真由子(仮名) 20歳 学生
真由子のバースディ(2)
原典 旧タイトル:真紀子(仮名)20歳 学生
(からのつづき)
改名理由: どこかの国の外務大臣さんを連想するので;;;;;
その日、真由子の20歳の誕生日だった。
彼女はBFとの楽しいひとときを、心から楽しんでいたのだが・・・・
真由子は、その美しい顔と、長身のスタイルとは対照的に、とても親しみやすい
愛らしい女性だった。僕はそんな女性を彼女に出来た事を幸せに思っていた。
でも、僕と真由子がレストランでの楽しい食事を終えてから、ほんのわずかの時間しか経っていないのに、まさかこんな眼に会うなんて いったい誰が想像出来ただろう・・・
「うふふ、だいぶお気に入りのようね。よかったわ。どうぞこの姿見で、ゆっくり
ごらんなさいな。ま・ゆ・こ・さ・ん・うふふふふ」
そう言って、いつもの笑顔で 僕にささやきかける真由子、そして姿見の中にも
又、長身の身に良く似合う、タイトなワンピースを着て、スカートの裾からスラリと伸びた脚にドープグレーのパンティストッキングを穿いて、黒いパンプスの真由子がいる。
ただ少し様子が違うのは、ワンピースを押し上げる 豊かな乳房を挟んだ上下から
縄を巻き付けられ、立っているだけでも苦痛のように思える程、足首と膝もがっちりと縛られている。さらに真由子の愛くるしい顔には、赤い唇にくいこむ程がっちりと猿轡を噛まされているのだ。
だけど僕はどうすることもできない。なぜなら・・・僕も縛られて・・・
いいえ、その姿見の奥で縛られているのは僕自身だったんだから。
鏡の奥の真由子が切な気に僕を見つめる。その横にもう1人のウエイトレス姿の
真由子・・・でも普通のウエイトレスのスタイルではなく、まるでジョン・ウイリーのコミックスに出てくるような、とてつもなくクラッシックな格好のウエイトレス姿の・・・真由子がいた。
白いフリルのついたヘッドキャップを頭にピンで留め、胸元が大きく開いた黒のブラウス、そして派手なフリルのついた丈の異常に短い黒いフレアスカートは、彼女が少し身体の向きを変える度に、スカートの奥の黒いフリル付きショーツがチラチラ見え隠れして眼のやり場に困らせる。
しかもガーターベルトで吊ったシームのついた黒いストッキングは、ショーツとガーターの間から こぼれる真由子の白い肌がいっそう引き立って 僕の眼にまぶしい。
「真由子様のお誕生日ですから この特別製のキャンドルでお祝いしましょうね。」
「ふむっ・・・ううっ・・・むぐっ・・」
ウエイトレス姿の真由子は、パンティストッキングとショーツの下で大きく猛り狂っている僕の物をつかみ出すと、その先端をく゜いっと上に にじりあげた。
その言葉と行為に、僕は思わず姿見から視線をそらせた。
その時鏡に映っている僕の姿・・・・僕?手足を縄でぎりぎりに縛られ、真っ赤な口紅が似合う 口には顔までがひん曲がるような猿轡をされて、言葉と体の自由を奪われ、スカートをまくりあげられた格好の真由子、、、
それだけを誰かが目撃したら それは悲惨な拘束に身をゆだねる女性にしか見えないだろう。。。でもスカートを捲り上げられたおかげでドープグレーのパンティストッキングを着用した僕の下半身は、本物の真由子には、ある筈のないものが丸見えになり、しかも、そこは僕自身が恥ずかしくなる程、いきり立っていた。
僕は思わず姿見から視線をそらせた。
彼女は僕のキャンドルを品定めして、にやっと微笑みながら、僕の股間に柔らかい手を当てがい、再びゆっくりと揉みしごきはじめた。僕のいきり立った部分は、ウエイトレス姿の真由子のロンググローブのすべらかな感触と真由子の指の強烈な刺激を味わうことになった。
「はむっ・・・くっふううっ・・・むぐうっううんっ・・」
