2003年6月


6月1日
 やばい。何もしていない間に今年も中盤戦。年々時間が経つのが早くなっています。まだ年が明けてから2ヶ月くらいしか経っていないと思っていたのにぃ。そして、ここ数週間、公私にわたりその日暮らしを続けてきてしまい、何も残っていません。負の遺産ならいくつか作り上げたのですが、前進はほとんどなし。マイナスとはいえ、全くのゼロではないか良しとしましょうか。今後、ゼロまで持っていくことがあるのですから。
 東京藝術大学大学美術館で開催中の『ヴィクトリアン・ヌード』展に。ちょっと寝坊して出遅れたので混んでいるかな、心していったのですが、肩すかし。ガラガラでした。どこかでやっているなんとか三大名画展より、しっかりとしたコンセプトがあるので面白いと思うんですけどねえ。

今週の3冊
ジャネット・フラナー著『パリ点描』(講談社学術文庫、2003年)、堀越孝一編著『新書ヨーロッパ史 中世篇』(講談社現代新書、2003年)、養老孟司著『バカの壁』(新潮新書、2003年)

6月8日
 特段することもなかったので上野のお山へ。これまで通り過ぎるだけだった清水の舞台(ミニ)&東照宮へ。恥ずかしながらどちらも初めて行きましたが、東照宮は「国宝」があるのにガラガラ。金色殿といわれる拝殿には、自分の他にわずか二人のみが拝観中。しかも二人とも外国人旅行者でした。あんまり人のことは言えませんが、こんなに身近に貴重なものがあるとは全く知らないと言うのは残念です。狩野探幽作の壁画が無造作に人目にさらされているんですから、すごいところです。200円ばかりで昇殿できるので、是非に、と思います。
 今年も寿貧乏シーズンになってきました。懐も心も寒くなります。

今週の3冊
 冨谷至著『韓非子』(中公新書、2003年)、貝塚茂樹著『韓非』(講談社現代新書、2003年)、友田博通編著『ベトナム町並み観光ガイド』(岩波アクティブ新書、2003年)

6月15日
 渋谷パルコミュージアムで開催中のアンディ・ウォーホル展へ。ギャラリー的な雰囲気のところで、良いかも知れません。渋谷は喧騒を少しはずれるだけで良いものが転がっているんですけどね。

今週の1冊
 長谷章久著『江戸・東京歴史物語』(講談社学術文庫、2003年)

6月22日
 今週末は、高尾→府中市美術館(ドニ展)→新宿。暑かったです。展覧会は人出もそれほど多くなくて良かったのですが、やや作品保護のため暗くしすぎ。とはいえ、結構見応えはありました。

今週の4冊
 内山俊彦著『荀子』(講談社学術文庫、1999年)、楠見千鶴子著『酒の神 ディオニュソス』(講談社学術文庫、2003年)、ディック・パウンテンほか著『クール・ルールズ』(研究社、2003年)、ヴィクトール・フランクル著『夜と霧(新版)』(みすず書房、2002年)

6月29日
 土曜日少々お酒がすぎたため(19時から28時まで)、ほとんど使い物にならず、一日寝てました。泡盛6合までははっきりと記憶しているのですが、その後はなくなる旅に注文していたので結局何倍飲んだことやら。別にお酒を飲まないとやっていられないことがあったわけでもなく、一緒に飲んだ人々が悪かったわけではないのですが、ちょっと勢いを付けすぎました。

今週の一冊
 鹿島茂著『悪女入門』(講談社現代新書、2003年)

6月30日
 さて、今年も半年終わってしまいました。年をとったからなのでしょうが、どんどん時間が経っていきます。後悔ばかりしていても仕方がないので、できるだけ前向きに物事を考えようと心がけてはいるのですが・・・。それにどんなに嫌なことでも大人の対応をしようと誓いは立てているんですけど、まだまだ頭に血が上ってしまうことが多いです。反省。最近はささやかな楽しみや喜びも増えていますので、まあまあ順調だと思って周りに迷惑をかけないように暮らしていきたいです。





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