Kenny`s ウェ・マガジン From Toronto,Ontario
2005年6月  
By ケニー吉岡(ブルースハープ・プレイヤー)


今月の日記のなかのベスト1(?)ってことで一日分だけ、めぼしいヤツをのせとこう。

5月28日(土)
午後、木曜日に出た店にカポを忘れたので取りに行く。ビール一杯飲んでいこうかと思ったけど昨日のギグが結婚パーテイで飲み過ぎたのでやめた。その後ナナディアン・ナショナル・エキシビション内のクイーン・エリザベス・シアターにてマイク・オグラディ・バンドのフィドル・プレイヤー、ジェイムス・マッカイと1セットのショーを行う。これはカナダのイースト・コースト(主にNove Scosiaの方)系統のイヴェントでJ.P.コミエールという人の前座であった。それが終わってすぐジェイ・クラーク&ザ・ジョーンズとトロントのダウンタウンにあるTranzac Clubでギグがあったので急いで移動。1セットをこなす。自転車での帰り道ライトをつけていないということでネズミ捕りのおまわりにつかまる。ID見せろといわれそれもなかったのでしぼられる。チケット切るぞとまで。何も自転車のってるヤツにそこまで問い詰めなくてもいいのにと腹がたったが謝って次回から気を付けますと言って罰金は勘弁してもらった。日記というより月記だな。こりゃ。

最近メジャー・リーグに凝っている。トロントに住んでいるものだからブルージェイズに詳しくなってきた。今年はけっこう頑張ってるよ。エースのハラデイはリーグ1の勝ち星をあげているし。打線も小粒ながらしぶとく食い下がっている。スター選手はいないけどそれぞれの選手が持ち味を出してチームプレーで勝つ感じがよい。しかしよく観ていると派手さはなくても個性的な選手がいる。まず投手陣は2年前にサイ・ヤング賞をとった本格派右腕ハラデイを筆頭に、新人なのに貫禄ある「おいどん」って感じのチャシーン、タワーズは背番号7のピッチャーで思わずレフトがしょうがないから投げているような、、でも割と活躍している。日本で言えば工藤みたいなスムーズなフォ−ムで投げる左腕リリー。クローザーのバティスタも好調。レギュラー捕手に定着したゾーン、無愛想な顔だがこの人がけっこう打つ。ファーストのヒンスキーは以前新人王を取りながらもその後あまりパっとしなくて貧助などとあだながつけられていたが今年は主力打者に成長。ずんぐりむっくりしているのに2盗3盗を一気に決めたところをみたことがある。時にやってくれるぜ。セカンドのハドソン、守備が感動的にうまく好プレーを連発する。ルックスがブルースマン的で俺はファンだ。サードと指名打者をかねるヒレンブランド(リーグ打撃成績上位につけている)、欠場中のカナダ人コスキー、代りにここのところ活躍している新人ヒルの3人。外野はレフトにジョンソンとカタラノットの2人、ともにいい仕事をしているので片方があぶれるのがもったいない。センターは日本とメジャーの交流戦で活躍したヴァーノン・ウェルズ、今年はまだ本調子にもどっていないが時々いいところでホームランを放っている。ライトのリオスは今年になって打撃開眼した。とまあ主力選手をあげておいたのでジェイズ観戦のたしにしてくれ。メジャーリーグはイチローと松井だけじゃないよ。ちなみに個性的なチームといったらやはりボストンだ。ジョニー・デイモン、マニー・ラミレス、デヴィッド・オルティス。強烈なキャラクターしているね。それにナックルボールのウェイクフィールドも観ていて面白い。ペドロ・マルティネスはどうみてもボストンタイプだっただけにメッツに移籍したのが残念だ。

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