linux 上で自分の web site を更新できたらいいなぁ…と考えて、 Linux Users Mailing List の過去記事検索ページをうろうろしていたら、 sitecopy というツールを見つけました。
6月20日現在で、最新版は 0.6.0 です。今回から xsitecopy という、
GUI なクライアントもあり、win から移行する人にはとっつきやすいでしょう。
スクリーンショットはこちら。
# でも K6 166Mhz ではこの子は重すぎ…。ダイエットしろよ…。>xsitecopy
まず、sitecopy のページに行って、
最新バージョン名をチェックしました。1999 年 4 月 25 日現在で 0.5.1 です。
続いて、 FTP 探査で、
国内のミラーサイトをチェックしました。よく使う kddlabs のサーバに、
ftp://ftp.kddlabs.co.jp/.10/Linux/RedHat/contrib/libc6/SRPMS/sitecopy-0.5.1-0.src.rpm
を発見。私が使っている Vine Linux とは違う distribution のパッケージなので、SRPM をダウンロードしました。
6月20日現在で、私は sitecopy-0.6.0 を使っています。
が、Vine Linux 1.1 以降ならそのまま流用できると思います。 が、設定ファイルのサンプルファイルがインストールされないので、 に、修正したものを置いておきます。日本語訳を併記したサンプルも付けました。GNOME 関連ツールや gtk+-1.2 を入れていない場合には、
から入れるといいでしょう。ダウンロードには、ncftp (「にっくえふてぃぴぃ」と読むらしい)を使いました。
$ cd ~/rpm/SRPM $ ncftp ftp.kddlabs.co.jp > cd /.10/Linux/RedHat/contrib/libc6/SRPMS/ > ls -l sitecopy-0.5.1-0.src.rpm > get sitecopy-0.5.1-0.src.rpmという具合で使いましょう。進行状況が見えるので、安心して使えると思います。 Windows の ReGet の方がより目に見えて安心って気もしますけどね (^^;
まあ、実際には、私の場合は、ncftp では ftp.kddlabs.co.jp のサーバしか 使ってなかったので、
$ cd ~/rpm/SRPMS $ ncftp > open [enter]で、ftp.kddlabs.co.jp にアクセス出来たんですけどね。
もちろん、これだけを取りにに行くのなら、
$ ncftp ftp://ftp.kddlabs.co.jp/.10/Linux/RedHat/contrib/libc6/SRPMS/sitecopy-0.5.1-0.src.rpmでもいいですね。
ちなみに、Vine 1.0 beta 1 には入っていないのですが、wget も便利です。 近くのミラーサイトから Vine R1.0 用の rpm を取ってきて入れましょう。 私は、 ftp://ring.asahi-net.or.jp/pub/linux/Vine/Vine-1.0/i386/Vine/RPMS/wget-1.5.3_jp-2.i386.rpm を使いました。確か wget の最新版は 1.5.4 だったと思いますが、 メッセージが日本語化されているので、このパッケージの方がいいでしょう。
$ wget ftp://ftp.kddlabs.co.jp/.10/Linux/RedHat/contrib/libc6/SRPMS/sitecopy-0.5.1-0.src.rpm今回のケースなら、これで取得できます。http なファイルも取得できますし、 ファイルのディレクトリ階層をたどって、 ファイルのまとまりをごっそりダウンロードすること(再帰取得)も可能です。 ただし、多用しすぎないように気をつけましょう。
コマンドラインでインストールするのなら、適当なディレクトリで、
$ wget http://www.oocities.org/SiliconValley/Screen/2348/linux/sitecopy-0.6.0-2vl1.i386.rpm $ wget http://www.oocities.org/SiliconValley/Screen/2348/linux/xsitecopy-0.6.0-2vl1.i386.rpm $ su # rpm -ivh sitecopy-0.6.0-2vl1.i386.rpm # rpm -ivh xsitecopy-0.6.0-2vl1.i386.rpmとしましょう。GUI でやりたいのなら…glint でも gmc でも、お好きなものを。
$ rpm -ql sitecopyで、インストールされたファイルのリストを読んで、導入マニュアルを探してみる。
$ less /usr/doc/sitecopy-0.6.0/READMEで、How Do I Set it Up? という項目を読んでみると、~/.sitecopyrc というファイルと ~/.sitecopy というディレクトリを あらかじめ自分で作成する必要があるらしい。そこで、
$ mkdir ~/.sitecopyとし、~/.sitecopyrc は、mule で次のように作成。 自分では使っていませんが、CGI に対応した設定です。
site geocities server ftp.oocities.com protocol ftp username ******** # ホントはここに実際のアカウント名を書いています password ******** # ホントはここに実際のパスワードを書いています remote ~/ local /home/yasuhide/geocities checkmoved # ローカルでファイルを移動させたときには、サーバでも移動させる url http://www.oocities.org/SiliconValley/Program/1018 permissions all # mule のバックアップファイルが upload されないようにする exclude *~ exclude "#*#" |
アカウント名とパスワードは、セキュリティのため伏せています。
…だってこれがバレたら誰でもこのページを書き換えられることになるでしょ?
もし、パスワードに # とか " とかの特殊文字が入る場合には、 ちゃんと /usr/doc/sitecopy-0.6.0/README を読んでおかないと、 エラーに悩まされることになるので要注意。
あと、マシンを共有しているときには、
$ chmod 600 ~/.sitecopyrc $ chmod 700 ~/.sitecopyとしておきましょう。共有している人から、自分のパスワードなどの情報が 見えなくなります。
適切に ~/.sitecopyrc を作成したら、
$ sitecopy -acして、現在の状態を sitecopy に伝えましょう。 その後、試しに一つファイルを更新して
$ sitecopy -auすれば、うまく upload できるはずです。
sitecopy-0.5.1 を入れるときには、一般 user 権限での rebuild が出来ず、 悩みました。本来ならば、
$ rpm --rebuild sitecopy-0.5.1-0.src.rpmで rpm パッケージが出来るべきなんですけど…。
$ su # rpm --rebuild sitecopy-0.5.1-0.src.rpm # cd /usr/src/redhat/RPM/i386 # rpm -ivh sitecopy-0.5.1-0.i386.rpmでインストールしました。『将来 spec file も書けるようになったら、 この辺もまとめておきたい所だなぁ』と思っていたので、まとめました。
初めてインストールした直後に、
$ sitecopyといきなりやってみましたが、
sitecopy: Error: Could not open rcfile: /home/yasuhide/.sitecopyrcというツレナイお言葉が返ってきました。あほやなぁ>自分
~/.sitecopyrc を作成後、
$ sitecopy -a -c $ sitecopy -a -uとしてみましたが、無反応なので、
$ sitecopy -a -i $ sitecopy -a -uとしてみると、全ファイルのアップロードを始めてしまいました (^^; メールはdasen@typhoon.co.jpまで。