2002年4月
4月1日
新年度スタート。
私にとっては久しぶりの社会人生活だったので、とても新鮮な感じ。しかし、そういう感慨に浸る間もなくゴミを投げ込まれました。
ちなみに、研修が今日から始まったらしいのですが、いきなりすっぽかしてしまいました。いかん。
4月2日
最悪に近い一日。たまりません。
現実離れした生活が続いたので、この落差に耐えかねています。
4月3日
引き続きブルーな一日。次から次へと綻びが出てきてしまっています。はあ。
そろそろ明るい話題がほしいです。・・・待っているだけではダメですね。どっと疲れが出たので早々に帰宅。
4月4日
多少落ち着けたかな?と言う感じの一日。適度に疲れました。
夜映画でも見ようとレンタル屋まで足を運んだものの探している途中で睡魔におそわれ挫折。不思議なことに帰宅すると目が覚めるんです。おかしい。
最近全く読書が進みません。春だからですかねえ。単にたるんでいるだけかなあ?
ちなみにバックは超有名なポップ・アートの巨匠の作品から作りました。これは元絵がわかってしまいます。結構可愛らしくできました。
4月5日
何とか一週間終了。ちょこっと良いニュースもありました。
今日は、ことのほか落ち着いていました。間に妙なものが挟まりましたが・・・。
夜は、ちょっと遅めの夕飯がてら飲酒。空腹に飲んだので結構来ています。
4月6日
学生でもないのに何となく春休み気分。
漸くセミール・ゼキ著『脳は美をいかに感じるか』(日本経済新聞社、2002年)読了。かなり面白かったです。絵の見方としては邪道、と言われる方もいるかも知れませんが、知的好奇心を非常にかき立てられました(もっとも神経科学とか脳のことはよくわからないので、個々の議論が正しいかどうか検証する能力は私にはなかったのが残念な限りです)。
夜、懐かしい人たちとお電話で会話。あってお話がしたかったのですが、またの機会を楽しみに待ちます。
4月7日
かなりゆっくり起床し、昼過ぎに漸く始動。
プリンタ周りの消耗品を購入し、渋谷へ。用だけ済ませて半蔵門線で帰る予定が、間違えて九段下でおりてしまったので、東西線に乗り換え東京国立近代美術館で開催中の『カンディンスキー展』へ。コンポジションY・Zが並んで展示されていてなかなかの迫力。人混みもそれほどではなかったので自分のペースで鑑賞することが出来て結構満足しました。その後、神保町までぶらぶら散歩。穏やかな気候で気持ちよかったです。
新藤宗幸著『技術官僚』(岩波新書、2002年)読了。問題設定自体は良いのかも知れませんが、上滑りな感じがして・・・。処方箋部分がなければ良かったかも知れません。新書くらいの厚さの本で説得力のある提案をするのはあまりにリスクが大きいのでは・・・。
4月8日
漸く社会人としての生活感覚を思い出し始めました。
午前中は何もやることがなく終了。他方、午後は時間が下るにつれ多忙に。ふと気づくと電車が終わってしまいました。どうも捌きが悪いようです。はあ。
ちなみに、帰国後もベトナム情報を追っているのですが、各国がベトナムに手を突っ込みたがっているのがよくわかります。ただ、土地所有が認められていないのに不動産投資(土地使用権投資)がバブルになっているようです。10数年前の日本を見ているような感じ。同じ轍を繰り返さないことを期待したいです。
4月9日
すごい忙しい一時とすごく暇な時間が交互にやってきました。充実しているんだかしていないんだか。ただ、行き帰りの電車の中での読書は結構勉強になりました(とはいえいずれも10分ずつですが)。
ゴールデンウイークも近づいているのですが、全く予定がありません。寂しいよー(T_T)。
4月10日
武藤司郎著『ベトナム司法省駐在体験記』(信山社、2002年)読了。安直な題のわりにかなり充実した内容だったかも知れません。
しかし、この数ヶ月間の間に随分とベトナムにも詳しくなった気がします。気のせいかも知れませんが。まあ、知的好奇心をくすぐってくれる対象ではあるので面白いものです。
ところで、微妙な季節になってきているのでどうも過ごしにくいです。
4月11日
災難続きの一日、というより詰めの甘さが露呈した一日。心身共にずたずたです。明日が週末であるのが唯一の救い。はあ。
