Kenny`s ウェ・マガジン From Toronto,Ontario
2005年1月  
By ケニー吉岡(ブルースハープ・プレイヤー)


明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。、、とガキの頃からまったく進歩のない挨拶で書き出してしまいましたが、皆様お元気ですか。トロントは雪が降りホワイト・クリスマスを迎えたものの大晦日は10度近くまで気温が上がり道路はグシャグシャ。大雪の方が冬らしくて好きだけど!とにかく2005年に雪崩れ込みました。

kenny`s news

先月は手抜きだったので改定しました。2004年ボクの活動に関する10大ニュースをまとめといたよ。こちら

12月にThe Horseshoeというトロントの歴史のあるクラブに出演。15日はジェイ・クラーク&ザ・ジョーンズと、26日はメイヴィス(前にゲイリーU.S.ボンズ、リッチ・ロビンソンのオープニングをやったバンドが改名)、26日には対バンの女性シンガー、ヘザー・モーガンのセットにも数曲飛び入りする。

12月25日クリスマスの夜、James Joyceのクリスマス・パーティにマイク・オグラディ・バンドとプレイする。この日は大抵の店はしまっているのだけどここだけは毎年賑わうもんで大騒ぎでした。

この大晦日は再びJames Joyceにて年越しパーティ、満員の客で盛り上がる。ギタリストのデレクは隣町ハミルトンでカナダの人気バンド、トラジカリー・ヒップの前座をやりその後こちらに直行。皆さん年末はおいそが氏だのー。

そのマイク・オグラディ・バンドと3月にザ・ポーグスのトロント公演のオープニングをやる予定。ザ・ポーグスは90年代にヒット曲をもつインターナショナルなケルティック・ロック・バンドだ。

一月よりトロントの日本語情報誌Bitsで音楽関係のコラムを連載することになりました。ネットでも見えるのでチェック・アウトしてくれ。

<http://www.bitslounge.com>



クリスマスの次の日26日はボクシング・デイと言われ町中のあちこちの店で大安売りしているので俺もCD屋にくり出し、ライトニン・ホプキンス、キャリー・ベル、それからハウリン・ウルフが死ぬ直前に録音した"Back Door Wolf"っていうアルバムを買う。キャリーの息子のルーリー・ベル、ウルフのギタリストのヒューバート・サムリンにしびれる。ライトニンはエレクトリックの56年のレコーディング。これまたしびれる。最近仕事でブルースではない音楽をやる場合がほとんどなのだが、家ではディープなブルースばかり聴いているのだ。ブツブツ。

ところでこの前起きたスマトラ地震+津波のニュースがテレビで報道されるのを見ている。天災とは言え被災者の人々にたいして本当にお気の毒に思う。俺も海で育った子供だったから、水の恐ろしさは多少はわかるのだが、今回の洪水は前例のない出来事でまったく防ぎようがなかった。こういうのは見た後仕事とは言えバーに出かけてパーティに加わるのはけっこうつらい。それでもビール飲み出して演奏開始するとすっかり忘れてハイになってしまうから、後々これまたつらい。せめてと思い募金をすることにした。皆さんもまだでしたらどうスカ?亡くなった人は帰ってこないけど残された人の住む地域がもとの状態に少しでも近くもどるように願います。


ホーム

バック・ナンバー

*御意見、感想、それからハーモニカやブルース、トロント、カナダのミュージック・シーンにに関する質問などあればken0122yoshioka@yahoo.co.jpまで気軽にメールして下さい。