←戻る

母をたずねて三千里
		  草原のマルコ
					  大杉久美子


  はるか草原を ひとつかみの雲が

  あてもなくさまよい とんでゆく

  山もなく谷もなく 何も見えはしない

  けれどマルコ おまえはきたんだ

  アンデスにつづく この道を

  さあ出発だ 今 陽が昇る

  希望の光両手につかみ

  ポンチョに夜明けの風はらませて

  かあさんのいる あの空の下

  はるかな北を めざせ
 

  小さな胸の中に きざみつけた願い

  かあさんの面影 きえてゆく

  風のうた草の海 さえぎるものはない

  そしてマルコ おまえはきたんだ

  かあさんをたずね この道を

  さあ出発だ 今 陽が昇る

  行く手にうかぶ朝焼けの道

  ふくらむ胸にあこがれだいて

  かあさんに会える 喜びの日を

  はるかにおもい えがけ