�P田亭

「フランコ=ジャポネーズクッキング」のディナーをいただく。

苦楽園にある�P田亭Chez SETAへは学生時代から行きたいと思いつづけて果たさずに居たのですが、今回ようやく機会を見つけてディナーをいただくことが出来ました。

僕は魚介類専門の所謂フレンチレストランだとばかり思っていたのですが、「フランコ=ジャポネーズクッキング」とあり、和食の素材を使って「フランス料理のテクニックで、美味で、健康的、シンプルに創作」しているとのこと。この3つの形容詞に間違いはないと思いました。

前菜…牡蠣の白ワイン蒸しです。

まぁぁ何と美味しい牡蠣だったこと。生牡蠣の風味がしっかりと閉じ込められたまま、さっと火が通されています。

スズキのマリネです。美味しそうでしょう?

…実際に、おいしいのです。手前に有る濃い色のものは実は昆布、さらに、ニンジンの細切りに見えるものは、実は柿なのです。前菜が牡蠣だったから今度は柿?、勿論、そんな洒落ではないでしょうが、その甘さがなんとも言えずマリネにフィット。

帆立貝柱の湯葉包み揚げ、です。

ソースがなんと、ポン酢醤油ベースなのです。添えられている菜の花のほろ苦味も、なんとも春らしくてよろしいではありませんか。

…ソースの味は結構しっかりとしています。関西風薄味というよりは全体的にしっかりとした味付けでした。長野・松本にも姉妹店があるとかで、そのあたりも関係あるのかな。

メインディッシュ、リードヴォーのポワレ、香草みそソース、です。

みそ・ソースというのが、スゴイでしょ。しかも添えられているのが蓮芋(?)、大根、生麩でっせ!。殆ど和食。しかしこのポワレの焼き具合は感動的でした。大根などの煮込み具合も又。

★

このあと、カラメルのアイスクリーム(甘さ抑え目)、林檎の焼いたやつなどのディッシュ、さらに自家製ケーキ類(好きなものを取り分けてもらえる。プリンの焼き具合最高)、コーヒーをいただきました。

冷たすぎず、温くもない水の冷やし具合まで行き届いたサービスを、テキパキと動く若い女性が提供してくれました。素材が和風ということもあってとても食べやすいこともあるのでしょう、もう開業17,8年だそうですが、変わらず地元の人たちに支持されているようでした。
こじんまりとしたお店で、気持ちのよいサービスを受けつつ食事を愉しむことできました。

レストラン　�P田亭

阪急苦楽園口より西へ徒歩5分

TEL 0798-73-0777

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