2002年5月



5月1日
 透明化してひっくり返して横を縦にすると、原画がよくわからなくなっていい感じです。流石にGWの中だるみもとい中休みなので電車も会社も空いています。
 今日はばたばたした割に実りがほとんどない一日でした。いけませんね。
 体調は依然低調に推移。二番底にだけはならぬように気を付けたいところです。

5月2日
 ちょっと良くなったので、油断をしていた外をふらふらしていたら、再び症状が悪化。声が出ない、というのはやっぱり辛いです。夕方くらいには体もだる〜くなってきました。こんな時に限って待ち時間が長いものです。
 今週が実質3日で本当に助かりました。

5月3日
 ゆっくりと起床。
 先週末、果たすことが出来なかった用を足しに街へ。具合が悪くならないうちに帰ってきました。
 宮川公男他編著『パブリック・ガバナンス』(日本経済評論社、2002年)読了。折角それなりの中身なのに、不親切(索引なし、引用文献リストなし等々)なのが残念でした。
 疲れて、ぼおっと横になっていたら突然FAXがなり出して、横文字ばっかりの紙が出てきました。急に現実に引き戻された気がして、目が覚めました。ぐすん。
 ちなみに、まだ声は出ません。困ったものです。

5月4日
 いつになったら全快するのやら・・・。年なんですね。単純に。
 タイン・ティン著『ベトナム革命の素顔』(めこん、2002年)に着手。400頁以上あるのでいつ終わるかわかりませんが、ゆっくり楽しもうと思います。
 夜はテレビ東京「美の巨人たち」で、クロード・モネ「印象−日の出」を鑑賞。モネは兎も角、マルモッタン美術館に地下室なんてあったかしらん???、少なくともあの絵はもっと明るい感じの部屋にあったはずなのにぃ、と思いながらマーモッタン美術館のカタログを引っ張り出して復習してみました。久しぶりに見たのですが、FF(フランスフラン)の値札がついていて、隔世の感。結局年を思い知らされる一日でした。

5月5日
 こどもの日。いつからかこどもの日とは無縁になってしまいました。
 暑い一日でした。映画の前売り券を買い忘れていたので出かけたのですが、なかなか見つかりませんでした。どうやら都心の映画館ではあんまり公開されないみたいです。ぴあにちゃんと載っていたのになあ…。
 最近気が付いたのですが、自宅にあったはずの和英辞典(研究社・和英中辞典)がなくなっていました。滅多に使うことがないのでこれまで支障がなかったのですが、久しぶりに本棚整理をしていて初めて気が付きました。ところで、和英辞典ってあんまり良いのがないんですよね。不十分かでかすぎるか、で、リーダース英和辞典の和英辞典版見たいのがあると良いんですけどねえ。億劫な人間にとってはあのサイズが精一杯です。まあ、最近は、電子辞書もありますので、日常的にはあれでいいのですが、やっぱりめくる快感???を味わいたいですからね。こんなことを言っているからいつまで経っても英語が出来ないまんまなんでしょう(笑えない)。

5月6日
 GW最終日。普段の不摂生のお陰で何とも中身の・・・な1週間でした。ぐすん。
 さて、久しぶりに都立中央図書館に行ってみたのですが、そういうときに限って元上司とばったり。特にお互い会話をすることもなかったので、ひたすら勉強に集中したふりをしておきました。しかし、このGWを象徴する事件だったかも・・・。
 のどは痛いと言うより重く感じます。随分声は戻ったと思うのですがまだまだですね。

5月7日
 GW明け。すぐに動けと言われてもどうしようもありません。リハビリが必要です。
 知的に色々と楽しませていただいたので、まあまあよしとすべき滑り出しだったと思います。
 夜は、体調8割くらいながら、新しく来てくれた方のための歓迎会。酒量は抑えましたが、色々と失うものも多かったです。

5月8日
 徐々にエンジンが掛かり始めたかな? ただまだまだちょっと気を抜くとぼさあとしてしまいます。
 英語のメールが時々来るのですが、何故か開くときどきどきしてしまいます。別に何が起こるわけでもないのでしょうが、よくわからず開いてしまってウイルスに感染するのも嫌ですし、どうしても労力を使いますので。まあ、辞書を引き引き読んだり書いたりするのですが、不必要に時間を食ってしまう自分が情けない限りです。はあ。英語でチャットをすることが出来るほど英語が出てくるようになれば、読み書きは大丈夫、と言ったところでしょうか。私は当分できそうにありません。ま、パソコン上の作業であれば、時間稼ぎは出来るんですけどね。まだまだ電話は恐くて出ることが・・・。
 どうしてものどの痛みは取れません。おとなしくしていれば随分回復するのでしょうが、無駄に喋っているのがいかんのでしょう。

