2002年7月


7月1日
 ちょっと背景画はぱっと見、悪趣味かも知れません。何だかよくわかんなくなっているのですが・・・。
 ヴォー・グエン・ザップ著『人民の戦争・人民の軍隊』(中公文庫、2002年)終了。ディエン・ビエン・フーを戦い抜いた将軍の一言一言は確かに重いのですが、異質のものが同居している居心地の悪さというようなものも感じました。更に、この本が書かれてから、なお流された血のことを思い出すと、考えさせられるものがあります。
 今日は民族大移動があったこともあり、全体的に浮き足立っていました。私個人的には最近常日頃ふわふわしているんですけどね。

7月2日
 今日も乗り遅れました。と言うより今日は何もなかったようです。何とも納得がいかなかったことも多かったのですが・・・。
 読書をする気力・体力ともに今日はありませんでした。

7月3日
 トリック・ごくせんと何故か最近仲間漬けになっています。シリアスな中にもコメディタッチをわざとらしく表現して、それでいてしつこくない数少ない女優さんですね(支離滅裂・・・)。肩の力が抜けていい感じです。

7月4日
 米国独立記念日。とはいえ、日本時間の間は安心です。
 クーラーをかけ映画を見ている内に寝てしまいました。当然の帰結として風邪を引いたようです。

7月5日
 朝行ったら、後は夜の花火だけが心配、とのこと。まだまだ私の頭の中では日本が世界標準時になっています。
 留年決定(T_T)。だけならまだ良いんですが、色んなことを言われてしまいました(ぐすん)。しっかりと反省する良い機会だと思いたいのですが、完全に力が抜けてしまいました。納得のいかぬことも多かったです。

7月6日
 なかなかお目当てのものが見つからない一日。足が棒です。
 帰宅してみると、シークレットライブの抽選にあたっていました。嬉しいことは嬉しいのですが、平日の夜って・・・。仕事は早々に切り上げることにしましょう。

7月7日
 やけに暑い一日だったようですが、クーラーをかけっぱなしにしていたので、全く感じませんでした。
 村上陽一郎著『西欧近代科学(新版)』(新曜社、2002年)終了。まだまだ知らないことはいっぱいあります。

7月8日
 開き直って再スタート。長い一年になりそうです。
 大久保賢一著『映画 二極化する世界映画』(朝日出版社、2002年)終了。

7月9日
 昼間から飲んでしまって午後は使い物になりませんでした。もっとも、普段でも使い物になっていないかも。
 ちょっと踏ん張りがきかない自分に気づいてはいるのですが、全く手も足も出ません。

7月10日
 今日もささやかに飲みました。嵐が来る前に帰ろうと思ったのですが、何かよくわからん内に日が替わってしまっていました。無駄だ・・・。

7月11日
 地に落ちたモラールを回復させるのは至難の業です。
 そんな中、目の前にぶら下げられたにんじんに飛びつくがごとく、簡単に甘い話に騙されてしまいました。社会人失格です。
 小川英治著『国際金融入門』(日経文庫、2002年)終了。小著のわりに色々と盛りだくさんでした。

7月12日
 力がなかなか入りません。脱力感に苛まれています。軌道修正がまだ完了していないので・・・。
 
7月13日
 よく寝ました。寝過ぎてだるいです。

7月14日
 めっちゃ暑い一日。マグリット展@Bunkamuraザ・ミュージアムへ。結構見応えがありました。やや、人が多すぎたので疲れました。
 夜はテレビで『スターリングラード』を鑑賞。ロシア人なのに英語だけで会話しているのが気にくわないです。何か面白い映画はないかしらん?

7月15日
 相変わらず力弱いです。ぐすん。
 どうもおしごとをほったらかして帰ってしまった感じで若干の心残りはありますが、気にしてはいられません。最近価値観がちょっとずつ変わってきているかも知れません。
 お酒が入ったせいもあり、も〜ど〜にでもして〜とふにゃ〜と言いたくなってきます。のど痛。

7月16日
 二日連続の飲み会。遅れていったため、何しろ食事をかき込んだ感じ。あんまりお酒は入りませんでした。
 楽しいことはないかなあ。ふう。

7月17日
 早く涼しくなってくれー。
 無難に過ごしていたのですが、許されなくなってきそうな感じ。まあ一段落したのかな? 明日に向かって歩み始めましょう。

7月18日
 大澤真幸著『文明の内なる衝突』(NHKブックス、2002年)読了。現状の考え方は非常に面白かったのですが、若干の蛇足が余計でした。

7月19日
 はあ。疲れました。
 脱力感に見舞われています。

7月20日
 村上陽一郎著『近代科学と聖俗革命<新版>』(新曜社、2002年)読了。専門外の本は楽しく読むことが出来ます。
 わかっていたことではあるのですが、世の中狭いです。

