7月6日8時0分配信 産経新聞
　■エビータ再来？高支持率４５％
　【ロサンゼルス＝松尾理也】１０月２８日に実施されるアルゼンチン大統領選挙に、クリスティナ上院議員（５４）が 立候補することが明らかになった。
エビータの愛称で知られる故エバ・ペロンさんなど女性指導者の話題には事欠かない同国だ
　２００３年に就任したキルチネル大統領は、従来の新自由主義経済政策を転換し、公共事業や雇用の重視を打ち出して経済の 立て直しに成功。最近の世論調査でも５５％の支持率を維持していた。
　ペロン元大統領が創設した正義党に所属するキルチネル大統領は、ペロン主義の継承といえなくもない。
　クリスティナさんを、同じくファーストレディーを経て大統領を目指す米国のヒラリー・クリントン上院議員（民主党）と比較する 論評も目立つ。
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ペロン　Peronista
アルゼンチンは第二次世界大戦には参戦せず、大戦中は一貫して中立国であったが、ペロンが露骨な枢軸国（ナチスドイツ　イタリア極右ファシスト
日本)寄りの政策を取ったため、それを嫌ったアメリカが後押しした軍事クーデターにより失脚。
第二次世界大戦後　ユダヤ人ガス室虐殺の戦犯追求を逃れて多数のナチスドイツ　ヒットラー親衛隊員がヨーロッパからアルゼンチン
へ逃亡。フォークランド紛争ではアメリカ偵察衛星が支援する原子力潜水艦と垂直離着陸ハリアーを持つ英国と領有権を争い敗北した。

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