2002年6月
6月1日
早朝NRTに到着。NRTは6時にならないと着陸できないんですね。それまで上空でぐるぐるしていたような気がして・・・。遠いだけではなく、不便な限りです。何とかしてもらいたいものです。まあ、朝一番なので入国審査・税関もガラガラ。
帰宅後、何となくぽけっとして一日を過ごしてしまいました。やることはやったつもりですが、なんか脳みそがふくれあがった感じ。天使の都から帰ってきただけにまだ浮世離れしています。
最後となりましたが、夏川結衣さん、お誕生日おめでとうございます。
6月2日
何ともぐうたら過ごしてしまいました。
暑かったから仕方がないんですけど・・・(でもBKKのほうが暑かったような)。夜になっても気温が下がりません。この時期からこんなに暑かったら、この先4ヶ月くらい無事に過ごせるのかどうか不安です。色んな意味で。
6月3日
記録上は、先月の23日以来の出勤。随分とさぼっていたものです。
しかしながら、何ともやることもやる来もなく一日が過ぎていきました。どうもお部屋にいること自体、違和感があります。
普段、知的な作業からほど遠い生活を送っているため、不意にそういう世界での対応を求められると、簡単に馬脚を現してしまいます。自分でも心底頭が悪くなったなと実感することが最近多く、とても悔しい限りです。しかし、現実は厳しいもの。認めなくては・・・。
6月4日
ほのぼのした一日でした。
ちまちまとメールを打ったり、コピーをしたりしている内に日が過ぎました。今日も知的な作業はゼロ。また一段とバカになった気がします。ふう。
帰りの電車でW杯の影響を受けることのないよう早めに帰り、街でお買い物をしつつ、いつもとは別のルートを通って帰りました。途中までは気が付かなかったのですが、お店に入ってびっくり。人がいません。車の流れも心なしかまばら。そんなにすごいものなのですかねえ?と思いながら、空いていることに感謝。ゆっくりとお買い物を楽しめました。
6月5日
最近、異常なほど早く目がさめてしまいます。5時になると何となく目覚めて、テレビをだらだら見る気持ちの良い?朝です。いかに朝のニュース番組が同じことの繰り返しか、と言うことを今更ながら確認しています。
そんなこんなで、通勤もいつもより早めなのですが、そのお陰で、ラッシュが厳しくなると言うのは何とも皮肉なものです。
6月6日
何となくのみに言ってしまいました。色々と愉快だったり不愉快だったりする話はいっぱいあります。シーズンも近くなってきましたので、変な話は一杯出てきます。
6月7日
なんとも中身が薄い1週間終了。
夕飯を食いに行ったところで、イングランド・アルゼンチン戦が放映されていて随分とエキサイトしている人がいました。サッカーは不案内で、今日の試合がどのくらいすごいことなのかは全くわからないのですが、兎に角びっくりしました。
6月8日
横浜まで「Gun Crazy」を見に行ってきました。映画館は、まさに駅前だったのですが、小さすぎて迷いました。冷房が効きすぎていて寒かったので、「復讐の荒野」が終わった後ですぐに出てきてしまいました。
映画自体は、・・・まあ、あんなもんでしょう。米倉さんは随分頑張っていました。かっこよかったですねえ、と言うのが一番の印象。
齊藤芳正著『はじめてのOR』(講談社ブルーバックス、2002年)読了。期待していた程の内容ではありませんでした。
6月9日
特段の予定はなかったのですが、4時起き。随分無駄な朝を過ごしました。
ビデオテープを買い忘れたので買いに出かけました。種類が多すぎてよくわかりません。テープは日本製で組み立ては韓国や中国とか、テープが韓国で組み立ては中国とか、全部日本製とかいろいろありましたが、人件費が安そうな組み合わせのテープを買っておきました。
ジョセフ・E・スティグリッツ著『世界を不幸にしたグローバルリズムの正体』(徳間書店、2002年)読了。一流の経済学者には似つかわしくないほど激しい文章です。
遠藤周作著『王国への道』(新潮文庫、1984年)読了。バンコクに行く前に読んでおくべきだったかも知れません。タイに赴任する日本人の必読書と言われているようです。最後があまりにあっけないような印象がありましたが、一気に読むことが出来る楽しい作品です。
今日は一気に積読本の処理に努めました。ロバート・S・マクナマラ著『マクナマラ回顧録』(共同通信社、1997年)読了。書いた本人がどれだけの想いでこれを書いたかを考えると・・・。第三者的に見ると、非常にアメリカ人らしいなというのが印象。考える体力というか執念というか、トコトンまで、自分なりの答を出すまで突き詰めようとする真摯な態度は本当に尊敬に値します。これはマクナマラ氏個人と言うより、アメリカの良心的なエリート層に共通なのかも知れません。
最後に、W杯をそっちのけでBS日テレの幻想美術館を堪能。夏川さんの表情に見とれてしまってルノワールもそっちのけ(^_^;)。
6月10日
今週も特段することもないのでしょうか。忙しさが恋しくすらなってきました。