「あらあら、ご自分のお誕生パーティなんですから、ご遠慮なく、うふふふ」
真由子の女體を無理矢理与えられ、真由子に変身させられた僕は、柱に縛りつけられたままで、二度目の拷問を受けていた。
「ふ、ふっくううううぅ、、ふぃふうぅぅ」
猿轡を嵌められた僕の唇の端から漏れる呻き声を、ウエイトレス姿の真由子は
聞き逃さなかった。手は容赦なくマッサージとピストン運動を続けて、いっそう
激しくなり、僕は、自分の声とは思えない程切ない呻き声を上げていた。もうだめ、、、、、僕がはじけそうになった瞬間、彼女はさっと手を引いた。
「ふ、ふ、ふ。お・あ・ず・け・よ・・・誕生パーティはこれからですもの。さぁこれでも見てせいぜい 感じていらっしゃい。」
鏡にうつる真紀子。
全身を堅く 縄で緊縛され、噛ませ猿轡を嵌められた、ワンピーススカートの真由子。誰が見たって間違いようのない、、でも、これが今の僕の姿、、、。ふだんほがらかな真由子が、こうやって縛られている。。猿轡をされて、声も出せずに、ただ黙って身を揉み捻る真由子の姿。
僕は、いつのまにか、鏡の中で真由子に変身させられ縛られた自分の姿に見とれていた。鏡からは見えない僕の両手は、後ろに高く回されてねじり上げられるような格好で手首を縛られ、腕を縛った縄は、そのまま厳重に胸の上下をぐるぐる巻きにした別な縄と連結された後で、締め縄もされているらしく、僕がどんなにしても、身動きはとれない。
足首と膝もがっちりと縛られて、全身がまるで一本の棒か何かのように感じるのは、なにか柱のような物を背に立った姿勢で手足を縄で拘束されていたからだった。
外観だけではよく解りにくいけど、僕の口に嵌められている猿轡は半端なものじゃなかった。ただ単純に布をよじって噛まされた訳ではなく、口の中にもなにか布のようなものが丸めて詰め込まれ、それを吐き出す事ができないように別の布を噛まされている。
ご丁寧にも、噛み猿轡のその布は二重結びの瘤が作られていて、そこの部分は がっちりと真由子、、ううん僕の唇を割って噛まされているので、舌で詰め布を押そうとしても猿轡は、しらん顔をしていて、とても自力で外す事なんか出来ない。
ウエイトレス姿の真由子は冷笑を浮かべながら、あいかわらず、むーむー呻きながら顔を横に振っている全身タイツ姿の女性を椅子ごと、僕の横に運んで来た。
「いったい、この女性は誰なんだろう・・・・」
そう思いながら俯いた僕の視界に、真由子、、、いや、、自分の足元が・・・黒いパンプスとドープグレーのパンティストッキングを穿いた僕の脚と、足の爪先から手の指先、胴体から頭のてっぺんまで継ぎ目なく一体化していて、ぴったりと体を覆う真っ黒な、その女性の体のラインをくっきりと表わすようにフィットした全身タイツの女性が見えた。
それは、間近でよく見ると、ナイロン生地ではな、ツヤこそないけれどまるで彼女の第二の皮膚のような生ゴム製だった。黒い半光沢で ところどころ粉を吹いたような生ゴム生地に全身を覆われた彼女は、自分の本当の皮膚は1ミリたりとも露出していなかった。
椅子に拘束された彼女がもがくと、キュプキュピッと、ゴム素材の擦れあう音がして、椅子の後ろにまわされた彼女の手首に嵌められた革製の手枷と、ごつい革製の足枷がゴスッ、ガスッと音を立てた。。。立てただけだった。?、、それ以外にジャラギャラと金属音・・・・不自由な姿勢から、その音の正体を確かめると、彼女は 首にも革製の首輪をされて、そこからのびる鎖が椅子に繋がれているのが見えた。
これもウエイトレス姿の真由子の仕業なのだろうか
「ふむーむぐんんーんーんんーんんうんんー!」
考えようによっては、全裸よりも淫靡な、第二の皮膚を着せられたその女性は、
