−パックスジャパニカーナ用語解説−

■ エルサレム(アル・クドゥス)

エルサレムシティーはイスラエルにある、ユダヤ教、イスラーム、キリスト教の聖地が混在している都市です。イスラームではここをアル・クドゥス(アル・クッズ)と言います。

イスラエルはここを首都と宣言していますが、国連はこれを認めていません。なぜなら、イスラエルは聖地のある東エルサレムを戦争によって占領したからです。

ユダヤ人はイスラエルが戦争によって東エルサレムを占領するまで、聖地に行く事ができませんでした。聖地をヨルダンから奪還した時は、兵士も喜びに感涙したと言うことです。そのため、もう二度と手放す気は無いでしょう。

ユダヤ教の聖地とは、丘に立てられていたソロモン神殿の壁です。この神殿は丘全体にあったのですが、ローマ軍によって破壊されました。その壁の一部が残っていて、ユダヤ人はこれを”嘆きの壁”と称して聖地としているのです。

この神殿のあった丘には、現在イスラームの聖地”岩のドーム”が黄金の屋根を光らせて建っています。ここはムハンマドがアッラーに謁見するために天に昇った場所とされ、イスラームの聖地になりました。

一方、キリスト教の聖地でもあります。ここには、イエス・キリストが処刑されたゴルゴダの丘があり、その場所には聖墳墓教会が建っています。

 

最終更新日 2005.12.19

 

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