最近、カラーレーザープリンターを多用しております。要は暇なだけ、という説もあるのですが、一度この便利さを味わってしまうとなかなか後戻りが出来なくなります。ただ、色が所々わざとらしくなるのが玉に瑕かも知れません。
海野弘著『パトロン物語』(角川oneテーマ21、2002年)読了。安直な装丁の割には内容がかなり濃かったです。特に、メアリー・カサットの話は初めて知りました。
夜は、「八月のクリスマス」がBSでやっていたのでちらほら見ていました。シム・ウナさんが引退してしまったのはやっぱり残念です。
6月11日
蒸し暑い一日でした。今からこんなに暑いようではこの先思いやられます。
最近、機嫌のいい人悪い人が露骨に別れてきました。世知辛い世の中ですが、これが社会人の現実なんですね。はあ。
今日は、CDを買いに早く帰宅しようと思ったところ、つまんない話が引っかかってしまいました。飯食って、酒飲んで、居眠りをしながら待っていたら、いつの間にか終わってました。早く言ってくれればいいのにぃ。
ちなみに、フランスが負けたために、隣の職場でちょっとした暴動が起きました。意外にも身近にフーリガンがいたみたいです(^_^)。冷や冷や。
6月12日
朝はすごく暑かったのですが、だんだんと過ごしやすくなってくれました。たまにはこういう息抜きも必要です。
今日も、アルゼンチンが負けてくれたお陰で、随分と賑やかになりました。
浅野裕一著『孫子』(講談社学術文庫、1997年)終了。久しぶりに古典に接しましたが、簡にして要を得ているというのは良いですね。
中條武志著『ISO9000の知識』(日経文庫、2001年)読了。たまにはこういう実務的な本も読まないと非常識な人間になってしまいます。というか、タイに行ったとき、某政府機関が誇らしげにISO9004取得みたいなことをうたっていたのが気になってました。この本だけでは、かじったことにすらならないかも知れませんが、非常に参考になりました。
6月13日
かなりへべれけに酔っぱらいました。確かに納得がいかないことがあったのですが、別にやけ酒を飲んだわけでは・・・。ま、結果だけ見るとそういうことになってしまいますが。
しかし、海外慣れしている人に聞くと、ベトナムって人気無いらしいですね。治安が悪いとか目つきが悪いとか・・・。そうなのかなあ??? 海外慣れしていない人間が何を言ってもダメかも知れません。
6月14日
会社ではテレビ見ちゃダメ、と言うことになっていたので、取り合えず休暇を取ってテレビを楽しみました。
飲み過ぎました。ひたすら飲み過ぎました。みんな社会人なのに、学生みたいな飲み方をして大変なことになりました。
終電が終わったために、始発が出るまでと言うことで、朝5時までカラオケ。休んでいればいいのに散々うたったものですから、声が全く出なくなりました。
本当に体に悪い金曜日でした。もう若くないんだから。
6月15日
全日、やりすぎてしまって殆ど役に立ちませんでした。勿体ないことをしました。
酒は完全に抜けていたのですが、かったるさに甘えて、久しぶりに全く何もしなかったです。青春??をまた無駄遣いしてしまいました。
6月16日
土曜日に何も出来なかったので、それなりに慌ただしかったです。
まずは、渋谷ザ・ミュージアムで開催中の「マン・レイ写真展」へ。写真が芸術であるという感覚はこれまでどうしてももてなかったのですが、写真芸術の原点を目の当たりにして、おもしろさがほんの少しだけわかった気になりました。それよりマン・レイが光の人という意味を持つ「芸名」だということを恥ずかしながら初めて知ったことが一番の収穫だったかも知れません。
ちなみに、
「Ray」という言葉には妙な想い出があります。4年前くらいでしたか、米大リーグの新球団「タンパベイ・デビルレイズ」が出来た時、英語が物凄くできる友人が「タンパの悪魔光線ってなんだ?」と信じられない質問を英語が全く出来ない私に聞いてきました。英語がよくわからなかったのですが、チームのマークが何となく平たい魚に見えたので、特に考えることなく「光線じゃなくて「えい」じゃねえの」と答えたのですが、信じてもらえず、自分でも自信がなく、二人で競って辞書を引っ張りました(devil
ray(イトマキエイないしマンタ))。この逸話自体はばかばかしい話ですが、私にとってはかけがえのない想い出の一つです。
6月17日
大方の予想に反し、多忙な一日。振り返るとたいしたことはやっていないのですが、何となく落ち着きがありませんでした。
最近、この一年間を回顧することが多くなっているのですが、改めて「何やってたんだか」という思いにさいなまれます。この反省が今後に役立つようであれば良いんですけど、それほど真面目な人間ではないので、全く仕方がない限りです。成長しねえなあ(嘆息)。
6月18日
負けちゃいましたねえ。でも、大健闘だったと思います。(ど素人が言うのも失礼な話ですが。)
それ以外は無難な一日。ひたすらコピー機と格闘して終わってしまいました。