日本語が大変堪能なベトナムの方とお話をしましたが、瞠目するほど優秀な方でした。色々と言われてしまう国ですが、どうもそういう実感がわきません。たまたまいい人と出会っているだけなのかも知れませんが・・・。
ちなみに、三日連続「吉四六」をしこたま飲みました。ちょっと今週は飲み過ぎです。休肝日なしですし。これって、いわゆる飲まなきゃやってられない、と言うことでしょうか? もう若くないので気を付けなくちゃ。
4月12日
一日中二日酔いに苦しみました。元々強くないのですが、すっかり弱くなってしまいました。
最近マニアックな泥沼にはまりつつあります。ま、色々と知らないことを勉強できて面白いのかもしれません。
内海三八郎著『潘佩珠伝』読了。以前、インドのチャンドラ・ボースについて本を読まされたことがあったのですが、読後の後味は同じようなものでした。もっともボース程お腹にもたれませんでしたが。
4月13日
何もやる気が起こらなかったので、一日中テレビっ子になりました。王様のブランチに飽きたころからDAIのライブDVDを楽しみ、終了後最近ウチでも映ることを発見したStar
Channelで映画三昧。真剣に見ていたわけではないので適当にzappingしていたら内容が全くわからなくなってしまいました。
そうこうしているうちに夜に突入。その段階になって手元流動性が無くなっていることを発見。明日はATMに行かなくてはいけません。めんどくさ。・・・全く億劫になったものです。
4月14日
テキストを買いに行くなどのため街へ。今週も無駄遣いばかりしてしまいました。
GWは最早諦め気分。国内近場でどこかいければいいや、とどうも投げやりになりがちです。
最近の週末はすっかりシエスタが習慣となりました。このように書くとそれなりの見てくれなのですが、要はぐうたらなだけです。
夜は、何となく風邪っぽいのでおとなしく過ごしました。
4月15日
浮き足だった一日。その上にさざ波をたててしまいました。いけませんなあ。どうも集中力が無く、ろくなことが起こりません。
静かに「勉強」をして力を蓄えたいのですが、そんな雰囲気でもなく・・・。
今週は、落ち着いた日々を過ごせそうですが、他方、寂しさもたっぷり味わえそう???です。
4月16日
どうも調子があがりません。自暴自棄になりそうです。危ない危ない。
ジョセフ・ナイ著『なぜ政府は信頼されないのか』(英治出版、2002年)読了。結構面白い内容だったのですが、訳が?というところも散見されて、妙に気になりました。が、翻訳する人の仕事、というのは大変ですね。専門分野の話であればともかく、そうでもない場合には殆ど不可能な挑戦としか思えません。
4月17日
時が経つのは早いものです。
今日はかなりゆったりとした昼食(もっとも食べている時間自体はかなり短かったです)。一方で、ちまちまとしたことばかりやっていると、常識を見失いそうです。何となく、雰囲気として息苦しいし。ぱっと飲みに行くにもつきあってくれそうな人もいないし。はあ。
ということで、読書ははかどっています。小倉貞男著『ヴェトナム 歴史の旅』(朝日選書、2002年)読了。またベトナムに行きたくなりました。6ヶ月もすると見違えるのが最近のベトナムだそうなので、はやいうちに行かなくては。
4月18日
今日も無為に過ごしてしまいました。あんまりいこともなかった反面、変なこともなく、これ以上ないほど無難な一日でした。
開高健著『ベトナム戦記』(朝日文庫、1990年)読了。小著でしたが、物凄く力のある文章でした。感情をむき出しにしがちなルポタージュが多い中で、冷静に淡々と、しかしそれだけにじわーと熱くなるものを感じる一冊でした。満足。
4月19日
久しぶりに緊張感のある一日。しかし、やっぱり何もしないまま終了。困難で良いのかと自問しながらも答が見つからずに忸怩たる思い。ま、あんまり深刻に考えてもどうしようもないので、時が解決することを祈りませう。もう少しまじめに考えないから、同じ失敗を繰り返すんですよね(--)。
4月20日
全日夜更かししたために全く使い物になりませんでした。本を読み始めてもすぐ眠くなるし、テレビを見ても寝てしまうし、諦めて早寝しました。折角のお休みなのにぃ。・・・挙げ句の果てに寝ている最中にめがねを壊してしまいました。どうしようもない一日です。
