11/27 Queen's Town - Te Anau

2回目のスケジュール変更でQueen’sTownを一日早く切り上げてテ・アナウへ。3時間の所が2時間あまりで到着。ここがNZのいい所。お陰で予定がどんどんこなせてぐんぐん走れる。それで相次ぐ変更。
今晩の宿はシンヤ達に任せて私達夫婦はコーチのツアーでミルフォードサウンドへ。途中一回のお茶休憩と、ハイキング付き。みどり濃く苔むす森の中を歩く快適な散歩道。いつの日かミルフォードトラックを歩きたい。カズンと言うポイントで水の芸術を見る。大量の水がほとばしり、岩肌を削り、うがち面白い造形を見せている。春は雪解けシーズンなので、どこも水の量がすごく滝も見事。
舟に乗り換え湖へ。舟は静かな水面をゆっくりと進みタスマン海の出口近くまで行く。ペンギン、アザラシ、イルカが大サービス。滝の裏側に入ってウィスキーの水割りを滝の水で作ってくれたり気持のいい航海。
ミネソタから来ているアメリカ人夫婦と話が弾む。娘さん達夫婦がミルフォードとラックを歩いているのでその間あちこち観光して今日合流するとか。とってもおしゃれさん。

久し振りにゆったりした気分を味わってテアナウに戻る。シンヤたちの取ってくれたモーテルへ向う。ちょっと古いけど庭に面してゆったりした造り。
シンヤとノブが見つけたという鱒の水族館に行く。なんか草ボーボーの空き地みたいなとこに回転バーの入り口。1ドル入れてカッタンと通ると階段を2、3段降りる。そこには長い3メートルくらいの水槽があって虹鱒が数匹泳いでいる。その先の階段を2、3段上がったら出口でそれでおしまい!まあ2人一緒に1ドルで入ったからまあ良いか?!と納得。ここでもまた例のドイツ人夫婦と出会う。明日からトレッキングに行くそうだ。

夜は土蛍の見学ツアーに参加。湖を舟で30分くらい行った先にある洞窟。陸地づたいでは辿り着くのに大変な所。どういう風にしてみつけたんだろう? レクチャーを受けてから洞窟の中に。暫く行った所で舟に乗り換える。動力はなく、真っ暗な穴の中を頭上や壁に張ったワイヤーを両手でがしがしと辿りながら奥に進む。途中で降りてお兄さんの懐中電灯を便りに手探りで奥へ進み、又違う舟に乗り換える。暗黒が大きく開けたそこに輝く無数の光。神秘としか言いようの無い美しさだ。同行の新婚さん曰く”これ本物?”
途中の中継点で案内するのが仕事のお兄さん。あんな暗がりにずっといるのは大変だ。それに彼帰りに見ると懐中電灯水の中に落として真っ青(多分)どうするんだろー

帰りの舟の中で一人歩きの日本人の女の子と話が弾み、モーテルに呼んで夕食をごちそう。献立はステーキとアボガド、マッシュルームのサラダ、若芽味噌汁に、オーストラリアコシヒカリの炊き立てご飯。おいしい〜っ!和食は久し振りという彼女のり巻きおにぎりに感激しながらNZでのワーホリ生活を話してくれる。オークランドにずっといて帰国の前に旅してるとか。NZでもオークランドのような都会は人情が薄く悲しい事も一杯あった。でも南に来ると人が暖かくNZがちょっと好きになって帰れそうと少し嬉しそうだった。イヤー良かった。

旅してるだけでは見えない生活ってあるんだなーと当然の事に今更気づく浮世離れしてしまった私達。明日も走るぞー

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