韓国おめでとう*(^_^)*。ベスト4目指してがんばってね〜。
6月19日
今日は運勢最高だったはず何ですが・・・。贅沢は禁物かも知れません。それなりに良かったんでしょう。きっと。後から気づくんですよ。うん。(自分を納得させるのに疲れました。)
それはそうと、今日は色々と懐かしい方にお会いしました。無駄話ばかりしてしまいましたが、元気そうで何よりでした。
さてさて、最近全く読書が進みません。どーも気がかりなことがあって、完全に浮き足立っています。私だけではないのかも知れません。時期が悪いですよねえ。
今年の夏休みはちゃんと取れるのでしょうか。誰か早く教えてくださーい。
6月20日
いつもは使わない体力を使った一日でした。普段やり慣れない仕事をすると体内リズムが崩れます。さらに大して忙しくないのに、昼飯・夕飯ともに食べ忘れてしまいました。食べないとやっぱりふらついてきます。
風邪気味なのに喋り続けたために、夜にはぐったり。終いには声が満足に出なくなってしまいました。これは短期決戦にしてもらわないとこっちがおかしくなります。
6月21日
昨日同様、今日も昼はとばしたのですが、夜はそこそこのイタリアンでほっと一息。
結構風邪がはやっているのかも知れません。いつも元気な人が何人も休んでしまっています。日頃の疲れもたまっているのでしょうが、心配な限りです。
6月22日
DVD等を求めに街へ。肌寒い一日。気候に関係なく薄着をして体調を崩してしまうとは、情けないです。はあ。
本屋でちょっと立ち読み。今日?公開の某映画を見てみようかなと、原作本をぱらぱらとめくったのですが、何かむかついてきてしまいました。某国の相変わらず自己中心的な考え方にあきれ果てました。ということで映画を見るのはやめにしました。やっぱり某国を好きになれそうにありません。敬意は払いますが。
韓国おめでとう!!!
6月23日
ビデオを借りて『メメント』を見ました。ついつい見入ってしまいましたが、後には何も残らなかったです。ああいう映画の作り方自体が面白いのかも知れませんが、ストーリーは・・・。しかし、「トリック」はいつも貸し出し中ですねえ。
昨日買い忘れたDVDを買いに行ったついでに色んなお買い物をしてきました。その行きしなに、これまで気づかなかったのですが、最寄り駅の前にラベンダーが植えられていることに初めて気が付きました。多少心理的にも落ち着いているのかも知れません。
明日は、新たな旅立ちのお告げがある人も多いようです。私にはあるのやら無いのやら。
6月24日
ジャン・ラコスト著『芸術哲学入門』(クセジュ文庫、2002年)及び松村劭著『ゲリラの戦争学』(文春新書、2002年)終了。頭がとろける一方、妙に神経がとぎすまされる感がありました。
最近、専門外の人と話す機会が多くてとても楽しいです。色々と気を遣うこともあるのですが、良い勉強になります。かなり緊張しますが・・・。
6月25日
咳が止まらないのでアルコール消毒をしようと思ったのが大きな間違い。完全に悪化しました。やはり調子が良くないときはおとなしくして直すことに集中することが大切なのでしょう。とはいっても、やっぱり遊びたいときもあるんです。殆ど発想がガキですね。恥ずかしい。
非常に不愉快なこともありましたが、まあ大人の対応をしましょう。笑顔で。
韓国残念。でもこれまで楽しませてくれてありがとう。
6月26日
何か今週は長く感じますねえ。
相変わらず、咳は止まりません。風邪じゃないのかなあ? ま、つまらんところで体力をすり減らさぬように気を付けたいと思います。
近頃、懐かしい顔を見ることが多くなっているのですが、やっぱり皆さん変わってませんねえ。見た目が変わる人はいくらでもいるのですが、人間の本質的なところはそんなに変わらないんですね。成長していないだけじゃん、といってしまえばそういうことなのかも知れません・・・でも安心しますし、嬉しいです。この辺が私の限界なのかなあ??? 人間としての。
6月27日
今日は調子に乗ってやりすぎました。猛反省。
しかし、やることがないですねえ。忙しいのは大変なのですが、そういう方が性に合っているのかも知れません。参りました(^_^;)。
6月28日
のんびりムードの中でも、何となく寂しさを感じています。いわゆるバスに乗り遅れた感なのでしょうか。
どうもこういう日常が続くのは苦手です。
6月29日
韓国が負けてしまいました。なんとなく、変なこともあったせいか、これまでの力強さがあんまり・・・。でもこれまで本当に楽しませてくれてありがとうございました。
6月30日
早くも今年も前半が終了。時が経つのが年々早く感じるようになっています。
積読しておいたフランソワ・ジュリアン著『道徳を基礎づける』(講談社現代新書、2002年)及び藤原帰一編著『テロ後』(岩波新書、2002年)終了。
ワールドカップも今日で終わりました。ブラジルおめでとうございます。明日から日本全国、現実に引き戻されることとなるのでしょうか。少なくとも個人的には夢うつつからさめざるを得なさそうです(^_^;)。