僕の方を見て必死に助けを求めているけど、僕もどうしてあげようもない。彼女の
その顔を覆った生ゴムの生地は、薄いけれど、その表情は読み取る事が出来なか
った。
「せっかくの誕生パーティなのに、素敵なパートナーがいなくちゃ真由子さんも、寂しいでしょう。、、だからね。」
カラララララ、、コトトトッ
「さあ、ナイスカップルの誕生よ。楽しみにしてらしてね。」
ガプワッ、バボフッバフボブッ、ビュジュ゜、
「ふううううーーー!!はふふぁううう、、、」
「ほらほらぁ、良い子だから、世話やかさないで 大人しくしてなさいな!」
ピブビブ、ブリュリュリュュュュ、、ビュゾ、パプッ
「うっ・・・・・・ふっ・・・・・」
ウエイトレス姿の真由子は、首を左右に振ってもがく全身ゴムスーツの女性を組み伏せると、その頭になんだか、膨らみかけの肌色のゴム風船のような物を被せています。
それが済むと今度は いったん全身ゴムスーツの女性の手枷を外し、抵抗のチャンスだと思った瞬間、すでに彼女は再び、両腕の自由を奪われていた。彼女の両手首は背中にねじり上げた格好で縛り上げられ、ひじも一本になるように引っ付けられて、肩先まで、ひとつに折りたたむ格好に繋げられてしまっていたのだ。
ブピュー 、ビププププ、、、プシュービュププププ
「ほらほら無駄だって事、これで解ったかしら?んもう、せっかくのハンサムが台無しじゃないの。はい、カツラ被り直しまちょうね〜。か・れ・し・・くふふふ」
!?な、、なんて事でしょう!今、僕の足元にいる女性の顔は、ああ、なんて事!
まぎれもない僕の顔に、、、いえ正確には僕そっくりの顔マスクを頭からスッポリと被らせられ、その二重マスクの為に、彼女は唯一の鼻からの呼吸の度に、滑稽な
鼻濁音を発していた。
「さて、、、と、、次はファッションだけど、これは 私が用意した物でないと具合が悪いのよ、せっかくだけど。」
ウエイトレス姿の真由子は額に汗ひとつかかずに、手際良く次の支度をして、その女性の両腕を縛ったままで、男物の シャツを着せた。最初は良く見えなかったが、そのシャツには、なんとイミテーションの腕も一緒にくっ付いている。次に女性にその腕を通して、ジャケットを着せた。
「はい、スラックス穿くから立ちなさい、足枷を外してあげるけど抵抗しても無駄よ。」
ウエイトレス姿の真由子は女性に言った。その女性が立ち上がった時、その姿を見た僕は猿轡を嵌められているのも忘れて叫んだ。そこには縛られてもいなければ猿轡もされていない、なのに何の抵抗もせずに立って、かすかに呻くような声を出しているだけの、上半身はシャツにジャケット姿の、、、僕がいた。。。。。
女性は、、僕の姿をした その女性は、見た目は自由である筈の両手をただ、所在無くぶらんとさせて、それでもズボンを穿かせられる時、わずかに左右に揺れただけだった。よく見えなかったけれど、下着も着けさせられていたようだ。
「ハイ、でき上がりよ。今日はね、朝まで貸し切りですからね、私達以外には誰もいないのよ。だから自由に愛し合っていいのよ。ほらっ!」
そう言うと、ウエイトレス姿の真由子は、僕の姿になった女性を縛り付けられている僕の方に押し出した。随分とぎこちない歩き方でつまずきそうになりながらも その女性は僕に寄添うようにして僕の横にならんだ。
「うふふふ、お2人とも、とってもお似合いでしてよ。さてと、夜は長いわ。
メインディシュの前に、くつろぎましょうか」
ウエイトレス姿の真由子はそう言うと、僕達の目の前の椅子に腰を下ろして、脚を組んだ。ガーターベルトに吊られたストッキングを穿いた真由子の脚はとても綺麗で、両脚を擦りあわせる度に、ストッキングがすれてカサカサと音を立てた。
真由子のバースディ(2)
<完>