどりついてみせるよ 君のもとへ

  固く縛りつけてる にぶい光の糸を捨ててあげる

  朝が遠くなっても 雨がたたきつけても

  君のもとへ


          空気と星                  坂本真綾   どうしてなの   この広がりのなか   美しいものほど壊れやすいなら   救いだして   あなたが魂に変わってしまうならば   いっしょに連れて行って   どうなるかわからなくて   泣きながら声をあげる   お願い 独りぼっちにさせないで   いのちはあっけなくって   ほんとうにいなくなって   もういちど抱いてほしい   あなただけが天使だったのに   風が吹いて 私は羽のように   かなしみをまとって飛ばされてゆくの   空気と星   儚いものだけがあつまるきよらかな   だれも知らない国へ   言葉にならない世界 青くて透明な光   すべては輝きみたいにもろくて   ほんとにたいせつなものは   だれにも気づかれなくて   手に取れば小さくて   失われてそして消えてゆく   どうしてなの   この広がりのなか   美しいものほど壊れやすいなら   救いだして   あなたが魂に変わってしまうならば   いっしょに連れていって   私は羽のようにかなしみをまとって飛ばされてゆくの   空気と星   儚いものだけがあつまるきよらかな   だれも知らない国へ