4月21日
昨日早寝したために、早起きしたところ、すごい土砂降り。それを確認して急に活動的になりました(天の邪鬼〜)。
不忍池経由で上野へ。雨のためか誰もいないのでとても気持ちよかったです。
まずは、マルク・シャガール展(於東京都美術館)へ。少し早めだったせいか、人出も許容範囲内。それなりにしっかり見ることが出来ました。アニヴェルセル表参道で見た作品も出品されていたのですが、現在、アニヴェルセル表参道でもシャガール展が再び行われている由。来週行かなくてはいけません。
次に、プラド美術館展(於国立西洋美術館)へ。こちらは家族連れも含め人が仰山いました。日本ではなかなかお目にかかることが出来ないエル・グレコの作品も来ていて、見応えはそれなりにありました。しかし、展示の最後の方が何となく尻切れトンボだったようなきがします。いつか、本物のプラド美術館に行ってみたいです。
久しぶりの美術館のはしごで、気持ちの良い疲労感を味わうことが出来ました。
今日も色々と本を買い込みましたが、読んでいる本は本業からどんどんかけ離れていきます。(ちなみに、本屋で安めぐみ(ブラン娘のひとり)を見かけました。サイン会かなんかだったみたいです。)
4月22日
来週はGWですねえ。でも全く予定がありませんねえ。困りましたねえ。
今週最大?の仕事が終わってしまいもはやお休みモードです。しかし、研修に出ようと思って早起きしたのに、様々な事情があっていけませんでした。ぐすん。
加藤陽子著『戦争の日本近現代史』(講談社現代新書、2002年)読了。結果的な是非をとりあえず棚上げした上で、ですが、日本の近代を支えた方々がいかに意識的で戦略的な思考をもって世界情勢を見て行動していたか、ということには恐れ入ります。自分の視野の狭さが嫌になります。
夜は、飲んだくれて終了。
4月23日
テレ朝でもCXでも運勢最悪。概ね想定通りの一日でした。(占いのせいにしてる〜)
こんな自堕落なことやっているからいつまで経っても成長しないんでしょうね。は。わかっているつもりなのに何もしないんだから、重傷です。
さて、明日が良い日でありますように。
4月24日
相変わらず厳しい日々。
ただ、薬(普通の薬です)を飲んだら随分と気持ちが良くなりました。なんとも雲の上で漂っているような気分。危ないかも知れません。
河合隼雄著『心理療法入門』(岩波書店、2002年)読了。全くの門外漢にも読みやすく(部分部分よくわからないところはありましたが)、読書を楽しむことが出来ました。
4月25日
何とも意味不明な一日。
とはいえ、↑のような本を読んだ後だけに、いろいろと考えさせられる場面を多かったです。皮相であることには変わりありませんが、物事のいくつかの見方が肌身を感じてわかった気がします。(気がするだけかも〜)
4月26日
時間的には短かったですが、考える余裕もないほどばたばたしました。とりあえず心配の芽もつみ取ることが出来たかな? 普段甘やかされているので、ちょっと大変になるとパニックに陥ってしまう自分が情けない限りです。
GWはいつのまにか、どこかへ行ってしまいました。
4月27日
散髪に行ったものの、髪を切ってもらっている最中からどんどん体調が悪くなり他の予定を切り上げて帰宅。薬を飲んでも殆ど効きません。抵抗力がなくなっています。
4月28日
一日中、自宅療養。何ともむなしいGW前半戦です。
4月29日
漸く起きあがることが出来るようになりましたが、まだまだ体調はどん底のまま。おとなしく家の中で過ごしました。
美宅成樹著『分子生物学入門』(岩波新書、2002年)読了。科学の知識がほとんどない上に最早錆び付いてしまっているので物凄く新鮮。
久しぶりに見たフレンドパークでは本上まなみ選手が本上選手以外のユニチカキャンペーンガールを答える問題で、夏川結衣さん・米倉涼子さんの御両名の名前をちゃんとこたえてました。納得。
その後、BSフジで放映した『薔薇の名前』を鑑賞。とってもどきどきしました。
4月30日
お仕事に出かけたものの熱と薬でふらふら。はっきり言っていっても意味がなかったです。
体調最悪の中、4時間半叱られるために飲みに行きました。まあ、こんな日もあります。ちょっときつかったですが、こんな経験も貴重なんでしょう。
diary topへ