Kenny`s ウェブ・マガジン From トロント、カナダ
2006年10月号 ケン吉岡(ブルースハープ・プレイヤー)
9月はまあほどほどに忙しく、よい月でした。
*春にToronto Film Collgeのスタッフにより製作して頂きましたボクのドキュメンタリー映画"Harmonica Man From Japan"が11月はじめにトロント行われるJapanese Short Film Festivalで上映が決定とのこと。詳細はネットで調べてね。*9/16(土)Ken Yoshioka Blues Harp BandのCDリリースに継ぐギグをやる。今回はベースのジョンとドラムのジョージと僕(リンゴとポールも呼ぶべきでした)。ボクはハープとボーカルとギター。ハープとギターはどちらかに集中するために同時にやらないことにしたのでジミー・リード・スタイルではない。一応ちゃんとブルース・ギターを弾きたいからね。ハープをラックにつけて吹くとどうしても単調なことしかできなくなってしまうし。ラテン・ジャズ風ブルースのギター・インストまでやってみた。最近けっこうギターにはまってます。次回のケン・ヨシオカ・ブルース・ショーは10/14(土)Gate 403 4:00pm、10/29(日)さかわや7:00pmと続くのでよろしく。調子に乗って新曲のギター・インストもやるよ。ハープがおろそかになっているとか言われたりして。
*その他、マイク・オグラディ、ジュリアン・ファウス、ジェイ・クラーク&ザ・ジョーンズ、ディック・エリス・リヴァイヴァル、アンクル・ハーブなどとギグがめじろ押し、LIVEスケジュールのページを見てね。アップしてなかったらゴメン、メールしてきいてちょーだい。
岐阜県の中島さんからメールで質問があったのでお答えします。Q1 CDの使用機材は何ぞな。
A 機材という程のものはほとんどなく、アンプはFenderのブルース・ジュニア(リバーブは壊れているので使用不可)、マイクはアンプ用にシュアのグリーン・ブレット、アコースティック・ハープ用にシュアSM57(普段ギグではこれを使っている)。ハーモニカはほとんどリー・オスカーで一部だけマリン・バンド。クロマティックは10穴のクロモニカ260のCとGを使った。ギターはエピフォンのレス・ポール・モデル(イメージとしてはあまりブルースっぽくないと思われがちだが)ピックアップをやや低くしてあまりパワフルじゃないようにしてクリーンで使うと結構よい。重いところが難点。アコースティック・ギターはモーリスのトルネードっていうオヴェイションのコピーを使った。特にブルースに合っているとは思わないがこれしか手持ちがなかったので。ケンミのギターはヴァンザントのテレキャス・モデル。ちなみにレコーディング・マシーンはタスカムのポルタスタジオ488とかいうやつ。ロー・テク万歳!
Q2 バンプ(リズム)を速くやると咽からウッと音が出るけどどうしたもんかね?A 咽のどこかが力んでいるため無理に呼吸して余計な音が出るのではないでしょうか。力を抜いて楽に空気を出し入れするとよいと思います。力を抜いた状態で固定して、あと鼻から息がもれないように。
Q3 舌でブロックする時としない時の違い、使い分けは?
A ここ数年実は舌であまりブロックしなくなりました。何故かと言うと常時ブロックしているとだんだんと舌が力んで来てトーンがくずれてしまったりするからです。ボク個人の問題だから人によって違うと思うけど。ただ舌の力を完全に抜くと今度はあごや唇に余計な力がかかってしまうのでバランズを取るようにしています。舌でブロックしているイメージをもちながら実際には唇をハーモニカにつけないようにして。もちろんコード奏法で舌が必要な時は使っていますけど。
Q4 影響を受けたハーピストは誰?A アラニス・モリセットかな(?)。詳しくはマイ・フェイヴァリットのページを見て下さい。
参考になりましたか。
では。けん
ホーム バック・ナンバー
*御意見、感想、それからハーモニカやブルース、トロント、カナダのミュージック・シーンにに関する質問などあればken0122yoshioka@yahoo.co.jpまで気軽にメールして下さい。