5月9日
 概ね体調は元に戻ったようです。というのも会話をする機会が少なかったからかも知れません。何となく雰囲気が曇天です。
 夜は気持ちよくのみに出ようと思ったのですが、出鼻をくじかれてしまいました。その割には充実した飲み会だったのが良かったです。

5月10日
 実りが少ない中にも懸案が一つ終わったので少しほっとしていますが、
 しかし、自分のいい加減さが嫌になりました。最近、色々と疑問に思うこともあるのですが、自分自身が最大の疑問かも。単純な人間のはずなのにぃ。こればっかりは答を自分で見つけないといけませんね。

5月11日
 やっとこさデニス・チョン著『ベトナムの少女』(文春文庫、2001年)読了。すごく時間がかかってしまいましたが、決してつまらなかったわけではなく、何かに付け気力減退気味だったためだと思われます。1枚の写真をめぐる四半世紀以上にわたるドキュメンタリーは読み進めて行くにつれどんどん引き込まれていきました。もっとも、やや一方的な見方に偏っているかな?とは感じましたが・・・。
 夜は久しぶりに中学生(一部小学生)以来の同期との飲み会。気兼ねなく飲むことが出来ました。が、時の経過を身にしみて感じました。もう若くありません。はあ。

5月12日
 中村好寿著『軍事革命(RMA)』(中公新書、2001年)読了。実際の戦争、軍事力等々については専門的知識が全くないのですが、その思考のあり方というのは参考になります。
 夜はテレ朝で放映していたアナザヘブンを鑑賞(と言うほどでもないですが)。映画の内容は原作よりマイルド、ですね。しかし、アナザヘブンを見たからと言うわけではないのでしょうが、TVが壊れてしまいました。リモコンの指令を受け付けなくなりました。めちゃめちゃテレビっ子なので、毎日随分酷使していたのは確かなのですが、急に言うことを聞いてくれなくなるなんて・・・(>_<)。明日からどうしませう。本当に困りました。

5月13日
 爆弾が隣に落ちたために、何とも気まずい雰囲気。朝の占いでも全滅でしたのである程度覚悟していたのですが、想像以上でした。
 さて、我が身を振り返ってみると、本当に焦ってしまうぐらい何もない日々が続いています。こういうときこそ次に向けてしっかりと腰を据えて勉強しないといけないのですが、どうしても浮き足立っている自分がいます。はあ。この年になっても、まだ1週間先がどうなるかすらわかりません。また、妙な話の頭出しがありましたし。
 ちょっと早めにかえってテレビを見ながら横になっているウチに寝てしまいました。何故月曜からこんなに疲れているのか不明です。

5月14日
 のどがからからになる一日でした。胃が痛くなる、とも言います。別に嫌なことがあったわけではないのですが、真綿で首を絞められるような気がして・・・。
 どうも最近、仕事が手に付かない、と言うか、単純に行ってない、と言うか、やるべきことをやっていないと言うか、ふと気づくと手持ち無沙汰になることが多いです。
 ここ数日、よくわからないまま他人の田んぼを荒らし回っていますが、あんまりスッキリしません。いつになったらこの胸の支えが取れるのやら。
 どこかへ美味しいものでも食べに行きたいです。

5月15日
 テレビが完全に壊れたという診断を受けました(T_T)。また、予定外の出費が嵩みそうです。
 坪井善明著『近代ヴェトナム政治社会史』(東京大学出版会、1991年)終了。阮朝@フエの嗣徳帝統治下のヴェトナムの情勢についての研究書でした。専門書なので難しいところも多かったのですが、非常に面白い1冊です。
 夜、早めに帰宅したら、魔の電話がかかってきました(冷や冷や)。今日は、遠隔操作で失礼させていただこうと思います。

5月16日
 簡単なことしかできなくなっている自分に気づき落胆。
 他人事ながら支えが全くないトップの人の辛さを目の当たりにしました。地が足についていない人たちの上に乗っかる程不安なことはありません。
 周りの人が次々に体調を崩し休んでいきます。乗り遅れました。