7月21日
 梅雨明けした後は暑さが続く、としつこく天気予報で警告していましたが、本当に嫌になってくる暑さです。無理に外出してしまったことを後悔しています。
 三井秀樹著『メディアと芸術』(集英社新書、2002年)終了。著者の危機感は伝わりましたが・・・。

7月22日
 運勢最高のはずなのに何ともひどい一日。一日中汗だくになっていました。
 結構やらなきゃいけないことはあったのですが、ほったらかして退場(?)。その後、SHIBUYA−AXに直行。島谷ひとみシークレットライブに当選したので、楽しんできました。シャンティから始まって本編はアルバムシャンティ収録曲を中心に、亜麻色・・・で締めて、アンコールでパピヨン。最後の最後ににGlorious Dayでおしまい。全部で10−11曲くらいだったかな? パピヨンまではほぼ曲順の予想通りだったのですが、最後の+1は予想し切れませんでした。もっとも、熱烈なファンというわけでもなく、当たってから予習を始めたくらいですから、かなりの確率で正解したと言っていいでしょう。同意してくれる人は少ないかも知れませんが、今日はHold My Soulを生で聞けたことが一番嬉しかったです。
 ライブは1時間半くらいと短めでしたが、やっぱり生は良いです。生の(一応メジャーな人の)ライブを見るのは大学時代に久松史奈@一橋大を見て以来ですから、10年ぶりくらいです。久松選手は今何してるのかなあ? 話がそれました。島谷さんは華奢な女の子でした。よく声がでますねえ。2階席に関係者が鎮座していたためか、めちゃめちゃ緊張していたみたいですけど、本当に最後の一曲でちょんぼしてしまったのは悔しそうでしたが、とっても気持ち良さそうに歌っていました。個人的にはまだ完全にはわからないのですが、スポットライトを浴びるというのはきっと快感を覚えることなんでしょうね。
 心地よい疲れとともに帰宅。今日はゆっくり寝ます。

7月23日
 昨日遊びほうけてしまったので、しわ寄せが来ました。久しぶりに長いこと仕事っぽいことをしてました。疲弊しました。

7月24日
 最近、「不感症」になってきています。図太くなったというか、真剣に生きていないのかな。
 樋口健夫著『ベトナムの微笑み』(平凡社新書、1999年)終了。ベトナムという国は、本当に好き嫌いがはっきり分かれます。

7月25日
 へべれけに酔っぱらってしまいました。お休みなさい。

7月26日
 二日連続へべれけです。頭痛っ。

7月27日
 休肝日。嫌な感じの汗が止まりません。
 柴咲コウ選手のデビューシングルを購入してしまったのですが、「柴咲コウで夢の印税生活」みたいな貼り紙が付いていました。えげつなっ、とちょっとひるみました。

7月28日
 日本橋三越で開催中の薬師寺展へ。招待券をもらったので行ったのですが、人が多すぎでよく見えませんでした。暑くて到着した頃にはばてていたので、集中して鑑賞することも出来ず・・・。しかし、副住職をはじめ坊さんが一杯来ていたようですが、修行はどうなっているのでしょうか・・・。まあ、門外漢がとやかく言う話ではありませんけど。
 ふと、我が愛すべき先輩が、座禅中ある坊主に跳び蹴りをかましたというエピソードを思い出してしまいました。
 宮田章著『霞ヶ関歴史散歩』(中公新書、2002年)終了。あの界隈が「美しい風景」と評価されることがある、というのは新鮮な驚きです。お堀の中の緑緑したところは都心にあってええのお、と思うことはありますが、振り返って美しいとこれまで余り感じたことは・・・。これから街を見る目もちょっと変わりそうです。

7月29日
 朝の通勤電車がすき始めました。世の中は夏休みなんですね。個人的には全く夏休み気分とはほど遠いです。どうも、雰囲気が悪いんですよね。特に忙しいわけではないはずなのに、重たい空気が漂っていて・・・。留年すると得てして楽になるものですが、気分は重くなる一方です。
 竹尾隆著『現代行政学』(晃洋書房、2002年)終了。アメリカ行政学をコンパクトに紹介はしているのですが、ある程度のバックグラウンドがないと理解不能です。「relationship-motivated leadersは、彼らが自己の作業集団に対する影響力を行使するためfavorableである状況の下でInitiating Structureのごときtask-oriented behaviorsを顕示する。彼らは、また、ある程度のfavorableな状況、あるいは、unfavorableな状況のいずれかの条件の下では、Considerationのごときrelationship-oriented behaviorsを表示する。」(162頁)などとどこかの本を中途半端に訳したような文章もあって、理解してもらおうと思って書いているとはとうてい思えません。参考文献もまとまって載っていないし、読みにくい本です。パーツパーツは、最新の議論までフォローしてくれているので、面白いところがあるのに、勿体ないです。

7月30日
 クーラーつけっぱなしで寝てしまったために完璧な夏風邪を引いてしまいました。そんな中のみに行ってしまったために病状悪化。もう最悪の気分です。

7月31日
 声が出ない一日。休めば良かった・・・。






diary topへ