− パックスジャパニカーナ −

レバノン正規軍によるパレスチナゲリラ攻撃
レバノン − 対テロ戦争 −

2007.06.07 レバノンのベイルートキリスト教地区で爆発があり、レバノン人1人が死亡しました。この爆発はレバノン正規軍がファタハ・イスラームに対する攻撃開始から5回目となります。ファタハ・イスラームはいずれの爆発にも関与を否定していますが、彼らに呼応した過激派か、騒動にかこつけて何者かが行った可能性はあります。

2007.06.03 レバノン南部のアイン・アル・ヒルウェ難民キャンプ付近に設置された、レバノン正規軍の検問所に攻撃がありました。この攻撃を行ったのはアイン・アル・ヒルウェ難民キャンプを拠点とする、『ジュンド・アル・シャーム』というパレスチナゲリラでした。

2007.06.01 ナハ・アル・バード難民キャンプを包囲していたレバノン正規軍ですが、ファタハ・イスラームに対し降伏勧告を行っていました。しかし、ファタハ・イスラームは『最後の一兵になっても戦い抜く!』と徹底抗戦の構えを崩さないため、ついに、難民キャンプへの突入が開始されました。

この一週間はそれでも静かでしたが、一般難民は全員が脱出した訳では無いという事です。レバノン正規軍は一般人に犠牲がでないよう、ゲリラの拠点のみを正確に攻撃すると発表しました。

2007.05.25 今日はレバノンを占領していたイスラエル国防軍が撤退した7回目の記念日です。テレビに出演したヒズボラのハッサン・ナスラッラー師は、『レバノン正規軍の難民キャンプ突入はまかりならぬ。』とパレスチナ支援団体らしく政府を非難しましたが、ファタハ・イスラームに対しては同情していません。

なぜならば、ヒズボラはファタハ・イスラームやアル・カイダと関係無い上、シーア派であるため、まったくの無関係だからです(ファタハ・イスラームはスンニー派)。

アメリカは対テロ戦争支援のため、レバノン正規軍に軍事物資の供与を始めました。、

2007.05.24 停戦していたレバノン正規軍とファタハ・イスラームですが、本日、戦闘を再開しました。ファタハ・イスラームはキャンプを包囲しているレバノン正規軍に対して果敢に攻撃を行っています。

2007.05.23 レバノン正規軍が正式に攻撃を停止したため、昨日の夜からの難民の脱出がさらに勢いを増しました。これにより道路は大渋滞です。

2007.05.22 レバノンの首都、ベイルートで爆弾テロがありましたが、ファタハ・イスラームは関与を否定しました。

レバノン正規軍は今日も砲撃を続けています。難民キャンプへ人道支援の目的で入った国連の車両が攻撃に巻き込まれ、2人が死亡しました。

難民キャンプには、当然ながら一般の難民もいる訳ですが、レバノン正規軍の攻撃が停止したのを見計らって、キャンプからの脱出が始まりました。

2007.05.21 レバノン正規軍は昨日に引き続き、難民キャンプへ向けて砲撃を行いました。

2007.05.20 レバノン正規軍が北部の町トリポリの近郊にある、ナハ・アル・バード・パレスチナ難民キャンプに砲撃を行いました。これは一般難民に対しての攻撃ではなく、この難民キャンプを拠点にしているファタハ・イスラームというゲリラに対する攻撃でした。

■ファタハ・イスラーム
2006.11.26、正式に設立される。シャカー・アブシ師がリーダー。パレスチナ自治区のアル・ファタ(ファタハ)とは無関係。

 

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