5月17日
 一週間終了。ほっとしました。何となく体調が良くないのですが、終わったのでよしとしましょう。でもあんまりスッキリしていないのは何故?
 ワールドカップに関心がない、と言っていたら、制裁?を加えられました。開会式の時に一人だけぼさっとしているのも気まずいのでラッキーなのかもしれません。こういう天の邪鬼なことを言っていると嫌われちゃうんですよね(--)。自分の性格の悪さに自分自身も嫌になってしまいます。

5月18日
 HND→NGS。図らずも50便の中の1便になり1万円のキャッシュバック。登場直前にどよめきが起こったので何事かと思ったらそういうことでした。振り込み手続きをしなきゃならんのが面倒ですが、贅沢言っちゃいけませんね。レンタカーにカーナビがついていたのでそれに頼り切っていたら、めちゃめちゃ迷いました。手抜きはやはりいけません。ちゃんと地図を見てイメージを作ってからでないと失敗ばかりしてしまいました。
 今日は一日、旨いものをたらふく食べました。また一段と太ってしまうかも。

5月19日
 ちょっと早起きして市内をぐるぐる。朝からちょっと重かったので昼以降は気楽に過ごしてみました。色々なものを飲んで食べましたが、普段の街と違うところで何かをする、というのは何をするにしても新鮮で良いものです。たまにはこういうことが絶対に必要です。心地よい疲れの中、帰路へ。
 空港まではバスでゆったり。いつの間にか寝てしまっていました。
 NGS→HND。今度はあたりませんでした。残念。
 二日間の模様はこちらへ。

5月20日
 社会復帰失敗。大変なことになりました。先週末と随分と話が違っているので参りました。でもやっぱりツメ甘なのがだめなんでしょうね。
 末廣明著『タイ』(岩波新書、1993年)終了。クーデターが「制度化されている」民主主義、というのは、昨日している限りではあるべき一つの途なのかも知れません。血が流れないと次のステップに進めない、というのは???とは思いますが、血も涙もない割に、血や涙を流すことばかりを恐れるのよりは・・・。少なくとも、命をかける気で決断をすることは絶対に必要なのですから。

5月21日
 朝から夕方までばたばたばたばた。毎度のことながらサバキの悪さが嫌になります。
 今日は、偉いさんがどういうことを考えて行動しているかを垣間見た一日でした。色々な人がいますが、考えることは意外と近いのかも知れません。
 黒野耐著『日本を滅ぼした国防方針』(文春新書、2002年)読了。タイトルから受ける印象とは裏腹に、小著ながら冷静な分析がなされていました。ただ、あるべき判断をそれぞれの状況下で行うことは、言うほど簡単ではなかったはず。判断を誤ったという結果責任を問うことは必要かも知れませんが、それ自体の判断も相当難しいのでは・・・。

5月22日
 今日は初めて最近話題?になっている???新品な建物に行ってまいりました。すんげえ綺麗でした。が、何とも使いづらそう、な感じ。「住んでいる」人からして慣れていなかったり、どうも・・・。新しいからなのでしょうが、人の温かみにかける印象もありました。明るくてよかったんですけど。
 新しく来てくれた人がしばらく休んでいたのですが今日から復活。風邪をこじらしてしまっていたみたいです。部屋の中にどうも変な菌が飛んでいるのかも知れません。他人事ではないので気を付けなくてはいけません。気温の変化も激しいので十分気を付けて、と。

5月23日
 足腰ふらふら。原因不明の発熱に悩まされています。自己管理が出来てません。
 そんなこんなで昨日あたりから全く本を見ていません。そういうこともあって新鮮味のない日々が流れています。
 意外なことに気が付いたのですが、タイよりベトナムに関する(新しい)日本語文献の方が多いんですね。私の調査能力・気力がやや少ないから見つけられないだけなのかも知れません。情熱が違うって奴ですかねえ。

5月24日
 回復したかに見えた体調も再び悪化。薬で何とか起きていられますが、ふらふらです。出席簿にはんこ押し忘れてお休み扱いの一日。そういうときに限って、周りは厳しいものです。ぐすん。体調が悪いと弱気になる一方です。
 打ち上げがあったみたいですが、大事を取ってこちらも休暇。何だか良くわからん一日でした。

5月25日
 漸く新しいテレビ購入。ポイントがたまっていたのでちょっと贅沢して薄い奴にしてみました。結構重くて運ぶのに一苦労。まあ、スッキリしているので良いのですが、部屋が雑然としているので浮いた感じがします。うーん。掃除しよっ。
 と、こんなで一日活字を見ずに終了。ちょこっと頭の中身も薄くなった感じ。いかんいかん。
 ぼおっとしていたら、前売り券を買った映画が終わってしまったようです。見るためには遠出しないといけないようです。何やってんだか。

5月26日
 お部屋を片づけてお買い物をして(中略)そして夜は楽しく飲み食いしました。
 一日の最後に、東京駅スプリントに挑戦しました。仲見世スプリント以来の飲酒後のレース?だったのですが、結構こたえました。やばいやばい。

5月27日
 相変わらず低調な一日。頭ががんがんしますし、
 入浴中、鼻血が突然吹き出しました。涙で枕をぬらすと言うことは良く聞きますが、血でぬらしてしまいました。正直、自分自身が心配です。

5月28日
 鼻血が止まりません。しかも、どういう訳だか、食事がのどを通りません。やはり食べ物が美味しく食べられないのはつまらんものです。早く何とかした〜い。
 ただ、全般的には底入れの予感。というより、敵前逃亡をするので後は野となれ山となれ。それでは、また、明日より遠出して参ります。

5月29日
 NRT→BKK。出発も到着も両方バスでターミナルと接続。国際線では久々の体験。6時間ちょいのフライトですが、やっぱり飽き飽き。機内食は食べても寂しくなるだけだし、映画もつまらないし、読む本も特に用意していなかったので、ただ寝るばかりでした。BKKではクーラーが利いていないバスが炎天下の空港をちんたら走ってくれたので、頭がくらくら。体調がまだ戻りきっていないことを再認識。
 ホテルまでは途中まで高速を快適にドライブ。しかし、やはり世界最悪の交通渋滞を誇るバンコク。期待通り詰まってくださいました。とはいえ、1時間強で着いたのでkすからラッキーな方でしょう。ホテル到着後、夕飯まで時間があったので近くの伊勢丹へ。人があんまり居なかったのが気になりましたが、お陰でお買い物はしやすかったです。
 夕飯は、Somboonへ。シーフードが中心のレストランでした。先週来、食欲がいまいちだったので食べられるかどうか心配でしたが、本場のトムヤンクンを飲んで食欲不振が嘘のように吹き飛びました。名前はわかりませんが、蟹の卵を使った辛めの奴(我ながら語彙の少なさに・・・)はご飯によく合いました。気分、だけかもしれませんが、多少は気力・体力ともに元気になったかもしれません。
 ちなみに、バンコクの夜は、取り締まり強化のために早くふけるようになったようです。ただ、それを決断した内務大臣が足許から批判されているらしいのですが、わかりやすすぎて困ります(^^;)。

5月30日
 寂しい部屋で一日缶詰。ま、仕事ですから・・・。でも、最後にすごくおもしろいことになりました。いろんな国があるんですね。うん。本当に勉強になった一日でした。
 夕飯はタイスキ。いつの間にかがばがば食べてお腹がもたれる有様。でも、食べれば食べるほど食欲が触発されてしまいます。こんな所に長居をしたら体をこわしそうです。
 ちなみに、シンガポールでは町中でDAIがよく流れているようです。日本国内でも時期によってはそうなりますが、常にそうなると良いですね。

5月31日
 今日も果てしなく暑い一日でした。
 ワット・プラケオ、王宮、ワット・ポーを大急ぎで回りました。びっくりするほど綺麗にされていました。信心深さの現れなのでしょうが、本当に感じ入ります。お坊さんもついついカメラを向けていました。ちょっと違和感がありましたけど。
 ワット・ポーの金ぴかの涅槃仏はでかかったです。写真で見ていた以上に印象的。結構セクシーですしね(語彙のなさを反省)。柔和で優しい顔をされていました。
 夕方、今回最後のタイ料理へ。マイルドにしましょうかと言われたので、ちょこっとスパイシーがいい、とお願いしたら、かなりスパイシーなものが出てきました。でもいい汗を流せました。
 深夜便でBKK→NRT。ワールドカップのお陰で色んな人が搭乗していて、やや賑やか。疲れていたので寝ることはできましたが、サッカーってそんなにすごいもんなんですか・・・。関心がほぼゼロなので・・・。


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